大正ロマンあふれる石積ダム
本日最後に寄ったのはこちら「豊稔池ダム」。
これは昭和5年に完成した日本最古の石積式マルチプルアーチダムです。
マルチプルアーチダムとは多連式アーチダムとも呼ばれ真っ直ぐな壁がそびえ立つダムではなく、アーチ状の壁が連なるダムのことですね。
そこで地元住民がメインで延べ15万人による人海戦術により約4年という短期間でダムを完成させました。
このダムと同じマルチプルアーチダムは日本では宮城県の大倉ダムを含め、2つしかないみたいですね。
ちなみにこのダムは国の重要文化財に指定されてます。
コンクリートで作られた巨大なダムもダイナミックで壮観ですが、石積みのダムも風格があってかっこいいですね。
大正時代は大型重機もなかったので、基本人力でこれを築造したんですよね。
人の力ってすごいですよね。
辺りは暗く霧がかってきましたが、その雰囲気もこのレトロな風景にマッチします。
ちなみに上からも眺めることができますが、流石にダムの上には登れませんでした。
ここからだと多連式アーチダムという意味が分かるかな?
さて、寒くなってきたのでそろそろ宿に向かいましょう。