2018/10/27

ここが噂の道の駅 但馬楽座 ~レストラン やぶ牧場のローストビーフ丼~

日本のブランド和牛の原点がここに・・・


今日は朝からドライブで兵庫県の北の方を目指し走っていました。
昼食を食べようとしたとき、たまたま通りかかったこちらの「やぶ牧場」で食事をすることになったのですが。





皆さんは養父市がなんと読むか分かります?
まぁ上にも書いた通り養父(やぶ)市なわけですが、兵庫県最も読みにくい市町村筆頭の市ですよね。
まぁ、個人的にそう思ってるだけですが・・・。

他にも宍粟(しそう)市や高砂(たかさご)市、赤穂(あこう)市、篠山(ささやま)市なんかが読みにくいですかね。

赤穂市や篠山市は知名度的に知らない人なんているの?って思ってる人もいるかもしれませんが、市町村に疎い人が初めてこの字を見たら???ってなっちゃうんですって。
あかほし?しのやまし?みたいな。

赤穂市や篠山市なんて赤穂浪士や丹波篠山ブランドがあるからまだいいですが、養父市や宍粟市なんて兵庫県下の人ですらどこにあるか知らない人いるかも・・・。
いまドキッとした瀬戸内海側の兵庫県民の皆さん、罰として今年は兵庫県北部にスキーに行くように(笑


実際、養父市といえばスキー場。
兵庫県最高峰の氷ノ山がある養父市は氷ノ山国際スキー場を始め、ハチ高原スキー場や若杉高原おおやスキー場などなど県内外問わず、スキー好きが集まるスキー場があるんです。

そして有名なのはスキー場だけじゃありません。
知る人ぞ知る現代の和牛ブランドの原点、但馬牛(たじまうし)が産まれたのはここ養父市を含む但馬の地なんですよね。

え?但馬牛(たじまぎゅう)じゃないの?って思う方もいるかも知れませんが、但馬牛(たじまぎゅう)と呼ぶのはあくまで肉のブランド。

牛の品種としては但馬牛(たじまうし)と呼びます。



兵庫県はもともと5国が一つになって出来た県なんですが、そこの北東部に位置する但馬国。
そこでは古来から牛が飼育されており、平安時代初期に編纂された勅撰史書でも「耕運、輓運、食用に適す」と記されていたそうな。

ですが、明治時代に入り海外の牛が日本に入ってくると牛の雑種交配が進み、純血種が絶滅の危機に立たされたんだとか。
但馬牛も一時期は絶滅したかと思われていたそうですが、兵庫県美方郡香美町小代区の最奥にある集落で奇跡的に4頭だけ生き残っていたのが見つかり、この4頭を元に但馬牛は復活していきます。

ちなみに全国の黒毛和牛の繁殖メス牛のうち、99.9%がこの4頭の子孫なんだそうで、まさに世界に轟く日本和牛ブランドはこの但馬牛によって成り立っているんですよ。

ちなみに先も書きましたが但馬牛(たじまうし)は牛の品種の名前で、牛肉の質がよいことから、松阪牛や近江牛などの素牛(肥育牛として育てられる前の生後幼い子牛)になっています。

また、兵庫県下の牛肉ブランドとしては「神戸肉」、「神戸牛」、「神戸ビーフ」、「但馬牛(たじまぎゅう)」、「三田牛」、「淡路ビーフ」、「黒田庄和牛」なんかがありますが、これもすべて但馬牛(たじまうし)なんですよね。
飼育する際に協会が定める厳しい基準を満たし、認定されたものが上記のようなブランドを名乗れるってわけです。

さらに、前沢牛、仙台牛、飛騨牛、佐賀牛なんかには但馬牛の血統を入れることで牛の品種改良が行われていたりします。

そう言えば肉牛といえば宮崎県が有名で、何度も日本一の肉質として内閣総理大臣賞をとったりしています。
ですが、その宮崎牛の血統をさかのぼってみると但馬牛に行き着いたりします。
まさに牛界のサラブレットとも言えるのがこの但馬牛なんですよ。



まぁ、但馬牛ウンチクはこの辺にして、そんな但馬牛の生産で昔から有名だったのがこの養父市。
今日は折角なんで道の駅 但馬楽座の中にあるレストラン やぶ牧場でその但馬牛を味わっていこうと思います。



こちらがメニューですが、一番人気は牛炙りとろ卵丼のようです。
ようはローストビーフ丼ですよね。
最近流行りの。

周りをぐるっと見回し見ても、これを頼んでる人は多い。
ただ楽座定食という焼き肉定食を頼んでいる人も割りかし居ますね。
じゅうじゅう肉の焼ける音がしてこれもまた美味しそう。



他にはハンバーグ定食や焼肉定食もあります。
楽座定食は自分で肉を鉄板で焼くスタイルですが、こちらの焼肉定食は焼かれた状態ででてくるもの。
ビーフかつ定食も美味しそうだなぁ。

ですが私は一番人気の牛炙りとろ卵丼にしました。



というわけで牛炙りとろ卵丼到着!
炙り肉がこれでもかってくらい乗っかってる!
上のソースを掛けて食べます。



うん!お肉がとってもジューシー。
これは美味しいです。

ソースかけなくても肉だけでバクバク行ける勢い。
量は男性からしたらちょっと物足りないかも知れませんが、それでもこれは食べる価値ありかな。

ただ、店内は広い感じでも待ってる人が居たのであまり店の回転は良くないのかしら?
ですが、近くを寄った際はぜひ試してみてくださいね。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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