2014/05/31

狙い目の大口径レンズ  ~ズミタール SUMMITAR 50mm F2.0~

 ☆ズミタール SUMMITAR 50mm F2.0☆


今回はライカ DⅢとセットで買ったレンズ『ズミタール』を紹介していきましょう。
SUMMITARはズミターとも呼ばれており、大口径レンズとしては安価で前から狙っていました。
このレンズもDⅢ同様驚くくらい安く買えたのですが、レンズ、フロントキャップ、リアキャップ、フィルターと特典も満載でした。

ライカの標準的レンズといえば”エルマー 50mm”でしょう。
DⅢ、DⅡの説明の時にボディにつけてたやつです。
1930年から製造されそれから30年以上も製造され続けたライカのスタンダードレンズです。
ライカといえばエルマーといっても過言ではないかと思います。
とはいえそのエルマーもツァイスのテッサーのテパント逃れで作られたものなのですが、その存在は沈胴レンズの代表的存在、多くのコピーも作られました。

しかし、そのエルマーはF3.5とお世辞にも明るいレンズとは言いがたく、すぐにエルマーを超える大口径レンズをライツ社は製造しました。

それが”ズマール SUMMAR 50mm F2.0”です。 
F2.0を誇るこのレンズはライツ社にとって初めての大口径レンズでしたが、残念ながらその描写はソフトすぎて人気はイマイチだったといいます。
ソフトな感じ写るのでそのような描写が好きな人には安くてに入って良いレンズかもしれませんが、作りもそこまでいいものでないらしくメッキが剥がれや傷が多いものばかり目につきます。

そんな”ズマール”を改良して作られたのがこの”ズミタール 50mm F2.0”です。


1939年から製造され、戦後のNo.587601からはコーティング付きです。
このレンズのナンバーも600000番台なのでコーティング付きなのでしょう。

ズマールはレンズが柔らかく前玉に拭き傷や曇が目立つ玉が多いのですが、このズミタールはマシなものが多いと思います。
値段もズマールよりは高いとは思いますが、そこまで高くないのである意味狙い目のレンズではないでしょうか。

この後にはライカの中でも伝説的な存在。
圧倒的描写で「空気までも写す」と呼ばれている”ズミクロン 50mm F2.0”が登場し、今現在でもズミクロンの方が人気なので同じF2.0を持つズマール、ズミタールは安いのかもしれません。

個人的にはズミクロンはぜひ手に入れておきたい1本です。
空気レンズを採用し、色んな意味で他のレンズとは違う憧れのレンズです。
ただやはり高い。
戦後生産で程度のいいものも多く、性能はいいと思いますが値が段違い。

ですので今回はこのズミタールをDⅢの標準レンズとして使うことにしました。



後玉もキレイなもので、よくよく見れば中に小さな塵や埃が見えますが、古いレンズならそのくらいは許容範囲。
写りには関係ないでしょうしね。


絞りは6角形の角型と円形のものがあります。
絞りもオイルの滲みなどなくとても綺麗です。
この時代のレンズは見てるだけでウットリしますね。
無駄なものを一切省いた、金属とガラスだけで作られたレンズです。



距離計はm表示。
最短撮影距離が1mと室内とかでは結構使いにくいものとなってます。
しかしこの文字もタダのプリントではなくちゃんと彫りだして黒で書かれています。
こういう細部まで作りの良さを感じさせられるのがライカレンズのいいところだと思います。

絞りリングはクリック感がなくスルスルと動きます。
Mマウントのエルマー 50mm F2.8は各数値でカチッと止まってくれるので使いやすいのですが、これは撮影時に手が触れないように気をつけないようにしないといけませんね。
また、数字の上の溝はフードを固定するためのものです。
フードもまた高いんで買うかは微妙ですが、昔のレンズは逆光などに弱いのであったほうがいいんでしょうね。


鏡胴もキレイです。
ここが汚いとちょっと残念に思います。
エルマーに比べてやはりズッシリした体型。
流石は大口径レンズです。


沈胴した状態。
これでボディに付ければかなりコンパクトになりますよ。
今のコンデジと同じですね。


というわけでDⅢに装着。
やはりクロームにはクロームのレンズが合います。
この重量感もDⅢにピッタリ。
早く撮りに行きたいですね。


ただ一つ不満があるとすればフィルターがブラックだってこと。
せっかくのシルバーのキレイなレンズにアンバランスな感じ。
しかし調べたらシルバーのフィルターもあるみたいです。

これを機会にエルマーとズミタールのフィルターを買い足そうかしら。
ライカ純正品は高いですが、日本製のものは安めでもあるみたいですし。
ただ、フィルターをすることで写りがどう変わるか疑問ですしその辺も色々考えて行きたいですね。

というわけで今日は新しく買ったレンズ、ズミタールの紹介でした。





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2014/05/30

ライカ DⅡ ブラックペイント

 ☆ライカ DⅡ ブラックペイント☆




新しく買ったDⅢの話もしたことだし、せっかくなんでまだしてなかった”Leica DⅡ ブラックペイント”の話もしていこと思う。
これは私が初めて店頭でその目で見て選んで買ったライカである意味記念のライカだ。




ライカ DⅢみたいにスローシャッターダイヤルのないシンプルな前面。
沈胴レンズを装着したらスポッとポケットに収まるこのカメラは私の大のお気に入りである。

大学時代カメラにハマり、ライカを調べていくうちにどうしても手に入れたくなった”ブラックペイントモデル”。
もちろんレアということでコレクター魂をくすぐったし、何よりそのボディの美しさに惹かれた。

私が初めて見たブラックペイントボディは近所のキタムラの中古コーナーのショーケースの中のDⅢだが、そいつには6万8000円という値札がついていた。
つい最近7万でデジ一を買った私から見たら高嶺の花。
しかも、結構傷だらけで「どうしてこんなボロいカメラが約7万円もするんだ?ちゃんと動くかも分からんし流石ライカ。」とか思ったわけだ。

しかし、その後色々調べていくうちにブラックペイントボディの素晴らしさに心動かされたわけだが、ちなみにそのカメラは3週間後には店頭から消えていた。
今なら分かる。
ちょっとばかし傷があってもレンズ付きで6万8000円はまだお得な方だったと・・・。

そうしてブラックペイントボディ欲しい病にかかった私は春休みを利用して大阪まで出て行き、大阪梅田のカメラ屋巡りをしたわけだる。
この話はブログの初期の記事でも見てもらえば簡単ではあるが載っている。



そして狙いのブラックペイントボディを見つけ、散々悩んだ挙句に購入に至ったわけだ。
そのときはも帰るときはもう興奮しっぱなし。
ホントは店主にOH(オーバーホール)したほうがいいと言われたが、シャッターはちゃんと切れるし別の安い店でハーフミラーだけ交換してもらった。

そうして私はライカ DⅡ ブラックペイントボディを手に入れたわけである。
シャッター速度は1./500まで、ファインダーも小さく撮りやすいカメラではない。
しかし、そのデザイン、重さ、各操作。
どれをとっても上品でまさに工芸品と呼ぶにふさわしいカメラである。
シャッター音一つとってもここまで話題になるカメラは世界広しといえどライカくらいなものであろう。
ちなみにこのDⅡのシャッター音はDⅢの時に書いたが、私の持ってるライカの中では一番大きい音。
カタッと小気味のよい音を響かしてくれる。
整備の問題かもしれないが、DⅢはこれより少し小さめの落ち着いた音でそれもまたいい。
しかし、このDⅡの元気な音も嫌いじゃない。



そしてこのカメラは私の持ってるDⅢより保存状態がいい。
軍艦部の文字もハッキリ読み取れ、ボディ全体は艶やかに黒光りしている。
DⅡはDⅢの用に視野調節ダイヤルが付いてはいない。
買ったときはピント調節ファインダーの方は二重像が薄く、買ってすぐ店に出して修理してもらった。
今ではクッキリ見える。
ただしレンズ前面側のレンズが黄色くなっている。
これはデフォルトなのか交換したのかは分からない。
ただしピントを合わせやすくするためのレッドフィルターなどがあるのは知ってるしこれもそのようなものかもしれない。




軍艦部の文字のアップ。
文字部分が盛り上がってるのがわかると思う。
これが銀象嵌。
物によっては滲んでしまっているものがあるが、このDⅡは驚くくらいキレイに残っていた。
実はカメラを買うときに一番期にしたのがこの文字だ。

中身は他のパーツで修理できても、ガワの状態はどうにもできない。
グッタペルカを修復するくらいでボディの傷やスレ、凹みなどはそのまま使うしかないのだ。
もちろんそれも年代を重ねてきたことによってできた勲章とも言えるかも知れないが、どうせ高い金払って買うなら私はキレイなもののほうが良かった。

さてここまでDⅡについて色々書いてきたがここでバルナックライカの歴史について振り返ってみよう。
1925年に市販化されたバルナックライカも今年で89年。
来年には90周年を迎える。
ライカは販売されてからこれまでずっと通し番号をつけており、その番号を見ることでどの年に販売されたかも分かる。

私のDⅡは1932年製。
DⅡの初期生産モデルだ。

ではそれまでのモデル、そしてそれからのモデル。
バルナックライカはどのように進化していったのか見てみよう。



バルナックライカの歴史

-ウルライカ- 1914年
バルナックライカの試作品。
バルナックライカの生みの親、オスカー・バルナックが個人的に作製したバルナックライカの原型のカメラである。
2台が作成され、そのうち1台は現在はライツ社に保存されている。


-0型 ヌルライカ- 1923年

ヌルライカと呼ばれる製品版を作る前に作成されたプロトタイプのライカ。
エルンスト・ライツ社の社長、エルンスト・ライツ2世がオスカー・バルナックの作ったウルライカに着目し、社内の反対も押し切り量産化販売することを決定した。
その際、量産化するために試作されたものである。
全部で25台試作され、うち現存が確認されているものは12台。
そのうちの1台が2012年にオークションに出て、カメラ市場最高額2億2300万円で落札された

-A型(Ⅰ型)- 1925~1931年

ライツにとって初めての量産型カメラ。
レンズは固定式、シャッター速度は1/500。
距離計も内蔵しておらず、とてもシンプルな形をしている。
ライツ社ではⅠ型としているが、アメリカではA型と呼ばれ日本もそれに習ってA型と呼ばれている

-B型(Ⅰ型)- 1926~1930年

Ⅰ型のバリエーションモデル。
アメリカではB型と呼ばれている。
Ⅰ型にコンパー(レンズシャッター)を搭載したモデルであるが、当時は人気がなく製造台数も少ない。
そのため現在ではレアなモデルである。

-C型(Ⅰ型)- 1930~1933年
同じくⅠ型のバリエーションモデル。
A型をレンズ交換式に改良したモデルで、このカメラからライカスクリューマウント(Lマウント)規格が採用される。
レンズ交換式になり、使い勝手も上がったが初期のモデルはカメラごとにフィルム面とレンズマウントの距離が異なっており、カメラとレンズをペアで調整・販売していた。
しかしこれはあまりにも不便ということで、フィルム面とレンズの距離を28.8mmに統一。
そして統一された後のマウントにはボディマウント12時に0が刻印されており、それはそれ以降のモデルでも見ることができる。

-DⅡ型(D型、Ⅱ型)- 1932~1940年
距離計を搭載した初めてのバルナックライカ。
ライツではⅡ型と呼ぶが、アメリカではD型と呼んでいる。
そして日本では両者を併せて「DⅡ」と呼ばれている。
今回紹介したのもこのモデル。

-ライカ・スタンダード(E型)- 1932~1950年
DⅡから距離計を取ったモデル。
形はほとんどC型と変わりがないがC型生産終了に代わって販売された。


-DⅢ型(F型、Ⅲ型)- 1933~1939年
DⅡにスローシャッターが搭載された。
これからのモデルは基本このDⅢの改良となる。
ライツではF型、アメリカではⅢ型と呼ばれていたが、日本ではDⅡの上位機種ということでDⅢと呼ばれている。
DⅡと平行して発売されていたが、その後高速シャッターが搭載されたⅢaが販売されたため販売終了はDⅡより早い。

-Ⅲa型(G型)- 1935~1948年

DⅢに1/1000秒の高速シャッターを追加したモデル。
戦前ではこのモデルが最も製造台数が多い。
外見はほとんどDⅢと変わりない。
これ以降のモデルはⅢ型のマイナーチェンジモデルと考えてもいいだろう。

-Ⅲb型- 1938~1941年

ファインダーブロック部をダイキャスト形成に変え、組立精度の向上を計ったモデル。
性能はⅢaと変わりない。
ただし、戦争突入のため製造期間が短く販売期間が短い。

-Ⅲc型- 1940~1951年
戦中から戦後にかけられて作られたモデル。
戦争末期のものは質も悪い。
Ⅲbとの違いはフレームもダイキャスト形成によって作られ戦争中で優秀な人材がいなくなっため、精度の高い部品を作る必要があった。
このⅢcはメッキが剥がれたものも多く見られ、出来の悪さが目立つものも多い。
私が以前持っていた戦前モデルも操作感は何か引っかかるような感じがして馴染まず結局売ってしまった。
戦前モデルはレアなものなのだが、使ってなんぼのカメラで使ってて気分の乗らないのはやはり辛い。

また、Ⅲc以降は廉価モデルが存在し、それぞれ「スローシャッター」、「距離計」が抜けていく。
「スローシャッター」のないものはⅡc
「スローシャッター」、「距離計」がないものはⅠc
といったように数字が減っていくのが特徴。
このナンバリングはM型初期まで続き、ライカのフラグシップモデルは「3」、そして機能を削いだモデルは「2」、「1」となるのだ。



-Ⅲd型- 1939~1947年

戦争突入のおかげで超短命。
私も見たことがない、セルフタイマー付きのⅢcである。
見た目は次のモデルであるⅢfと殆ど一緒らしい。


-Ⅲf型- 1950~1957年

戦後になってからのモデルで作りも良い。
バルナック型ライカの中では一番多く製造され、質も良いため初めてのバルナックライカとしてはオススメの1台である。
Ⅲeを飛ばしてのⅢfだがこのfは「フラッシュ」のfであり、フラッシュ用のシンクロ接点が付けられたモデル。
またセルフタイマー付きのものとそうでないものがある。
個人的にはセルフタイマー付きのごちゃごちゃした感じがとても好み。


-Ⅲg型- 1956~1960年

最後のバルナックライカ。
M型が販売され、バルナックライカは販売終了かと思われたがM型に馴染めない人ようにバルナック型のボディにM型のファインダーを搭載したある意味ニコイチカメラ。
個人的にはスマートなバルナックライカの外観を潰し、使い勝手のいいM型の操作感をなくしたこのモデルはなんとも中途半端すぎてダメだ。
ただし、新しいこともありキレイなモデルも多いため値段は高い。
そして使い勝手のいいバルナックライカとして人気も高い。


というわけでこれがバルナックライカの歴史である。
現在私が持っているのは「DⅡ」、「DⅢ」、「Ⅲf」である。
使い勝手で見るなら「Ⅲf」。
コレクターズアイテム的な意味で気に入ってるのは「DⅢ」、「DⅡ」だろうか。
ボディに関してはもう十分である。
あとはじっくりレンズの方を集めていきたい。

なんせ今はボディがレンズよりも多い。
ライカのレンズはかなり人気があり、最近ではマウントアダプターを使うことでミラーレス一眼カメラで使用出来るのでますます人気はうなぎのぼり。
値段も落ち着いたかと思ったら上がっている。
良いボディと巡り会えたのだから、良いレンズともこれから巡り会えることを望みながら、今はボディをじっくりと堪能しておこうか。


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2014/05/29

ライカ DⅢ ブラックペイント


今回は最近手に入れたフィルムカメラについて話していきたい。
Leica DⅢ ブラックペイント”モデルである。
バルナックライカという存在を知ってからずっと欲しかった憧れのカメラだ。

このカメラは戦前、1933~1939年の間に76000台製造された。
ただしボディはクロームとブラックペイントの2種があり、そのうちブラックペイントは27000台と半分以下の製造台数で現時点で手に入れるのは中々難しい機種となる。

ブラックペイントはその名の通り、真鍮地のボディにブラックのエナメル塗装をしてある。
使っていくうちにペイントがかすれ、下地の真鍮色が出てくるのもまた乙なものだ。
ただ古いボディのせいか、キレイな個体もそう多くない。
しかし、そうやって使い込まれた機種も「かえって味がある」など理由がつけられ中々値が下がらない。
M型のブラックペイントなどは軽く車1台分くらいの値で売られていたりするから驚きだ。

しかし、実物を手にとってよく眺めてみるとその値段の理由がわかってくるというもの。
この時代のライカは戦前の全盛期の頃であり、カメラの作りも大変良い。
ダイヤルを回し、シャッターを切ってみてもその各動きがとても滑らかで上品で。
これこそライツのカメラという感じがする。


各ダイヤルの動作はスムーズで変な引っ掛かりや重さは感じない。
バルナックライカはシャッター速度ダイヤルは一度引き出し回すのだが前に持っていたⅢcはその動作がどこか引っかかる感じで触っていて決して気持ちよくはなかった。
しかし、このDⅢはとても素直に回る。

巻き上げダイヤルも適度なトルクがあり重みを感じる動作でとても良い。
これがⅢfあたりだととても軽くチャキチャキ動くのでかえってそれが安っぽい。

軍艦部も目立った傷や塗装のハゲなどなく美品と呼べる程度のシロモノだ。
ただし、グッタペルカに目立つ色あせと象嵌に滲みがあるのが惜しい。

購入元は某オークション。
ちょっとした臨時収入的なものがあり、なにか買おうかなと色々ネットで調べていたのだが。
ふと某オークションを覗いてみると、開始価格がとても安くしかもキレイなDⅢのブラックペイントボディがあるじゃないか?!と食いついてしまったわけだ。

しかし、最初から競り合うつもりはあまりなかった。
臨時収入といってもそこまで金をかけれるわけじゃないし、この前DⅢを買ったときは6万円後半くらいはした。
オークションだとDⅢの相場は7万前後と言ったところだろうか。
なにせ数が少なく出品者の言い値がほとんど相場になっている。

だから、私がこのくらいまでなら金をだしてもいっかという予算を最初に入札しておいてあとはそれを超えたらもう買わないつもりで見守っていた。

するとなんとその予算以下でそのまま落札できたではないか?!
これには流石に驚いた。
運が良かったとしか言い様がない。


シャッター幕もまだまだキレイ。
ファインダーもクリアだ。
ハーフミラーの二重像もちゃんと見える。


ちなみにバルナックライカはDⅢから1.5倍の視度補正機構とストラップがつけられた。


このように覗き窓の手前のレバーを回すことで視度を補正できるわけだ。


ダイヤル周りは基本DⅡと変わらない。
DⅡの初期の方はシャッタースピードダイヤルももう少し平たく大きかったが、それでは引き出して回しにくかった。
そのためか、DⅡでも後期に生産されているものはDⅢ以降と同タイプの小さく摘みやすいタイプへと変更された。


裏蓋も傷も少なくキレイな状態だ。


DⅡは裏蓋を開けたところがシンプルな作りになっているのだが、DⅢはスローシャッターが搭載されているためそのための機構が見られる。


軍艦部のロゴも消えずにまだしっかり残っている。
Leica部分は鮮明だが、下の「Ernst Leitz Wetzlar」の文字は滲みが見られる。
これはニッケルボディであれば溝に黒塗料を塗った処理なのに対し、ブラックペイントボディのロゴは銀象嵌仕様なので年劣化に伴い滲むことがあるのだ。
この辺の仕様を見てもブラックペイントがクロームメッキより手間ひまかけて作られているのが分かる。
そうしたライカのこだわり一つ一つこそ、ライカが私を虜にさせる魅力なのだろう。


最後に今持っているDⅡと撮り比べ。
こうしてみると同じブラックボディでもダイヤルの色が違うのが分かると思う。

いわゆるニッケルメッキとクロームメッキの違いである。
ブラックペイントボディでよく見かけるのはブラックボディ+ニッケルメッキの組み合わせなのだが、中には今回私が手に入れたようなブラックボディ+クロームメッキのものも見かける。

ネットで調べてみると、DⅢのブラックペイントボディには

・ブラックペイント+ニッケルメッキ
・ブラックペイント+クロームメッキ

の2種類あり生産時期の違いでニッケルメッキかクロームメッキに分かれているらしい。
某中古カメラショップブログ曰く、後期のブラックペイント+クロームメッキは数が少なく昔は結構高価だったとか。
今は多分ブラックペイント+ニッケルメッキのほうが人気ある気がする。
ちなみにブラックペイント+クロームメッキのものは「セミクローム」などと呼ばれているらしい。

前に持っていたDⅢのブラックペイントはシリアルナンバーを見るに1934年生産のものだ。



そして今回手に入れたセミクロームモデルが1936年生産のものとなると、少なくとも1934年以前に作られたDⅢのブラックペイントモデルはブラックペイント+ニッケルメッキ。
1936年以降に作られたブラックペイントモデルはセミクロームと言っていいはずだ。

ちなみにDⅡにもセミクロームモデルがあり、オークションなどで見るとやはり1936年生産のものはセミクロームだったので1936年以降はブラックペイントモデルはセミクロームになっていることは間違いないだろう。
機会があればDⅡのセミクロームモデルも手に入れてみたい。

今回はついでに新しいレンズも手に入れたのだが、これもまた安くてに入った。
オークションは運が良ければ今回のように掘り出し物が格安で手に入れることができる。
しかし、大半の場合は傷物が多く使えるようにするためには結局普通に中古を買うほうが安いという例もあるので注意が必要だ。

もしライカが好きな方でまだブラックペイントボディを見たことがない人は、ぜひ一度現物を手にしその美しさを堪能してもらいたい。

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2014/05/25

ビンゴの景品

今日は週末。
5月ももうあと一週となりましたが、こんなタイミングで今日は会社の新人歓迎会的なものがありました。
4月に課の新人歓迎会がありましたが、そこから全体のものやら組合主催のものやら今度は同じ業種での飲み会もあるみたいです。

まぁ、アレですね。
いろんな理由で飲みたいんですよね。


今回はちょっとした催し物もありその一つがビンゴ大会でした。
そこまで人が集まらなかったのかほぼ全員分の景品があるそうで、1位はナント最近流行りの布団クリーナー!!


これは自分で買うのはあれですがちょっと欲しい。
ちなみに景品は当たった者順でなく、くじを引くみたいです。
つまり、ビンゴになれば誰でもこいつが貰えるチャンスが!


というわけで始まったビンゴ大会。
結果は・・・ダメでした(笑


6人目くらいでビンゴになったのですが、当たったのは携帯充電器。
まぁ、マシかな?

ちなみに布団クリーナーは新人の女の子が当ててました。
羨ましい。




というわけで当たった充電器を見ますか。



中身はこんな感じ。
聞いたことのないメーカー。
まぁそこまで信頼性はないかもですね。


私は10,000mAhのポータブルバッテリーがあるのでこれは親にでもあげることにします。
無駄にならなくてよかった。


今月は結構こういった飲み会とか多かったですねぇ。
多分来月以降はそうそうない気がしますが。


たまにはこうやって息抜きも面白いです。
酒は飲めませんが、その場の雰囲気だけ楽しむのもありですね。


というわけで今日はビンゴで当たった景品についてでした。




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2014/05/24

継続とは...

何かを毎日続けるということはそれだけでとても大変なことで。
それが自分の生活にとって必ず必要なことなら違和感なくできるのだろうが、そうでなく日々やろうと自分に課していることならそれなりの努力がいる。

まぁ、何が言いたいかといえばブログを書かなくなってもう二週間になってしまった・・・。
一応コレを書いている時点で5月14日の記事はあるから約10日分といったところ。
一週間ちょいかな?


別に義務じゃないから書かないからといってどうかなるものでもないが、できるだけ毎日書こうと一度心に決めていたら、やはり書かないのはなにか悪いことをしてる気がしてならない。
こういった違和感というか罪悪感が持てることが何かを継続してやるための一つのポイントなのかもしれない。

このブログも友人の誘いで始めたのは今から4年前で、その時は月1くらいのペースでなにか描いていた気がするが、本格的に書き始めたのは一昨年の12月からだ。
それから去年の4月まで書いていたのだが、訳あって5月からリスタートすることとなった。

そんな紆余曲折を経て早1年。
書いた記事は350件以上になった。

去年改めて始めてから書いた記事は4月の終わりの時点で288件。
そしてこの5月の10件を合わせると298件だ。
今見返してみるとおおよそ月平均23件以上は書いている。
週2回休み程度のペースだろうか。

その休みも毎週2日休んでいると1年は52週あるわけで、合計104日も休むことになる。
7日のうちの2日なんて息抜きにしたら普通の感覚だが、365日のうちの104日と聞くと何やらかなり多いのでは?と思ってしまう。
例えば仕事で土日+祝日休みの仕事があるとしたら、1年でおおよそ119日分の休みになるらしい。
そしてそれに有給やら夏季休暇をとったら130日以上の休暇があるわけで。

もちろん、それだけフルで休める職業なんてごく一部だと思うが1年で130日も休めると思うと何やら休み過ぎかもという違和感を持つのも生真面目すぎる日本人の悪い癖なのかもしれない。
海外だと1年の半分は休みみたいなところも多い。
日本人は働き過ぎなんだろうなぁ・・・。
だから、逆に休みを取りにくい雰囲気があるのでますます負のスパイラルというわけだ。


ちょっと話がそれたが今日はいっかとサボっていたらあっという間に年100日くらいはサボってしまうことになるというわけだ。
毎日コツコツ積み上げることは大切だが、サボりも積もれば山となる。
頑張らんとなぁ。


というわけで今日は早速今日の記事を書き、あと15日~22日までの記事を今から埋めちゃおうという計画。
週末の休みもこの金曜から土曜にかけての夜が一番心が落ち着く気がする。
土曜の夜はあと休みが1日かぁ・・・とモチベーションが上がらないし日曜の夜はもう明日が仕事ということで言うまでもない。

ネタはいくつかあるが全部埋まるほどもなく、好きな音楽でもかけながら朝日が登るまでガンガンいきますか。
ちなみに実はもう一眠りしたあとでコレを書いてるのも日付が変わっているのだが気にしない。
今日は5月23日ということにしておこう。


5月もあと1週間で終わり。
ほんと最近は時間がたつのが早い。
勿体つけてるとあっという間に1月ブログ更新してませんでした!とかなりそうだ。
そうならないためにもここで食い止めよう。

さてさて、まずはどの記事から書こうかな・・・。



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2014/05/21

カメラが修理から返ってきた!!

カメラを預けてから早2週間といく日か。
ようやくキタムラからカメラが返ってきたとの連絡が入りました。
私の携帯には仕事中に入ったらしく、実家に確認したらキタムラからカメラが届いたとの連絡が来たと。
早速、仕事終わりに受け取りに行きます。



プチプチくんに包まれて我がカメラと再び会えました。
店頭で確認はしましたが、家でももう一度色々触って確かめてみます。


プチプチくんにはいっていたのは新しくなったカメラ。
そして交換したパーツです。
前もって言われてましたが、グリップは強くボディにくっついていたためこちらで取ることは無理とのことでした。
う~ん、ちゃんと剥がれるかしら?


ピカピカになって返ってきました。
グリップがないボディというのも返って新鮮です。
しかしやはりグリップは合ったほうがいいですね。
元のボディならツルッといってしまうかもしれません。


こっちが交換されたパーツです。
ボディ前部にレンズユニット、そしてフラッシュの交換となりました。
不安なところをガッツリ交換したんでこれからも安心して使っていけそうです。



ただ残ったパーツがちょっともったいないなぁ。
壊れてるから仕方ありませんが。


あとはこのパーツからグリップだけ引き剥がして新しいボディに貼らないとですね。
結構力がいりましたが、無事剥がすことには成功しました。
やはりRX-100にはこのグリップが合ったほうがいいですね。
ただ、デフォルトのスッキリしたボディも好きなんで、あくまでもオプションパーツという位置づけでいいですけどね。



というわけで、またRX-100を持ち歩ける日々が返ってきました。
もうすぐこの新型のRX-100 Ⅲが出るみたいですね。
今度はなんとEVFが搭載されるみたいです。
ただ基本性能は変わらず、というよりズーム倍率が少し落ちているのでまだまだRX-100が色褪せるようには見せません。

これからもこのカメラでいろんな風景を撮って行きたいですね。





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2014/05/18

キタムラにカメラ修理を頼んできた

というわけで早速飲み会のあった金曜日の次の日、つまりは土曜日の午前中に近所のキタムラに行ってカメラを見てもらいました。
うちは結構田舎なほうなのでカメラを展示してあるタイプのキタムラはなく、市内にあるキタムラは写真プリントオンリーでパートのおばちゃんが働いているようなところです。
う~む、大丈夫かしら?


とりあえず、カウンターでカメラを取り出しこうなった原因と現状を伝えます。
別にキタムラに持っていかなくても直接ソニーに送ったら話しはすむのですが、今回は折角なのでキタムラを仲介させました。
ソニーに修理依頼を注文し、梱包したカメラを宛先まで送る手間を考えたらちょっとめんどくさそうと思ったので。


ただ、キタムラで修理及び見積もりを頼んでも送料1200円がかかります。
結構高いですよね。
向こうに送るのはデジカメ1つなのでもしかしたらやろうと思えばその半分くらいの送料で遅れるかもしれません。


ただ、受付のおばちゃんも結構対応良かったですし、店舗購入したカメラということでもしもの時何かあるかもと思い今回はこれでOK。
修理工場からの見積もりの連絡を待つことにします。



そして待つこと1周間といく日か。
てか遅い!
キタムラでカメラ機材の修理を頼むと日研テクノというところに全て送られるみたいです。
私はてっきりメーカーに送るものと思ってましたが。
まぁ、メーカーだって送られたカメラは下請けの修理工場とかに回したりしますが。

しかし、カメラが壊れたのが5月2日、修理依頼をしたの5月3日でその次の日に工場に発送と言っていました。
それからGWをはさみましたが、やっと日研テクノから返事のはがきが来たのが5月14日くらいでしたからね。
いやいや、ただ見積もるだけでどれだけかかってるんだと。
土日祝日抜いても6日ですからね・・・。


前の一度RICOHのカメラを修理依頼したことがありましたがその時はすごく迅速に対応してくれて感動した覚えがあります。
その時は保証期間内だったのですが、電話で修理依頼をしたら2日後には発送用の梱包材とダンボールが送られてきて、発送してから2日ほどで見積もりの連絡が来ました。
そして修理依頼してからこちらに3日くらいで返ってきました。


確かあの時は基盤の交換でしたが、修理依頼からカメラが返ってくるまで1週間ちょい2週間は確実にかかっていなかった覚えがあります。
そんなことがあったんで、それ以降RICOHには色々信頼をおいているわけですが、この日研テクノはちょっと遅いですねぇ。
ちなみに送られてきたのはこんな葉書。


修理受付で言った故障現象と交換するパーツなど書かれています。
また、見積もりはネットでみた定額15,000円(税別)の通り。
税込16,200円はちょっと高いと思いましたが、2万円以下なら修理しようと思ってましたので、迷わず修理連絡をします。

ちなみにこのハガキに修理、未修理の丸を書いて返信してもいいのですが、それならまた時間がかかると思い、裏側のURLからサイトに飛んでネットで修理連絡をしました。

見積もりが来るまでこれだけかかったのだから修理もま他結構かかるんだろうなぁとか思いつつ、コンデジのない日々の不便さをもうしばらくかみしめておきたいと思います。
やっぱ高性能かつコンパクトなコンデジは持ってないと具合が悪いです。

RX-100やっぱ良いカメラですね。



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2014/05/17

悲劇的なことは突然に…

まぁなんでもそうですが良いことも悪いことも突然くるもんで。
ええ、そのなんですか・・・。
壊れました、カメラが。



普段から持ち歩いているRX-100。
フラッシュ側から地面に落ちて外のガワが歪んでしまいました。
最初はフラッシュもポップアップしたまま収納できなくなってました。


また、転がって鏡胴の端も傷つきました。
というか私の心も傷つきました。

事の起こりは職場の飲み会の終わりの方で写真を撮るかとなったこと。
私がカメラを持ってきていましたのでそれを使うかとなり、店員に渡しました。
まぁ、その時点でちょっとやな予感とかは合ったんですが、結構不慣れな感じでカメラを扱う店員をハラハラしながら見て撮ってもらいました。
そしてこれでいいですか?と見せてきて受け取るときにポロンと・・・。

こっちがちゃんと握ってないのに手を離すなとかせめて手首にストラップ通しておいてくれとかレンズ出しっぱなしでこっちに手渡そうとするなとか色々言いたいことはありますが・・・。
まぁ、どっちが受け渡し時なんでどっちがどっちと決めつけたくはないですし。
それに楽しい飲み会終わりで場の雰囲気壊したくないし。

まぁその場は穏便に納めてレンズの可動と電源のON/OFFと撮影できるかだけ確認し返ってきたらこんな感じだったと。
まぁテンション下がる。
とりあえずネットで修理費を確認したところ、定額15,000円とあった。
これを高いと見るか安いと見るか。

RX-100は元値が7万円くらいでそれを4万ちょいで買いました。
前にメガネの修理の時に書きましたが、本体価格の半分の値段以上で修理はしたくないなと。
せめて2割か3割までしか出したくないと。
今回は購入価格で見たらギリ3割超くらいでしょうか。
元値を考えたらもうちょっと低いですが。

まぁ、これは中古で買いましたが買われてからまだ1年くらいしかたっていません。
飲み会があったのは週末でしたので土日にでもこのカメラが購入されたキタムラにでも行こうと思います。
まぁ、買われたのはうちの近くのキタムラではないですが、キタムラならどこに行っても同じでしょう。
保証書の判子もキタムラですし。

というわけで、この事件から学んだ教訓は人に自分のカメラを貸すときは最初に色々注意しておくこと、それが嫌というか面倒なら貸さないことですかね。
てか、個人的に自分のカメラを他人にそれもカメラが良くわかってない人に貸すのは好きじゃないですがね。
ちょっとした出来心ってやつですね。

そういえば、観光地とか歩いてるとよくシャッター切ってくださいとかいう人いますが、そういう人はよく分かってますよね。
カメラに詳しそうな人選んで声掛けてきますしね。
今度から店員に撮ってもらうときは私も店員を選ぼうかしら?

というわけで、カメラが壊れた話でした。
さてさてこのカメラどうなってしまうのやら・・・。



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2014/05/16

友人が選んだカメラは?

さて昨日の記事で友人がカメラを欲しがっているということを書いたと思いますが、実はもう買ったらしです。
前に相談を受けて即購入。
その辺の思い切りの良さはいいですね。


ちなみに買ったのはこちら。


OLYMPUS PEN Lite E-PL5です。

なかなかいいチョイスですね。
オリンパスのPENシリーズは全部で3種あるのですが、上から
「PEN E-P」
「PEN Lite E-PL」
「PEN mini E-PM」

となってます。

つまり、PEN Liteは中間のモデルというわけですね。
それぞれのモデルについて簡単に説明しておくと


OLYMPUS PEN E-P5

PENはPENシリーズのフラグシップ。
”上質”をコンセプトにボディの作りや使い勝手を考え、ハイエンドユーザーの需要に応えたモデルとなってます。
ボディには金属パーツをふんだんに使用し、ダブルダイヤルやチルト液晶、内蔵フラッシュなど昨日も盛り沢山です。
その分値段も高く、ボディの重さもそこそこ。
私は過去にE-P2を使ってましたが、その時はまだまだ発展途上と言った感じでダイヤルの使い勝手やボディの作りの甘さも目立ちましたが、最近はそういった不満点もなくかなり完成度の高いカメラに仕上がってると思います。



OLYMPUS PEN Lite E-PL6

PEN Lite
は文字通りPENの廉価版。
PENのボディから色々な機能を省いて値段を下げています。
例えばボディもプラ製になったり内蔵フラッシュやダブルダイヤルがなかったりします。
ですが、モードダイヤルはありますし、逆にPENに比べコンパクトになったボディは取り回しがいいとも言えます。
性能に関してはPENに引けを取らず、逆に前に出ていた上位機種の性能を引き継いだ上で新機能を盛り込んだりしています。
逆に言えばモデルチェンジも早くすぐ型落ち機種になってしまいますが値下がりも早いので買う側からしたら嬉しい限り。



OLYMPUS PEN mini E-PM2

PEN mini
ミラーレス市場において、より多くの新規ユーザー獲得のために出した最廉価機種です。
とことん値段を下げて最小・最軽量を武器にあまりカメラに慣れてない人も手軽に使えるよう特化させた機種です。
もちろん上の2機種に比べ色々省かれておりモードダイヤルすらありません。
ある意味普通のコンデジテイストのミラーレスと言ったほうがいいかもしれません。
電源を入れてシャッターボタンを押すだけの操作でキレイに取れるという感じのカメラです。


とまぁ、各機種の説明はこんな感じ。
ちなみに最新機種を比べてみますと発売時期の関係もあるのですが、



PENとPEN Liteとの開きはかなりあり倍とはいかなくても7割アップくらいでしょうか。
PEN LiteとPEN miniの差は1万円そこそこですよね。

ちなみにPENとPEN Liteとの性能差はほんとハード面的なことが大きく、中のイメージセンサーは同じものですし、目立った違いはPENはアルミ削り出しのボディに内蔵フラッシュ、ダブルダイヤルに高速シャッター、5軸手ぶれ補正、Wi-Fi搭載、液晶がいいくらいでしょうか。
写りに関して言えば同じレンズを使うなら同じようなもんでしょうし、4万円の差があるかはボディの質と使い勝手を取るか、コンパクトボディを取るかの違いでしょう。

あとPEN LiteとPEN miniもイメージセンサーは変わりません。
ですが、PEN Liteの方がボディの作りもよく稼働液晶も搭載しております。
他の性能もそこまで変わりませんが、チルト液晶は使い勝手もいいので1万円の差ならPEN Liteを買ったほうが後で後悔も少ないかなとか思ったり。

そんな友人はPEN LiteシリーズのE-PL5を購入しました。
今あるE-PL6の前の機種ですね。
正直この選択はなかなか悪くなく、なぜならE-PL5とE-PL6の差は殆ど無いからです。

ちなみに友人が家電屋で違いを尋ねたところ、店員が「分からない。詳しいことはカメラ屋に聞いてくれ。」と言われたそうな・・・。
おい!店員!!

と言いたくなる話ですがそれもまぁ分からないでもない話で、正直E-PL5とE-PL6はぽっと見違いがないのですよ。





上がE-PL6で下がE-PL5です。
正直カラーがホワイトならグリップの色の違いくらいしか差がないように見えます。
ちなみに中身はどうかといいますと、

・センサーが同じ
・画質が同じ
・液晶が同じ
・シャッター速度が同じ
・連写速度が同じ
・最大撮影枚数が同じ
・大きさ、重さが同じ


となっています。
てか、これってハード的にはほとんど変わらないってことですよね・・・。

じゃあ、何が違うの?と言われると
・ISO LOWを搭載(E-PL6の方が低感度に設定できる)
・高速レリーズタイムラグモードを搭載(E-PL6の方がレリーズタイムラグが少なくできる)
・インターバル撮影機能を搭載(定点撮影や星空撮影にどうぞ)
・タイムプラス動画の自動作成機能を搭載(撮影した画像を使ってタイムプラス動画を作れる)
・デジタル水準器を搭載(というよりなぜ今までつけてなかった?)


という感じ。
正直絶対インターバル撮影がしたい!とか動体をガンガン撮るんでレリーズタイムラグが少ないほうがいい!とかいう場合はE-PL6より安くなったE-PL5の方がオススメなんですよね。(てかミラーレスのこんなカメラでインターバル撮影やらレリーズタイムラグを気にするなとか言ったら本末転倒かしら・・・)


というわけで友人は4万円そこそこで初デジタルカメラをゲットしたのでした。
初デジタルカメラがレンズ交換式とかいい時代になったもんだ。
そして早速色々撮影して勉強してるみたいで。

カメラがあると撮影するという目的が出るので結構行動的になったりします。
マンネリ化してる日常にいろんな刺激を運んでくれるので私はカメラが好きです。

これからの季節ますますカメラ日和となってきます。
皆さんも一眼カメラを持って旅行とかどうですか?


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2014/05/15

カメラを始めたい人に

知り合いが突然カメラが欲しいと言い出しました。
一体何を買えばいいのかと。

これはなかなか難しい質問。
まずは何を買えばいいじゃなく何を撮りたいかが重要なのだがカメラ使ったことのない人にそんなこと聞くのも酷ってもので。
まぁ、最初に買うものなんて自分が気に入ったものがいいと思うんですけどね。


とにかくカメラを買う場合はどんなカメラを買うかを1つずつ絞っていったらいいと思います。
まずカメラの種類としてパッと分けれるのは

・コンパクトデジカメ
・ミラーレス一眼
・一眼レフ


の3種でしょうか。
それぞれ↓に行くほど大きく、写りもよくなっていきます。
あくまでも一般論ですけどね。


で、友だちは小さめで持ち歩くのがいいらしいので結局「ミラーレス」を買うことにしたらしいです。
ミラーレスはいいですね。
ボディは比較的コンパクトでカバンにもサッと入れれますし、写りも良くレンズ交換の楽しみがありますし。
初めてスマホやコンデジではない本格的なカメラを買いたいって人にはオススメのカメラですね。



ミラーレスといえば私的には
・ソニー 
・オリンパス
・富士フィルム
がオススメです。


もちろん、キヤノン、ニコン、ペンタックス、パナソニックなどのカメラメーカーもそれぞれミラーレスを出していますが、レンズラインナップや性能やコスパを見ると上の3社が秀でていると思います。
それぞれの会社のミラーレスの特徴を見てみますと、


ソニー

ソニーは元々カメラを作っていませんでしたが、コニカミノルタのカメラ部門を買収しαシリーズのデジタル一眼レフカメラを作って来ました。
そして独自の機構を取り入れ一眼レフからハーフミラータイプのカメラを作り、またミラーレスとしては早期からコンパクトかつ高画質のNEXシリーズを展開して来ました。
NEX(エヌイーエックス)シリーズはAPS-Cという大型素子をコンパクトなボディに詰め込み、小型軽量でハイクオリティな写真を撮れることで定評があります。
エントリー向けのNEX-3からハイエンド向けのNEX-7やフルサイズの素子を搭載したハイアマチュア向けのα7などがあり、初心者から上級者まで楽しめるラインナップを展開しています。
マウントアダプタを付けることでオールドレンズを使用することができ、フルサイズのα7はオールドレンズを楽しみたい場合には換算値が変わらないことからある意味多くのオールドレンズファンが待ち望んでいたカメラといえるかもしれません。
また、レンズラインナップにはドイツの名門Carl Zeiss製のレンズもあり写りに拘る人にとってもオススメですね。


オリンパス

オリンパスはフィルムカメラ時代から一眼レフなどを作っており、レンズに関してもズイコー(瑞光)ブランドがあり、デジタル一眼レフカメラなも作ってきたメーカーです。
最近は一眼レフからミラーレスに転換し、デザインが売りのペンシリーズを初め、ハイエンド向けのOM-Dシリーズなどがあります。
オリンパスはデジタルカメラに移行する際、4/3(フォーサーズ)という規格を作りました。
フォーサーズとはちょうどフルサイズの半分のサイズの素子規格で、小型な素子を使うことはボディサイズの小型化や低価格化などのメリットが見込めました。
パナソニックもこの規格で、両者はレンズの共有ができますが他のメーカーは参加しませんでした。
素子サイズとしては小さく、ソニーなどが使用するAPS-Cと比べ高感度などはやや不利なのかなとか思いますが、それでも写りは悪く無いです。
特に最近発売されたOM-Dシリーズはこれからのオリンパスレンズ交換式カメラのフラグシップモデルという位置づけで、ボディ内5軸手ぶれ補正や防滴防塵、大型EVF搭載などフラグシップと呼ぶにふさわしい機能が盛り込まれています。


富士フィルム

富士フィルムはデジタル一眼レフカメラから一応レンズ交換式カメラを作ってましたが、その時はニコンのボディを使うなどオリジナルとは言いがたいものでした。
そして満を持して発売された富士フィルム製ミラーレスカメラX-PROはそのレトロなボディデザインに富士フィルム製レンズ”フジノン”を装着したハイエンド向けカメラです。
素子はAPS-Cを使用し、ハイブリットマルチビューファインダーを搭載、操作性や写りにとことんこだわったミラーレス一眼です。
現在は一眼レフ風のX-T1も発売。
世界最大のファインダー倍率をほこり、一眼レフのファインダーより広いファインダーは圧巻です。
また防塵防滴仕様で雨の日なども安心。
これまで防塵防滴仕様のレンズ交換式はPENTAXやオリンパスが筆頭でしたが、今後は富士フィルムのカメラも候補に上がってくるでしょうね。


というわけで私がオススメ3社のイメージはこんな感じ。
どれも昔からカメラを作ってきたノウハウがあり、レンズにもこだわってるメーカーです。
ならキヤノンやニコンはどうなんだって話ですが、一眼レフは世界最高峰なのですがミラーレスについてはまだまだ他の会社の後を追っている状態だと思います。
元々PENTAXを含め一眼レフ企業はそのシェアが食われないようにミラーレスに参入するのは控えめだったんですね。
ですから、初期からミラーレスを作ってきたソニーやオリンパスにはどうしても見劣りするんですよね。
富士フィルムはまだ後発の参入ですが、同社にレンズ交換式のカメラはない状態でしたので相当力を入れて作りこんできました。
カメラ好きが選びたいカメラ作りをしていると思います。

とはいってもコレはあくまでも私の主観的な考えで。
本当にカメラを買うときは自分が気に入ったものを買うのが一番です。
使ってて楽しいなら写りなんて二の次だと思いますしね。

というわけで絶対店頭で触ってから買うようにしてください。
友人も早速家電屋にいって触ってくるといってました。
さてさて、彼は一体どんなカメラを買うのか今から私も楽しみです。



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2014/05/14

NEW ノートPC ~DELL Inspiron 15R ベーシック~


先週に注文してから早1週間。
注文時は混み合っているため2週間くらいはかかると出ておりましたが、1周間で到着しちゃうました。
前にモニターを注文したときもそんな感じだったので、今回も1週間くらいで届くかな?と思っていましたがDELLは期待を裏切りませんな。

さっそく中を見ていきます。


中身はいたってシンプル。
最近は簡易包装が流行ってますが、個人的にはこのくらいで十分です。
簡素で適当なのはあれですが、必要最低限で工夫してしっかり包装してみせる。
環境にもやさしいですね。
スペースも取りませんし。


中身はこんな感じ。
・PC本体
・ACアダプタ
・説明書

これだけ。
説明書もダラダラした分厚いものでなく4つ折りくらいの簡単なブックレット。
詳しく知りたきゃ自分で調べろというスタンス。
今風です。




そして本体を見ていきましょう。
アルミ削り出し風のボディ。



しかし、処理としてはちょっと雑。
値段が安いけど表面は結構ざらついてペラペラな感じがします。




ボディ表面にSDカードスロット。
スマートなデザインですよね。


ボディ左側には電源、HDMI、LAN、USB、イヤホン。
各ポートがあります。
USBポートが3つあるのはいいですね。
15.6インチですからスペースに余裕があるんでしょうね。


右側はDVDドライブにUSBポート。
贅沢言えばBlu-rayドライブが欲しいところ。
まぁ、定価6万では無理ですな。
右側にもUSBポートがあるはいいですね。



スペックはこんな感じ。
個人的にはフルHDくらい解像度があったほうがいいんですが、どのみち15.6インチならちょっと文字が小さすぎになるんでこのぐらいが妥当といったとこでしょうか。
BluetoothやWebカメラもついてるんで結構優秀だと思います。


中もアルミ削り出し風。
タッチパッドも大きめです。

キーボードはフルサイズ。
テンキーもついてます。
個人的にBackSpaceとテンキーの間をもうちょっと開けて欲しかった。
ですがキーの打ち心地は悪く無いですね。


タッチパッドはWindows8対応のジェスチャー機能搭載らしいです。
日本指でスクロールとかですね。
ただ、スクロールが上下逆方向(タッチパネルと同じ)なんでそこはPCならちゃんと上下キーと同じ方向に合わせて欲しかったです。


さっそく電源を入れ設定を終えてみました。
起動はHDDなのでちょっと遅め。
SSDに慣れた後だと起動に1分とかかったるくてしかたありません。

気になるならあとで換装してもいいかもしれません。
Windows8.1は意外と悪く無いですね。
モダンUIはいらないと思うけど。

Officeを入れて色々使ってみますけど、まぁ普通に使えますね。
ただソフトの起動とかはもたつく感じ。
それも普段SSDのパソコンを使ってるからそう感じるだけでしょう。

逆に言うとこういう安めのPCを買ってあとでSSDに換装して使うっていうのもいいかもしれません。
メモリも8GBくらいあれば重い作業もできますし。

今回は合計9,000円引きで買えたんで十分コスパがいいといえるでしょう。
定価の61,000円ならまだ他に選択肢があると思いますが。

というわけで「DELL Inspiron 15R ベーシック」の紹介でした。
今度は壊さずに使って欲しいものです。





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