2013/11/30

ビンディングシューズ SERFAS PODIUM SPD-SL



前回言っていたように今日は新しく買ったビンディングシューズについてレビューしていきましょう。
これはビンディングペダルといっしょに使うもんでスキーのブーツと板のような関係でペダルと靴をバチッとクリップで固定するものです。




個人的にはこれまで革靴ばっか使ってきたのでこういったメッシュのスポーツシューズはあまり慣れてません。
というよりどうも安っぽいというかデザイン的に気に入らないというか…。

だからビンディングシューズを選ぶときはかなり迷いました。
そう毎日使うものでもないし最初だからできるだけ安くかつ見た目もいいやつがいいなって感じで。



しかし自転車もパーツもシューズもウェアも。
大抵デザインがいいものは高い、安いものはかっこ悪いんです・・・。
何ででしょね?




ビンディングシューズは安いものは6000円ちょいから。
高いものはそれこそウン万円ですがいきなり1万円も2万円もするのは手が出せないなぁといった感じ。

そこで見かけたのがこれ。
SERFAS PODIUM SPD-SL」です。
あさひのHPで特価で7000円ちょいでした。

一番安いビンディングシューズにちょっと出せば買える値段なんでそこは迷わず購入。





個人的に気に入ったのがこの靴の側面についたクリップ。
安いのはマジックテープのみなのですが、それがすごく安っぽく見えるんです。

まぁ、自転車的には万が一でも巻き込む可能性のある紐じゃなくマジックテープの方が合理的なのは分かるんですが・・・。

このワンポイントがあるだけで1ランク高い靴に見えますね。
てか実際定価は1万そこそこなんで1ランク高いものなんですけどね。



このレバーを押し上げれば溝の入ったプレートを引き、締めることができます。
これはだいぶ使いやすい機構で、靴を履いたあと自分の好きな締め付けまでこのレバーをガッコンガッコン引いて締めを調整する感じです。




引き過ぎたらこちら両側のプラ部分を押せば緩めることができます。
仕方ない。仕方ないことですが、こうメッシュに合皮、プラスチックが多様された靴はやはり好きになれません。

履いてみたら驚くほど軽くてびっくりしますがね。
てか今までの靴が革ブーツですごく重いってのもあるのですが私はそうどっしりしっかりした靴の方が好きです。




裏側にはクリートを付けるためのネジ穴が開いています。
そして裏面はカチカチの硬い素材でできているので歩くのはホント大変です。

まさに走るためだけの靴。
見てて思ったのですが、これ途中で自転車がパンクしてどうしようもないときとか歩けないからどうすんだって感じです。





ではさっそくクリートをつけていきましょう。
シマノのビンディングにはSPDというものとSPD-SLというものがあり、SPDはコンパクトなクリートでMTBや街乗り向け、SPD-SLはロード向けとなっています。

そりゃこんなデカイクリート付けた靴だと歩くのも困難ですからね。

濡れた床とかだと間違い無く転ぶなこりゃ。


というわけで6角レンチでパパっとつけちゃいます。
あとは実際に足に履き、ポジションを確認していきます。




こんな感じにペダルと靴が合体!します。
実際に走らせないと位置はよく分からないなぁ。


ちなみにペダルのこのネジを締めたりゆるめたりすることでバネの締め付けを変えれます。
+に回すときつく、-に回すと緩くなるわけですね。
最初はすぐに外れてくれたほうが安全なので一番ゆるめにしときます。



ペダル裏のここを見れば今どのくらい締め付けがきついか確認できます。
黒い部分が上にあるほど緩いです。
ネジを+の方に締めてやると



黒いのがこんな感じに下に動いていくわけですね。
これはわかりやすい。

靴のサイズはちょっとキツ目かな?
ちょっとぶ厚めの靴下を履くとキツイ感じ。
でも問題なく履けますからいい買い物でした。

ただ、メッシュなんで冬場は寒そう。

あとは実際走ってみてどんな感じか確かめたいです。




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2013/11/29

買ってしまった、TTバイク!! ~SCOTT Plasma30~

この日は朝からソワソワしていた。
一昨日に注文した品が届く予定なのだ。

一体何時頃届くだろうか。
配達記録を1時間おきくらいに見て現在の宅配状況を確認する。
このセンターを出たのがこの時間なら届くのはもっと後だなぁとか一人想像しながら一日千秋の思いで待っていた。

恐らく来るのは夕方。
今日イジるのは無理だろうか?

そんなことを思いながら部屋で待っているとピンポーンと元気よくインターホンが鳴った。
もしや?!

2階から玄関に降りるときに踊り場の窓から外を見る。
大きな配達用のトラックが見える。


そしてその配達員が届けてくれたのが・・・。





きた~!!
そう、とうとう買ってしまったのだ。

Newバイクを!!


早速梱包を取り払う。
この瞬間は実に至高。


この作業だけは他人には任せたくないものである。




そして上のダンボールを外すと出てきたのは立派なハンドル。
それも普通のバイクのものとは違う。
独特のシルエットだ。

梱包も実に丁寧。
自転車という大きな商品なのに手を抜くことなく各部分に緩衝材を巻きしっかりと固定された状態だ。



そして中から出てきたのが・・・・






SCOTT Plasma30 である。


うん、ネットで写真ばかり見てきたが実物を見てもうっとりとするフォルム。
まさに走る!って感じのデザインである。


まぁ、少しでも自転車に詳しい人が見ればこれがタダの自転車じゃないことが分かると思う。
ってかなぜこんなものを?と思う人もいるかもしれない。


そう、これはタダのバイクではない。
単独走行時にできるだけ高速で走れるように空力をコレでもかというくらい考え尽くしたエアロフレームに、上半身をできるだけ倒して腕を投げ出すようにして操作するエアロバー。

これこそトライアスロンやタイムトライアルに使用されるタイムトライアルバイク(TTバイク)なのである。


へータイムトライアルを始めるのか~って?
いやいやそんなもん始めませんよ。

じゃあ何故買った?


もちろんカッコいいから!!
ええ、ただそれだけ。
それだけで十分なのだ。



さてそれでは各部分をじっくり見てまきましょう。



こちらが街乗りや低速走行には全く適さないハンドルである。
空力を考えた平べったいパイプから突き出すように左右に2本のバーが出ており、真ん中にDHバーがついてる。
そしてDHバーを握るときなどに腕を置くためのパットが装着されているのだ。


なんか攻撃的なハンドルですなぁ。




ちなみにDHバーのDHとはダウンヒルのこと。
このバーを握って走行してる姿がスキーのダウンヒルに似ていることから付けられたそうな。
確かに自転車に乗ってこれを握るとスキーのストックを地面と水平にして体を曲げながら滑るダウンヒルポジションに似ているような似てないような。


ちなみにこの自転車の変速レバはこのDHバーの端に装着されている。
いわゆるバーエンドコントローラー(バーコン)と呼ばれてるもの。


初めて使うものなので上手く操作できるか心配ですが早く使ってみたいですねぇ。




ブルホーンハンドルの先端にはカマキリの鎌のような物が!
これがブレーキレバーである。
エアロハンドルブレーキとシフトレバーが離れているのでとっさの操作には弱い。





フレームとフロントフォークの付け根も見事にピッタリと収まっている。
完全に専用パーツだ。

壊れた場合純正品以外は使えないだろう。


そしてフレームのフロント部分も先に尖ったエアロフレーム独特の形状をしている。





そして個人的にエアロフレームで一番好きなのがここ。
この後輪にピタッと貼り付くように作られたシートチューブ。


ほんと美しい。





フレームと後輪の隙間は1cmもない。
少しでもズレると擦ってしまうだろう。


後輪を外して再度はめる際は気をつけなくてはいけないだろう。


また、ロードでもエアロフレーム状をしたものがあるが、個人的には後輪ブレーキ部までちゃんとタイヤをおおってないとエアロフレームと呼びたくない。
まぁ私の主観だけど。





チェーンステーもストレートじゃなくハの字に曲がっている。
そして平たい。
これも恐らく空力を考えてのことだろう。





ダウンチューブもロードバイクのフレームと比べるとかなり平たい。
そして後輪ほどではないがタイヤ状に湾曲している。




そして平べったいダウンチューブはとても薄い。
空力を考えるとただの棒ではなくいわゆる飛行機の翼の形状になっていくのだ。
しかしここにボトルを付けておくのは大丈夫だろうか?
ポッキリ言ってしまったら困るしボトルはシートチューブの方につけとこうかしら?





トップチューブは逆三角形みたいな形で上部は平たい感じである。
そしてワイアー系はすべてフレームの内部を通すこととなっている。
無駄な凹凸を減らすためだ。


これも見た目スッキリしていいと思う。




フロントディレイラーは105が付いている。
最新のものじゃないが良いパーツだ。




そしてリアディレイラーはアルテグラ。
前部と後部で分ける意味がよく分からないが良いパーツを付けてくれるならそれに越したことはない。
大切に使っていこう。





ちなみに今回は通販でこの自転車を買ったのだが約半額で買えた!!
まずありえないことだけどありえてしまったのだから、点検も結構慎重に行なっている。


そしてある程度高い自転車を買ったことある人は知ってるだろうが、これらの自転車は最初にペダルがついてこない。
自分で好きなのをつけろというわけだ。


というのもこの手の自転車は靴をペダルに装着して使用するビンディングシューズとビンディングペダルなるものを使ったりする。
そのビンディングペダルにも色々規格があり、またそこまでガチでやらなくても・・・って人は普通のフラットペダルを付けるかもしれない。


そんな意味で最初はペダルが付いてないのだ。





今回は折角なんでちょっとイイ物にした。
シマノ 105 PD5700 SPD-SLペダル。
Amazonのバルク品でちょっと安く買えたがそれでも普通に考えると高めだろう。





今回はSPD-SLという規格のペダルにした。
主にロード用のペダルでがっちりホールドするようにできたペダルだが、その分クリート(靴の裏に付ける留め具)がでかくなってしまい歩行等が困難になるというデメリットがある。
まさに走るためだけのシューズとペダルといえよう。


ちなみにもうちょっと簡易的なものがSPDペダルとなりMTBなどはそちらを使うらしい。
街乗り前提でちょっとは歩くことを考える人はSPDペダルの方がいいだろう。


シューズの方は後日届く予定なのでまた届いたら紹介していきたい。





ひと通り見終えて特に気になる傷や凹みなどはなかった。
店頭で買う場合は何かあったらすぐに持っていけばいいが通販の場合だとそうはいかない。
最初にしっかり見とくほうが後々安心だ。


ただシートチューブが抜けにくいという事案が発生したが、それも軽くゴムハンマーで叩くと抜けたんで一安心。


あとはブレーキやシフトなど調整していく。
そして調整した後は試し乗りしそして再度調整。



とまぁ、そんな感じでSCOTT Plasma30が私の新たな相棒になったのだ。
最近の怒涛の自転車グッズ購入はすべてこいつを手に入れた時のためのフラグだ。


あとはこのホイールじゃ寂しいんでディープリム(こんな感じのホイール↓)


が欲しい。

これも空力を考えたデザインで付けるとカッコいいだけでなく高速走行が楽になるらしい。
ただ横風には弱いが・・・。



とまぁこれで準備は整った。
あとは走るだけである。


頑張ってこれからも走ることを続けていきたい。
あとは盗まれないように要注意だ。


室内保管は当たり前だが外で使用するときもあまり目を離さないように使っていこう。


では今日はこの辺で。
今度は走ってみての感想をお届けしようと思う。










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2013/11/28

自転車に乗るときの安全装備


自転車は早い。
いつも歩いてる速度より、ランニングで走る速度より、それこそ原付の法定速度時速30キロをも抜いて走ることが出来る。


だからいつも注意して走るのは当たり前だけど、それに含めきちんとした格好で走ったほうがいいだろうと言うことは言うまでもない。


ということで今日はヘルメットやグローブなど自転車に乗るときの安全装備を紹介していこう。
とはいっても私もこれだけではまだまだ安全とは言いがたいよなぁ。
ホントはプロテクターとかも付けたほうがいいんだろうが、そこまでするのも大変なものでこのへんはある程度は割り切ったほうがいいんだろうなぁ。


今回はちょっとした距離を走るようになってきたので新たに買い足したものを紹介していこう。




まずはヘルメット。

BELL SLANT
色:チタニウム/ブルー。

サイズ:ユニバーサルアダルト(54-61cm)

重量:335g
ベンチレーション:21個
サイズ調整:ダイヤル式フィットシステム
その他:取り外し可能なバイザー付き


お値段はAmazonで定価7,875円が43%引きの4,500円になっていた。
これはお得。




そもそもいざヘルメットを買おうとしても意外と高い。
安いもので5,000円ほどから高いのはうん万。


そんないきなり1万円や2万円のヘルメットを買うのもの気が引けるし、かといって安いのはデザインがダサい上にちょっとちゃちい。
そして当たり前だが安っぽい。
フィット感や使い勝手もイマイチだったらそれはそれで勿体無い。


だから最初は7,000円~9,000円つまり1万円以下でいいものを買うかと思っていたのだ。




このヘルメットは元値が8,000円前後だしそこまで見てくれも悪くない。
そしてBELL特有のダイヤル式フィットシステムが結構いいらしい。


バイザー装備なのはどこかMTBのメットっぽいがMTBも持ってるから問題はないし。





色はホントはブラック/グレーが良かった。
もしくはホワイト/ライムグリーンとか結構キレイでいい。
がそうやってこだわるのはもっと余裕のあるときにしよう。


ヘルメット自体は前に何回か触ったことはある。
ずいぶんと軽くてほんとにこれで頭を守れるのかしら?と思ったもんだ。
そしてロード用のヘルメットはどれもコレも穴だらけでとんがっていていかにもなデザインだ。


まぁ、通学用のヘルメットをかぶってロードに乗るのもそれはそれで様にならないとは思うが・・・。




バイザーはこのように取り外し可能。
ペラいプラスチックなので強い衝撃が加わればそれだけで割れそう。


また、装着もヘルメットに爪をねじ込んでるだけなので下手な力が加わればバキッといきそうである。




バイザーを取ったらもちろんヘルメットには装着されていた穴が空いているわけだが、そこに付けるキャップも付属されていた。




内側はこんな感じ。




こちらが噂(?)のダイヤル式フィットシステム。
これを回すことでヘルメットの締め付けを調整できる。


そして確かにこれは使いやすい。
まずサイズを大きめにしといてあごひもを調整しヘルメットを装着する。


そして最後に手を後ろに伸ばしこのダイヤルをクルクル回して締め付けを強くすれば簡単に自分のサイズにフィットできる。

全体的に見てもそこまで安っぽくはないし、これは買って正解かな。




続いてサイクルグローブ。

ONEAL×MONSTER ENERGY サイクルグローブ
サイズ:M
素材:マイクロファイバー、弾性ライクラ、ネオプレンラバー、サンドイッチメッシュ生地
その他:オールシーズン、フルフィンガー


見ての通りあのMONSTER ENERGYとのコラボグローブ。
黒に蛍光グリーンがほんとに栄える!
ちょっと派手目なデザインですね。


お値段はAmazonで1,535円なり。
安い!!



最近風が冷たくなってきたので、なにかグローブが欲しかったので探したのですが、はやりサイクルグローブとなると高いんですよね。

大体4、5000円くらいでしょうか。
安いのはあまりない。


そこでこのグローブです。
安いので作りはあまり期待できませんが、デザインがあのMONSTER ENERGYなんでそこまでダサくない。
・・・ような気がする。


というわけで買っちゃいました。


実際使ってみてそこまで悪くないですね。


ちゃんとしたサイクルグローブは手首まであって風完璧に中に入れないデザインで手のひらのパッドもしっかりしてるんで結構安心感があるのですが。
そういうのもまた余裕があれば買います。


とりあえずはこいつを使い潰します。





そして最後にイヤーウォーマー。
最近寒いですしね。


180S EXOLITE ACOUSTIC
サイズ:フリー
重量:26g


これは普段ちょっとしたときも使え、またヘルメットを被った時にも使えるものを選びました。
首の後ろ側から耳に当てるタイプでヘッドホンタイプではないのでこれならヘルメットを被っていても使えます。

お値段Amazonで4,149円なり。



ちょっと高いですね。
高い割には安っぽい。
軽さにこだわるのはいいですがすぐ潰れてしまいそうな。
そんな不安の残る作り。



ただ、このように折りたたむことでコンパクトにして持ち運べるのはいいですね。
荷物になりません。
ただ、この大きさで本当に防寒性はあるのかどうか?


まだ使っていないので疑問は残りますがそれは試してみてのお楽しみ。


そして使い勝手ですが、ちょっと締め付けが弱いというか私の後ろ髪がボリューミーなのとメガネをかけているせいかもしれませんが、ピタッと張り付く感じにはなりませんね。


う~ん、ちょっと微妙。帽子タイプの方が良かったかしら?とか思っていましたが、ヘルメットと一緒に使うと見事にハマる感じです。
先にヘッドウォーマーを付けてその上からヘルメットの首紐を止めるとサイドでキチッと止まります。


そして温かい。
これは使えるかも。


次に走るのが楽しみになってきました。


さて、今日はこの辺で。
みなさんもこの時期外に出るならキッチした格好で防寒を。



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2013/11/27

初めてのロードバイク選び

ロードが欲しい。
ロードバイクが欲しいのである。


ある程度自転車に興味があり、自分が日常で使用する目的以外で自転車を漕ぐようになれば誰もが一度はそう思う気がする。
最近は健康志向だかなんだか知らないが、都会でも田舎でも自転車、それもスポーツ車に乗る人が増えてきたと思う。


ここでいうスポーツ車とはロードバイクやMTB、クロスバイクなどのことだ。
一昔前なら競輪などの競技に使われるピストバイクなども話題に上がっていたが、これはブレーキが付いておらず事故防止のため、今ではブレーキを付いていない自転車に公道で乗ることはできなくなっているため徐々に廃れてきた。

ではなぜ、走るようになってきたらロードバイクなのか。
今回は各バイクの特徴と初めてロードバイクを買うならどういったものを買うべきか。
それぞれの考えをまとめていこうと思う。

まず、日本に住む多くの人はママチャリつまりはシティサイクルを常用しているだろう。
小学校の頃から乗り始め、大人になってもちょっとそこまで走るには最適な自転車だ。



ゆうのブログ
低重心でサドルもクッションがふんだんに入っておりスプリングにより地面からの振動も軽減されている。

チェーンカバーがあるためズボンなどに油よぼれも付かず、物によってはギアが何段かある。

その他前かごや後部キャリア、スタンドや泥除け、ベルなど街中で走り買い物や通学・通勤するのに特化した自転車である。





このように普段使いならとても優れた自転車がこのシティサイクルだ。
しかし、普段から長距離を走るようになり、何かの目的のために自転車に乗るのではなく自転車に乗ることが目的になってきた当たりから、このシティサイクルより早く、快適に、楽しく走れる自転車が欲しくなってくるわけである。

そしてそうなってしまった人がまず行き着くのが『ロードバイク』、『MTB』、『クロスバイク』の3種であろう。
いずれもメジャーな車種で様々な会社から比較的安価なものから高価なものまで販売されている自転車だ。


それらはどのような特徴があるかというと、



1)ロードバイク

ゆうのブログ
早く走ることだけを目的に作られた自転車である。
無駄なものを削ぎ、極限まで軽量化されたフレームに各種パーツ。
ハンドルはドロップハンドルと呼ばれる手前に湾曲されたハンドルを使用し、高速走行する際は下側を持ち前屈姿勢で走る。

公道で爆走してるバイクはほとんどコレ。









2)MTB(マウンテンバイク)

ゆうのブログ名前の通り荒地や斜面を駆け走るための自転車。
頑丈なフレームに分厚いタイヤ、衝撃を吸収するサスペンションにフラットバー、そしてディスクブレーキ。
別に山の中だけでなく、街中でも路面状態など気にせず走れるので乗ってて楽しい自転車である。
一口にMTBと言ってもその用途により様々な種類に分けられ、フロントとボディにサスがあるフルサスモデルから安価なハードテイルモデルなどなど。
泥だらけになって楽しみたいならコレ。







3)クロスバイク

ゆうのブログようはロードバイクとMTBのあいのこ。
だからクロスバイク。
MTBのフレームにロードのタイヤを装着し、MTBの頑強性とロードの走行性をいいとこ取りしたマシン。
逆に言えばロードでもMTBでもないどっちつかずなマシン。
値段も比較的安価なものからあり、スタンドやかごなど快適装備を付けて高性能ママチャリとして使うのもよし。
いきなりガチなのはちょっと・・・と迷う人にとっての味方。




それぞれ長所短所があり、シティサイクルからの買い替えならどれを買ってもその違いに感動できると思う。
相場は5万円前後からあるだろうがこの中でもロードはやや高い。

もちろん値段が高いものほど良いフレーム、良いパーツを使っておりその差も実際乗ってみれば分かるものだろう。

私は今MTBを持っており、そして次にロードが欲しいと思っているわけだ。
さて、では一体どんなものを買っていくべきだろうか?

ロードをいざ買おうと思っても多くの会社の様々な種類のロードバイクの中からどれを選べばいいか分からない。
一体、何が違うのか?
そしてどれがいいのか。

ちょっとした知識がアレば、そのロード選択の役に立つかもしれないので私が知っている範囲で話していこう。


まずどの会社を選べばいいかであるが、近年多くの自転車メーカーは人件費の安い中国や台湾などで安いフレームなどを生産しており、会社によって品質がそこまで変わるかというとそうでもない。
そして使われているパーツはその会社が作っているものでなく、SHIMANOなどの有名パーツメーカーのものだからその点もどのメーカーの自転車を買っても一緒というべきであろう。

つまるところ、会社を選ぶ基準なんて自分の好みで選んでOKである。
何故なら、ロードバイクはその形状がレースで規制されており、各メーカーはその規制に順守してフレームを作成しているためスタイルそのものもどの会社もほとんど変わりはないからだ。

色がすき、この会社の理念が好き、好きな選手が使っている。
理由はなんでもいい。

とりあえず、自分が好きなメーカーを選ぶべし。

次は自転車の値段の差である。
自転車のパーツは『フレーム/フォーク』、『コンポ』、『ホイール』、『その他パーツ』に分けられるが、当然高い自転車ほど高いパーツで構成されている。

さてその安いものと高いものはどう違うのか。
それぞれ説明していこう。




Ⅰ)フレーム/フォーク


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ある意味自転車のメインとなる部分である。
このフレームに様々なパーツを組み込むことにより自転車ができるわけだ。

形状は各社いろいろ特徴があるが、値段にもっとも反映されるのはフレームを形成している素材である。
主要な素材として、「アルミ」、「カーボン」、「クロモリ」などがある。



《アルミフレーム》

安価に作れ、安いロードバイクのフレームは大概アルミフレーム。
剛性が高いため、ペダリングに対して反応がよく安定感がある。
その反面、衝撃の吸収性はあまり良くなく路面の衝撃など直接体に伝えられることになる。


《カーボンフレーム》

これまで加工が困難だったが技術発達とともに見られるようになってきたのがカーボンフレーム。
軽量かつ衝撃吸収性もいいといった特性があり、また狙った特性や形のフレームを作ることができる。
中級車から上級車のロードはカーボンフレームのものが多い。
デメリットとして耐久性に難があり、ヒビや割れが起きたらほぼ再生不可能。
取り扱いには十分注意が必要である。


《クロモリフレーム》

クロモリ(クロムモリブデン鋼)によって作られたフレームでそのメリットはやはり耐久性であろうか。
他の素材に比べフレームは重くなるが、耐久性は高く寿命も長い。
加工や接着も簡単なため、万が一破損した場合も修復することが出来る場合もある。
しなりがあるため乗り心地も良く、長時間長距離走る場合はクロモリフレームを使用する人が多い。




上記の3つ以外にもチタンやマグネシウム、竹とか合ったりするそうだが、初心者がお目にかかる機会はめったにないだろう。



Ⅱ)コンポーネント

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クランクやボトムブラケット、変速レバー、ブレーキ、前後ディレイラー、ハブ、多段ギアなどなど。
これらのパーツ群がセットになっているものをコンポ(コンポーネント)という。

日本のシマノが導入した「自転車部品セット販売」の呼称で、それぞれクラス分けされている。
今ではシマノ、カンパニョーロのコンポが主流らしい。
もちろんこれらのパーツは個別でも買える。


コンポには各クラスがあり、上の物ほど精度がいい。
そして当然値段も上がってくる。
ここでは世界で主流のシマノのコンポについて紹介していこう。
クラスは上から


・デュラエース
・アルテグラ
・105
・ティアグラ
・SORA


となる。
SORA以下もあるのだが、ロードでは殆ど見かけない。
10万以下のロードにはほぼSORAが付けられている。


そして10万円を超えるのものはティアグラが主流。
いわゆるエントリー向けのモデルはティアグラ装備が多い。

そして20~30万円くらいのものになると105、40万円とかのはアルテグラのコンポが装備されている。
某漫画の某キャラの言葉を借りるなら

「105は完成車で買うべきコンポで部品買いならアルテグラだ。」

だそうです。
まぁ、初心者なら迷わずティアグラでいいよ、もう。




Ⅲ)ホイール

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ホイールも自転車を構成する上ではとても重要なパーツである。
様々な種類のホイールがあり、それにつけるチューブもいろいろあるらしい。

素材はアルミやカーボンなど。
物によってブレーキシューも交換しないといけないので気をつけていきたい。
また、タイヤの種類に「チューブラー」と「クリンチャー」と呼ばれるものがある。

チューブラーは昔ながらの機構でホイールのリムに直接接着剤や両面テープでタイヤを固定する。
単純な構造故にリム、タイヤ共に軽量で、乗り味もしなやか。
そのため多くのロード選手がチューブラータイヤを使用している。
デメリットとして修理や交換に手間がかかり、ランニングコストが高いことがあげられる。
パンクしたら実質補修は不可能で、使い捨てとなるためその度に何千円もするタイヤを買わなければいけない。

クリンチャーはママチャリとかでもよく採用されているタイヤとチューブが分かれている機構だ。
脱着が簡単で、パンクしても中のチューブにパッチを当てればいいだけなのでランニングコストが安く済む。
また、断面がチューブラーより四角に近いためグリップ力が高い。
欠点としてはその機構ゆえにパンクが起こりやすい。
また、タイヤとチューブを使用するので当然チューブラーと比べ重くなる。

あとは空力を考えたディープリムホイールやディスクホイールなどなどあるが、それらのホイールは高いため初心者のうちに手を出すのは難しい。




Ⅳ)その他のパーツ

あとは上記の物以外のパーツ。
ハンドルやステム、ペダルやサドルなどのパーツがある。
これらも自分の好みに合わせて交換することが自転車趣味の楽しみの一つである。
特にサドルなどは乗り心地にかなり影響してくる部分であり、乗っていて不快ならば他のものを選んだほうがいいだろう。




ロードの説明はここまでである。
新しく自転車を始める場合、良く言われることが自転車本体で10万円、備品で5万円の計15万円用意すればいいということだ。

本格的なもののボーダーラインはだいたい10万円前後なので下手に安いものを探すよりはこの辺で自分の好みにあったものを探したほうがいいだろう。
また、自転車本体だけでなく最初はいろいろな備品も必要になってくるため他に5万円は用意したほうが安心である。



また、10万前後のロードバイクにも色々あり、カーボンフレームなのに安いと思ったら付いているパーツがSORAだったり、8万円以下のロードバイクがあると思ったらclarisというSORAの下のグレードのパーツだったりする。
どうせ高いお金を出すなら最初にポンとそこそこイイのを買ったほうが私はいいと思う。

10~12万程度でアルミフレーム、ティアグラコンポのものがオススメだ。
また、カーボンフレームのものがほしいと言ったときは20万円以上出し事を覚悟したほうがいいと思う。
20万円以下であったとしてもコンポがSORAだったり、ティアグラでも他のパーツをケチっていた利する場合があるからだ。



また、購入は店舗で行ったほうがいい。
初心者なのだ。
わからないことはどんどん店員に聞いたらいい。


そんなわけで、今日は初心者のためのロード選びについて。
今度は実際買ったレポを届けれたらいいなぁ。

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