2017/11/11

ライカで撮る 丹波篠山紅葉狩り その1 洞光寺

さて最近は忙しくすっかりブログ更新も止まっていたわけですが・・・。
別にネタがないわけじゃなく、今年も行ってきました紅葉狩り!!
毎年行くところも、今年始めていくところも含め、数カ所グルっとまわって、割りと満足な写真が撮れたんじゃないかと思っています。


ただ、枚数が枚数なだけに厳選するのが難しい!
あと単純に枚数多すぎ・・・。
週末出かけたらブログを書く暇がなく、ブログを書こうとしたらどこかに行く暇がなくそんな贅沢なフラストレーションに悩まされた11月。
今年の紅葉の様子を一挙大公開していきますね。

それと今回は今年新しく手に入れたカメラ「LEICA M(Typ240)」で撮影した画像をメインで紹介していきます。
このカメラのフィルムモードのビビットはそれはもうこれでもか!ってくらいコッテリな絵を吐き出してくれて、そのギラギラ感に結構はまっています。

それではライカで撮る 丹波篠山紅葉狩り はじまりはじまり~


池に映り込む紅葉が素敵 洞光寺

Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

この日はあまりいい天気じゃなかったんですが、丹波篠山の紅葉はもう終わりかけという情報を仕入れ、それなら急がないと!と思い、今日は5箇所の紅葉の名所をまわってきました。
まずトップバッターは洞光寺。



篠山市の北東に位置し、池に映る紅葉が有名な場所であります。
この時期はツアーバスもバンバン止まり、下手な時間に行けば出ていく車と入ってくる車で大渋滞を起こす場所です。

数年前に行った時はそりゃもう酷かった・・・。
山門の直ぐ側の駐車場までの道は車1台が通るのが精一杯なんですが、そこで出ていく車と入ってくる車がお見合いしてるわけです。
これだけ混むのに交通整理員はいませんしね。
訪れる際は注意してください。

また、おすすめの時間帯は午前中。
太陽の位置的に、池に光が差し込むのが午前中なんですよ。
このまえは午後の3時頃に行ったので、すっかり日陰に入った池を撮ることになりがっかりしました。
また、10時頃になるとツアーバスも到着するようになるので、9時~10時頃に行くのがオススメだと思います。




Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

現地に到着したのは9時半頃。
紅葉のピークを過ぎたためか、思ったより人は少なかったです。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


駐車場は2箇所あり、比較的広いので駐めれない心配はあまりないんですが、先に書いた交通事情のせいで出入りが重なる時間帯は要注意です。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


今年の紅葉はいまいちね・・・みたいな会話を聞きつつ、境内に上がっていけば。
おお!一応絵になるくらいは色付いてるじゃありませんか!!。


Canon EOS-1Ds MarkⅢ + EF 24-70mm f/2.8L Ⅱ USM

まぁ、その人達が嘆く気持ちも分からなくはありません。
当日は結構曇ってたんで実際の風景は上の写真のようなどんよりした天気なんですよ。


Canon EOS-1Ds MarkⅢ + EF 24-70mm f/2.8L Ⅱ USM

手持ちのキヤノンで撮影したら、割りと鮮やか目の設定にしてもデフォルトじゃこんな感じ。
様々な色があって賑やかなんですが、ちょっとパッとしない絵ですよね。


Canon EOS-1Ds MarkⅢ + EF 24-70mm f/2.8L Ⅱ USM

そういうときは家に帰ってから、ソフトでちょちょっと明るさや彩度、コントラストを弄って修正してやればいい感じに仕上がります。
上の2枚は同じ写真なのですが、上の方は撮って出しのJPEG。
下の方はRAWで撮影し、Lightroomで現像したものになります。

いつも現像する時はどのくらいいじるかいつも悩みます。
カメラの性能を信じるなら、その情景はその色味と明るさだったんでしょうが、写真として見るならやはり見栄えが良いほうがいいですしね。




Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

ライカのフィルムモード「ビビット」はそんな悩みをふっ飛ばしてくれるくらいのぶっ飛んだ現像なんで色んな意味で落ち着きます。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

それはまるで天下一品のドロドロスープのとんこつラーメンのような、次郎ラーメンのような山盛りラーメンのような。
ハイライトなしコントラスト彩度マシマシブラック濃い目みたいな?


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

5枚上のキヤノンで撮って今日の状況はこんな感じですと写した場所も、ライカのビビットならこう写ります。
実はこういう高コントラストな写真を撮る時は晴天より曇天の方がいいんですよ。
晴天の日は日の光が強く、明暗差がしっかりでます。
そこでさらにコントラストを上げようものなら日陰は真っ暗に、日が当たってるところは真っ白に飛んでしまいます。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

ですが、曇天なら雲が天然のディヒューザー(光を拡散し被写体に光を直接当たらなくするための装置。ライトやフラッシュに被せて使用したりする)の変わりになり、意外といい感じに撮れるんですよ。

ただ問題は、曇天なら日の光が少ないためシャッタースピードを稼げないこと。
カメラの設定によっては上のキヤノンの写真のように、低コントラストで鮮やかでもなんでもない写真になってしまうことですね。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

ただ、最近はインスタ映えだかなんだか知りませんが、高コントラスト高彩度な絵が好まれる傾向があるため、スマホやデジカメでもビビットに写す傾向があると思います。
モードでも鮮やかモードがあったり。
普段だとクドくなりがちな鮮やかモードもこういうときに撮ればいい雰囲気になるかも。

上の写真も晴天ならおそらく奥の鳥居周辺は日陰で真っ暗になるはずです。
逆に手前の銀杏あたりに光が当たって真っ白になってるかも。
曇天ならどの場所も一律に弱い光が当たって、それが高コントラスト高彩度の絵を撮る最適な環境になっているということです。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

ですから、写真撮影をするときに「今日は曇りかぁ・・・」と嘆かないでください。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

曇りの日にもちゃんといい写真は撮れるんですよ。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

ちなみに上の2枚の写真ですが、上のほうがライカのビビットモードで撮った写真。
下のほうがRAWファイル、ようは何もいじってない状態ですね。

何もいじらなくても流石ライカと言うべきか、いい感じに見えます。
特にこの画像サイズだと分かりにくいですが、細部まできっちり解像してるのがとてもいい。
ただ、ライカのセンサーのせいなのかソフトのせいなのか。
昔から赤に弱いという特徴があります。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


ですから、ビビットモードで赤を撮ると飽和して凄いことになったり。
まさに赤の暴力!


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

また、明るい単焦点を持っていく時はぜひ地面を撮ってみてください。
普段意識することのない世界がそこには広がっています。
典型的な日の丸構図ですが、銀杏の中の紅葉にピントを合わせると写真の意図がはっきりしていいですよね。

中央以外がボヤけ更に周辺が暗くなりますが、これが明るいレンズの写りの特徴。
こういう描写だけはまだスマホが追いつけない分野だと思います。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

これも開放気味に撮影し、ボケを生かした感じに撮影しています。
小さなお社にピントが入ってる感じ。
よく写真を撮るときに、背景に人が映るのを嫌う人がいますが、個人的には背景に人が居たらそれはそれで面白い写真だと思うんですよね。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

むしろこちらと意図しない動きをする状態を撮影したほうが、偶然の産物っぽくてよくありません?
まぁ、完璧に構図とか決めて撮りたい場合は邪魔なだけなんでしょうが・・・。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

今回は人も少なかったんで、人が写り込まないようにするのは比較的簡単だったんですけどね。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

そして洞光寺に来たらぜひ撮って欲しいのがここ。
境内から池を見下ろすポイントになるんですが、紅葉が日の光が当たり透けて見えてとても幻想的な場所なんですよ。
ただし、先にも書きましたが午後に行くとここも日陰になって撮影しにくいです。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

撮ってるうちに日も出てきましたね。
今日はいい旅になりそうだ。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

紅葉単体としてみたらあまりいい色付きではないですね。
ちょっとくすんでいるといいますか、前に来たときのほうがよかったです。
やはり、丹波篠山の今年の紅葉はハズレなのかなと思ったりします。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

ですが、目で見た風景とまた違った景色が見れるのも写真の楽しみの一つだと思います。
さて、次はどんな風景に出会えるのでしょうか。


次回は洞光寺と同じ篠山市内にある大国寺に行こうと思います。
そこはコスプレイヤーウェウカムだったり、ライトスモークの貸出をしてたり割りと面白いお寺。
さて紅葉の様子はどんな感じでしょうか。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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