2017/11/03

銀の馬車の道 生野銀山 その1

10月はろくにブログが更新しないまま終わってしまいました。
毎週のように降り出す雨に台風に・・・。
全くネタがない10月でしたが、11月は天候に恵まれそう?


そんなこんなで始まった11月。
今月はできるだけ多くの場所を訪れ、お気に入りのLeicaで様々な景色を撮っていこうと思います。
さて今日はどんな景色が撮れるかな。

本日向かったのは兵庫県神崎郡神河町にある砥峰高原。
ここには西日本有数のススキの大草原があり、映画「ノルウェイの森(原作:村上春樹)」や大河ドラマ「平清盛」のロケ地になったこともある超有名地です。

今日はそこで黄金に輝くススキの草原を撮ろうと家を出たのですが、ベストな時間は午後3時ということでそれまで時間があります。
どっか寄っていくとこないかと、昼食ついでに探していたら何やら気になる看板が・・・。

神河町で昼食を探している途中、道の途中に「銀の馬車の道」と書かれた看板がありました。




銀の馬車の道?
何かの比喩か?
一度、昼食を食べようと店によったのですが、目的の店はまだランチタイムには早く時間がポッカリと空いてしまいました。
ですので、この気になる看板をスマホで調べてみることに。

銀の馬車の道



銀の馬車の道とは朝来市生野銀山から飾磨津(現在の姫路市飾磨区)とを結んだ道路のことらしいです。
日本で初めての「舗装」という概念をもって作られた道路で、明治の幕開けとともに欧米列強に「追いつけ」「追い越せ」で作られた前人未到の大プロジェクト。

更に養父市の中瀬鉱山や明延鉱山までの鉱石の道を加えた道が、今年4月に日本遺産に認定されたそうです。




明延鉱山は前から言ってみたいと思ってましたがこんなことが起こっていようとは全然知りませんでした。
明延鉱山は坑道見学に予約が必要ですが、生野銀山は見学はいつでもできるそうで。
これも何かの縁と思い、急遽生野銀山へと足を伸ばすことにしました。


生野銀山

生野銀山は兵庫県朝来市にある戦国時代から続く日本有数の銀山です。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


明治新政府が日本の鉱業の近代化を確立するために最初に官営鉱山とした模範鉱山でその歴史は平安時代初期から続くとか。
そんな歴史的な鉱山が兵庫県にあったとは・・・。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.



生野駅周辺は日本遺産認定の上りが立ち並びとても活気ある様子でした。
ずっと前から遺産認定を目指していたらしく、市の本気度も伝わってきます。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


受付で入場料を払いいざ坑道へ。
坑道内は整備されているらしく、車椅子でも中を見学できるので足が不自由な人も安心ですね。
木々もすっかり色づき秋の空気が感じられます。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


同じ場所を縦で撮ってみました。
いやー坑道に行くまでの沿道もキレイに整備されており、とても雰囲気がいい。
これは来る価値ありですよ。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


坑道近くには川が流れており、山の上から滝も落ちています。
なんと雰囲気がいいことか。
多分坑道も掘り進めていくと大量の地下水とか出たんだろうなぁ。

最近はライカのフィルム設定をビビットで撮るのにハマっているのですが、このわざとらしいほどの高コントラストに高彩度は癖になりますね。
レンズの解像力なども合わさり、独特の雰囲気が映し出せてるんじゃないかと思います。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


そしていよいよ坑道に入っていきます。
この入口も雰囲気抜群。
近くの滝や川のせいもあるでしょうが、入り口近くにいくとひんやりとした空気を感じられます。


Canon EOS-1Ds MarkⅢ + EF 24-70mm f/2.8L Ⅱ USM


さていよいよ坑道を見学していきますが、当然ですが坑道内は大変暗い。
暗所ではレンジファインダーのライカじゃ撮りにくいのでここでCanon EOS-1Ds MarkⅢの登場です。
ただ、このカメラもそこまで高感度に強い方ではないのでこういう時には手ぶれ補正付きの明るいレンズが欲しくなります。


Canon EOS-1Ds MarkⅢ + EF 24-70mm f/2.8L Ⅱ USM


おっと誰かが作業している!と思ったらどうやら人形のよう。
坑道内ではかつての働く人々を模した人形がいくつも置かれています。


Leica M + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.


ちなみにライカで同じ場所を撮ったらこうなります。
うん、すごく良い。
どちらのカメラもオートホワイトバランスを使用していますが、個人的に好みなのはライカの方です。
Canonは坑道内の光源だとどうも赤っぽく写してしまうみたいですね。


Canon EOS-1Ds MarkⅢ + EF 24-70mm f/2.8L Ⅱ USM


ただ流石は最高スコアを叩き出してるズームレンズ。
ライカの単焦点ズミルックスには流石に敵いませんが、坑道内の岩肌などの質感はキレイに再現されていると思います。


Canon EOS-1Ds MarkⅢ + EF 24-70mm f/2.8L Ⅱ USM


昔の人はこんな細い穴をはいながら掘り進んだんですね。
閉所恐怖症の人には絶対無理ですね。
てか普通の人もこんなの窮屈すぎて精神病みそうです。


Canon EOS-1Ds MarkⅢ + EF 24-70mm f/2.8L Ⅱ USM


坑道見学はまだまだ続きますが、長くなりそうなので続きは次回!
全長1000mは伊達じゃないですねぇ。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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