3月3日と言えばひな祭りです。
うちの実家にはいくつか雛人形があります。
しかし、親が体調を崩して以来ずっと仕舞いっぱなしになっており、それが現在どのような状況かは誰も知りません。
人形を箱に入れてそのまま仕舞っておくのもなんだかいい気分ではないですね。
やはりたまには顔を見なくては!
そんな感じで今年は雛人形を出すことにしたのでした。
人形の下の敷物がちょっとおかしいのはご愛嬌。
実はこれ今はあまり使ってないピアノの上に置いてます(笑
ひな壇を出す適当なスペースがなかったんで、もうここでいっかって感じで並べました。
これを最後に見たのは私が小学校の頃だったと思うので・・・。
でも特に目立った傷や汚れはなくてよかったですね。
物置は結構湿度の低い場所みたいで、それが良かったのかも。
口の中のお歯黒までちゃんと再現されているんですねぇ。
改めて見るとその細かさに結構関心。
まぁ高いものですもんね。
お内裏様はどうも右の方に傾いてる気がするんですよね。
ピシっと背筋が伸びてないような、そんな感じ。
付属品も全部揃っててよかったです。
小さいものなんで、下手にしまうと次に出すときにどこかにいってしまいそうで、それが怖かったですね。
ちなみに三人官女もおります。
うちの雛飾りは3段で、一番上にお雛様とお内裏様。
2段目に三人官女、3段目にお供え物なんですが、今回はピアノを使った2段仕様なんで2段目に三人官女とお供え物を置きました。
ちょっと適当で申し訳ないです。
ちなみに三人官女は向かって左から銚子、島台、長柄の銚子らしいです。
適当に並べたものが当たってました。
またここまで見てて少し違和感を感じた方もいるのではないでしょうか?
上のほうの写真のお雛様とお内裏様の位置です。
普通は向かって左側にお内裏様、右側にお雛様ですよね。
結婚式の新郎新婦の位置もそれに倣ってますし、それが基本形だと思います。
しかし、古来より日本は「左」が上の位だったわけですね。
左大臣、右大臣では左大臣の方が偉いわけです。
なので昔の雛人形はお雛様側から見て左側にお内裏様、右側にお雛様を並べます。
つまり向かって右がお内裏様、左がお雛様になるわけですね。
ですが、明治に入り西洋文化が日本にやってくるにしたがって式典等での位置関係も西洋スタイルに変わっていったんですね。
明治天皇までは即位式で左が高位というスタイルだったのですが、大正天皇以降は右側に天皇が右側に立つようになったんです。
ですがから、雛人形もそれに則ってるわけです。
ですが、個人的には古式のほうが好きなわけで。
関西ですしね。
別に特に強い理由はないですが・・・。
ですから、うちは「古式」に則って並べております。
ならちゃんとひな壇に飾れよ!というツッコミもあるかもしれませんが、そのへんは臨機応変ってことで(笑
ちなみに親が京都でおみやげで買ってきた可愛いお雛様は、ちゃんと向かって左にお内裏様、右にお雛様がいます。
こういう背景も知っておくと色々面白いですよね。
というわけで、今日はひな祭りについてでした。
あと雛人形を仕舞い遅れたら嫁に行き遅れるというのは、昭和時代になってから出来た迷信らしくそこまで急いでしまわなくてもいいらしいです。
てか、祭り前にぱっと出して祭りが終わると即仕舞うんじゃせっかくの綺麗な人形が勿体無い。
季節をまたいでずっと飾っとくのもみっともないですが、そうでなければ春の間飾っておき楽しむのも問題ないらしいで、うちはもうちょっと飾っておきます。
ではでは。
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