2016/08/21

岡山旅行2日目 その3 ~福崎町 河童と柳田國男~


五百羅漢を見た後、車を走らせること約20分。
福崎町のこの辻川山公園にお目当ての河童はいます。
公園に入るとこんな注意書きが。

ポケモンGO!の影響もここまでとは・・・。
池に落ちると捕まえたポケモンが全部逃げてしまうのかあ。
これももしや河童の仕業・・・。


ちなみに河童がいるらしい池の畔には烏天狗ともう1匹の河童が!


この河童が手に持ってるのは尻子玉!?
しかし目がやたらリアルですねぇ。

さぁ、ここでお待ちかね。
池の河童が出てくるところを御覧ください。


どうです?
あまりの怖さに小さい子供とかは泣いてました(笑
この河童の人形は前にTVとかでも紹介されたらしく、割と有名らしいですね。
私は全然知りませんでしたが。


最近は天狗も増えました。
結構なお金をかけて町役場が作ったらしいのですが、それでいいのか福崎町民・・・。

しかしなぜ、福崎町にここまで妖怪が集まっているのか。
実はこの地域に昔から河童や天狗の伝承などがあったわけではありません。

この福崎町はかの有名な日本民俗学の父とも言われている柳田國男の生まれ故郷なのです。
その柳田國男の著書「遠野物語」には河童や天狗の伝承も出てきますが、それにあやかって公園に河童や天狗の人形を置いているわけです。



この公園のすぐ上には「柳田國男・松岡家顕彰会記念館」や柳田國男の生家が移築されて保存されています。


この小じんまりとした四帖半二間と三帖二間の田の字づくりの家に柳田國男は約10年間過ごしてきました。
彼はこの家を「日本一小さい家」といったそうですが、それもそのはずで柳田國男は8人兄弟のうえさらにこの家に兄夫婦も一時期引っ越して過ごしていたというのですから、それはもう色々と窮屈な生活だったかもしれません。

柳田國男は元々は松岡性で儒教で医者の松岡操の6男として生まれます。
民俗学者の第一人者として有名な柳田國男ですが、兄弟もそれぞれ「医者」・「国学」・「言語学」・「美術」など様々な分野で活躍したといいますからエリート家族だったんですねぇ。


横の四角い建物が「柳田國男・松岡家顕彰会記念館」、そしてこの洋館が福崎町立神崎郡歴史民俗資料館です。
旧郡役所らしく、中もしっかりした作りでした。

つい最近、ふとしたきっかけで福崎町の話題が出て、どんな町だと調べてみたらそこで初めて柳田國男の生まれ故郷だということを知ったわけですが。
一度訪れてみたいなと思っていましたが、ここまで早く来ることになるとは想像もしていませんでした。


最後に公園の駐車場近くにあるお土産屋でもち麦アイスを食べて帰りました。
福崎町はもち麦の産地としても有名なんですねぇ。

今回の旅行はこれにて終了。
いや~、ホント天候に恵まれてよかったです。
次の旅行はいつにいけるかなぁ。

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岡山旅行2日目 その2 ~加西市の五百羅漢~


さて鯉ヶ窪湿原を見た後はそのまま高速道路にのり、兵庫県へと向かいました。
今度の目的地は加西市の五百羅漢。
現地までは2時間ほどかかるので到着する前にサービスエリアで昼食を済ましていきます。


無難なうどんにしたのですが、この肉うどん定食はちょっとアレでしたね。
サービスエリアってホント場所によって料理のクオリティが差がありすぎます・・・。


とか思いながら車を走らせ14時前にはここ羅漢寺に到着することができました。
加西市北条にある天台宗の寺院で通称、北条五百羅漢と呼ばれています。


まずは微笑み顔の石仏がお出迎え。
ここには約450体の石仏が鎮座しており、一体一体の表情に個性があります。
古くから全国的に知られ「親が見たけりゃ北条の西の五百羅漢の堂に御座れ」とも謳われ、多数の石仏の中には必ず親や知人、自分自身に似た顔があるそうな。


入り口から入ってすぐに受付があり、お布施を払って入場します。
敷地的にはそこまで大きくないですが、木々が生い茂っており雰囲気はいいですね。


さてさて知人や自分に似た石仏はあるでしょうか?


奥に進むとずら~っと石仏が並んでいます。


緻密に彫り上げられたものではないですが、これはこれで味がありますね。


何というかどれも温かみを感じさせるそんな石仏です。


これらの石仏は制作年代も製作者も不明とのこと。
一体誰がここまでの石仏を彫ったんでしょうか。


石仏と石仏の間にはこのような細い通路がありその間を歩いていくことになります。


いい天気の中見れてよかったですね。


こんなに多くの石仏が並んだ絵を撮れる機会もそうそうないですね。


これにて羅漢寺の見学は終わり。
続いて近くの福崎町にある河童を見に行くことにします。
皆さん知ってました?福崎町には河童がいるらしいのです。
ではでは、その詳細は次回にて。

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岡山旅行2日目 その1 ~西の尾瀬 鯉が窪湿原~


さて西山高原キャンプ場での一夜が明けて外を見てみれば・・・。
な~んと見事な雲海でしょう!
まさかこの真夏にもちゃんと雲海になるんですねぇ、ここは。
やっぱしたのダム湖の影響かな?


朝も6時過ぎでもう日がすっかり高くなってしまいましたが、これなら日の出も楽しめばよかったなぁ。
次来る機会があれば三脚と早起きは必須ですね。


朝日にたなびく雲海がとても素敵です。


そして朝の支度を済ませ向かったのがこちら。
鯉ヶ窪湿原です。


春に来たときと違ってより緑が深まった感じです。
いろんな動植物を見ることができました。


まずは鯉ヶ窪池にいくまでにあるミニ湿原に咲いている花などをチェック。


私は野草に詳しくないので看板がないとサッパリです。


これはわかります。
ある意味今回の目玉でもあるサギソウですね。


ラン科の植物で湿地に咲きます。
羽を広げたサギのような花が特徴です。
美しい花ですね。


蜂もブンブン飛んでいます。
昨日も飛んでるトンボに対して新しく買ったキヤノン 1DⅢのAF-Cの性能を試そうと思ったのですが、ここまで小さい被写体だと全然意味ないですね。
いや使ってるレンズのせいかもしれませんが。


前来た時はニコンで撮ったので今回はキヤノン 1DⅢ+85mm F1.2Lレンズを使い開放F1.2の世界を貼っていこうと思います。
中望遠で明るいレンズはそこだけ浮かび上がったような描写でとても素敵。
私の最近のお気に入りのレンズです。


開放でもそこまで甘くなく使いやすいレンズですね。
水の質感がすごい。


こちらはニコンD700で撮ったものですが、今日もいい天気。


何か並んでいるものを見かけるとついつい開放で撮りたくなります。
手前と奥がボケ中央だけにピントがあり、どこかジオラマ風。


周辺減光も相まってとても趣のある絵が撮れます。


しかもしっかり解像してくれますし。
言うことなしですね。
デカイし重いレンズですが・・・。



AFの速さも風景を撮ってる限りではそこまで遅いとも思いませんね。
ただ何のトルクもないフォーカスリングは気になります。
作動しなくてもスルスル動いて構えにくい。


途中カエルちゃんがいました。
ただのアマガエルではないですよ。
こちらはシュレーゲルアオガエル。
モリアオガエルん姉妹種と考えられており、ニホンアマガエルは目元に筋がありますがこいつは真緑です。


こちらはビッチュウフウロ。
7月から8月にかけてこの湿原は一番多くの植物が咲くのですが、行くタイミングとしては少し遅かったかも。


もうすすきや笹がこれでもかと言うほど伸びています。


またオニヤンマが何匹も飛び回っていましたね。
餌も豊富なのでしょうか?


こちらはうなだれていますが、これがデフォルトのキセルアザミです。
パット見た限り見えた花は入り口のシモツケソウ、サギソウ、ビッチュウフウロ、キセルアザミでしょうか。
駐車場付近にはオグラセンソウがありました。


しかし、台風などもあり天気がどうなるか心配でしたが昨日今日と晴れて本当に良かったです。


暑いんで熱中症には注意ですけどね。

さて岡山観光はこれにて終了。
次は家に向かって車を走らせますが、その途中加西市にある五百羅漢石仏を見に行こうと思います。

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2016/08/20

岡山旅行1日目 その3 ~天空の遊び場 西山高原キャンプ場~


さてさて、今日1日で色々見ましたがようやく宿営地にやってきました!
本日泊まるのはここ西山高原キャンプ場です。
うん、全然聞いたこと無い場所。


今回の度は5人で行ったんですが、それだけ人数が多いならコテージ一つ借りたほうが楽だろうってことでここに泊まることにしました。
1泊15,000円ですがそれを5で割るんで一人辺り3,000円くらい。
冷暖房にテレビも完備。
キャンプって感じはしませんよね。


車もすぐそこにおけるので楽です。
調理器具も完備されてますが、後片付けが面倒なので基本はレトルト食品を食べることにしました。
ゴミとかは全部持ち帰りですしね。


タイトルで天空の遊び場とか書いちゃいましたが、このキャンプ上のすぐ下には県下最大のダム備中湖があり、このおかげと言いますか朝にはここら一体霧が立ち込めてまるで雲の上にいるような風景が楽しめるんだとか。

あの天空の城竹田城みたいなものですね。
あれは秋から冬場にかけてタイミング良いときじゃないと見えませんが。


後驚いたのが結構人が居たこと。
コテージは2つしかありまっせんが、反対側にはテントを張れる広場があります。
そにはいくつもテントが張って有り皆さんキャンプを楽しんでいました。


着いたのは16時頃でしたがしばしその辺を散歩して一休みしたらもう夕食の時間です。
明日は朝イチで鯉が窪湿原に行く予定なので、早めに夕食をとることにします。


カメラを持ってぶらついた後食事の準備をしにコテージに戻ったらここで問題が!!
なんでも夜に楽しもうと思ってたトランプやUNOを忘れたんで、その辺で買ってこいと言う
命令が下ったのです。

ここは山の上ですし、この辺にそんなもの売ってる店があるのかしら?
とりあえずダメ元で管理人室にそういうレンタルはあるか聞きましたが答えはもちろん「NO」。
そりゃそうだ。

この辺に店はあるかと聞いたら、下の街まで降りて高速インターの近くなら幾つか店があるという情報を入手。
妹の旦那を引き連れていざトランプとUNOを探す旅が始まったのでした・・・。


町に出るといってもさっき来た道を戻るだけなので、来るときも運転した私にとっては割りと楽な仕事。
とりあえず、一番大きな(というかそこしかない)スーパーに寄ってまずは日用品コーナーを物色。
が、見当たらない。

車に戻り地図とにらめっこしながら、妹の旦那とどこに行くかあれこれ言いながら近隣の店を虱潰しに調べていきました。

ホームセンターやドラッグストアにいきそこの文房具コーナーや日用品コーナーによってもない。
最悪来たときに見たコンビニとかなら置いてあるかしら?と諦めモードの中「本・ビデオ・CD」の看板が!
もしかしたら本屋の雑貨コーナーにならそういうのあるかも。
そう思い試しに立ち寄ってみたら・・・。

あった!!
やはり狙いは間違ってなかった!
とりあえず任天堂のトランプとUNOを購入し、キャンプ場まで戻ることに。
帰りがけにコンビニに寄っておやつも買っていきましたが、そのとき「ここは俺が払っときます」と妹の旦那が言ったのは先に私がトランプとUNOを買ったことに対する配慮かしら?
まぁ、2つで2000円オーバーくらいの値段聞いてビビってましたが・・・。
トランプとかってちゃんとしたの買うの高いですよね。
UNOもプラスチック製じゃないのに1000円くらいするし。


さて、コテージに戻ればもうほとんど夕食の準備はできてました。
そりゃそうか、メインはレトルトカレーだし。
あとは持ってきた野菜を盛り付けてサラダができてました。
さて食事も済んで風呂に入るかってときに、ふと外に出てたメンバーから「星がキレイだぞ!」という声が!
そういうのは風呂入る前に言って!!


というわけでせっかく洗ったのにまた外に出てカメラを構えることに。
でも三脚持ってきてないからブレブレですな。
そういうやキャンプ場行くから三脚こうかな、とか思ってたなぁ。
すっかり忘れてた。


地面に置いてレンズを上に向けて1枚。
え?何も見えないって?


ならこれで!
こういう星撮りはどちらかというとキヤノンの方が得意なんですよね。
なんでも長時間露光した時のノイズの処理がキヤノンの方が得意なんだとか。
そのへんはやっぱセンサー作ってる方が有利なのかもしれませんねぇ。
最新機種ならそうでもないみたいですけどね。


ちなみに月も撮ってみましたが星撮りの設定のままだと眩しい!
月ってホント眩しいですよね。
写真撮るときの設定も昼間並の設定にしなきゃ白飛びしちゃいますしね。
ここまで明るいならそりゃ星を撮るときは月が出てたら邪魔になるだろうなぁ。

というわけで今日の岡山旅行はこれにて終了。
明日は朝から鯉が窪湿原に行く予定ですが、その後どこを観光しようかなぁ?

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