2014/03/08

いかなごの季節です

もう3月になりますがこの季節になると漂ってくる匂いがあります。
醤油と味醂と砂糖を煮詰めた甘じょっぱい香り。

そう、いかなご漁の解禁です!

今年は2月28日に解禁されましたが、もう地元のスーパーでは連日売り切れ家々からはあのいかなごの釘煮を作る匂いが漂っていると思います。
元々山間の街なんですが、昭和後期から平成にかけてたくさんの人がニュータウンに引っ越してきたため、この土地の人達にとってもいかなごは無くてはならない食材になりました。


今日は農協にくる魚連が売り出す港直送のいかなごを手に入れるため、朝早くから車で農協まで行ってきました。
時刻は8時過ぎ。
ですが、漁連の人の予約帳には名前が10人くらい書いてあります。
流石はいかなご。

それも一人5キロ、10キロくらい買ってく人もいるので1日の販売量100キロなんてすぐ売り切れちゃいます。

そして9時過ぎにもう一度農協に行き、港から送られてきたいかなごを受け取るのでした。
順番を待ってる時でもどんどん人が来て売り切れを知って肩を落として帰っていきます。
また、おばちゃん連中の井戸端話ではどこどこの店は何時に入荷するだの、鮮度はやっぱ○○がいいわねだの、今年は○キロは作るわなど聞こえてきます。
おばちゃんの情報網にはただただ感心するばかり。

そして私は3キロのいかなごを持って家に帰ったのですが、実は6キロ買わないといけなかったらしく・・・。
急いで鮮魚が美味しくて有名なスーパーまで車を飛ばし、もう3キロ買い込んだのでした。



農協で売られていた魚連のいかなごは1キロ1000円。
スーパーで買ってきたのは1キロ1310円。
約300円の差がありました。

これを6キロも買い込むと1800円くらい差ができ、漁連で買うと2キロ余分に買えることを考えるとみんな漁連に並ぶのも分かる気がします。



そして午前中はうちの台所からもくぎ煮の甘じょっぱい香りが。



でっかい寸胴で3回分。
いかなごは小さいため、下手に触ると崩れてしまうので一切手を触れずにひたすら煮詰めます。
ちなみに釜揚げしたのも食べましたが、これも新鮮で美味しかったです。
この時期ならではの食べ物ですねぇ。


一度くぎ煮にしちゃうと日持ちしますし、冷凍庫に入れておけば1年くらい持つのでうちはこれを少しずつ解凍して消費していきます。


ただ、買い物客は年配の人ばかりで今の若い人はいかなごのくぎ煮なんて作らないんでしょうが、これからもこの風物詩は語り継がれていって欲しいですねぇ。






ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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