ミラーレス一眼が登場して早数年。
いつかは来るかと思っていた機種が思っていたよりもだいぶ速くそして低価格で登場した。
それこそ35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼「SONY α7」である。
ある意味一眼カメラにおける一つの頂点とも言えるフルサイズセンサー搭載機は画質的にAPS-C素子と比べ差が縮まってきているとはいえ、やはり一味違う。
SONYがフルサイズセンサー搭載のレンズ一体型デジカメ「RX-1」を販売したのが2012年11月。
それまでコンパクトでフルサイズというとカメラ界の大御所ライカが2009年に「Leica M9」を発売していたが、とうとう日本のカメラ業界でもコンパクトフルサイズデジタルカメラが登場したのだ。
そしてそれから1年後。
SONYが満を持して販売したのがこの「α7」となる。
α7はこれまでソニー製一眼レフに搭載されていたAマウントではなくミラーレス一眼用のEマウントを搭載している。
元々APS-C用に最適化されたマウントのためフルサイズセンサーを搭載すると四隅が欠けるくらいギチギチに収まっている。
ボディもEマウントミラーレス機の上位機種とほぼ変わらないサイズだ。
私はこのα7が発表されてからずっと欲しいと思っていた。
なぜならそのサイズでフルサイズというのも魅力的なのだが、何よりマウントアダプタを介しオールドレンズを使った時レンズの焦点距離そのままで使用できるからだ。
NEX-6を今まで使っていたが、やはりどうせオールドレンズを使うならフルサイズで使いたい。
かといってLeicaを買えば軽くボーナス2回分くらいが吹き飛ぶ。
しかしこのα7なら月収で収まるどころかお釣りがだいぶ来るくらい安いのだ。
そして今回、ヤフオクで機材を整理しこれまで2年間使ってきたNEX-6も売却し念願のα7を購入することにしたのだった。
購入したのは「α7 ILCE-7K ズームレンズキット」。
α7にFE 28-70mm F3.5-5.6 OSSの標準レンズをセットにしたモデルでヤフオクにて新品を12万円ポッキリで手に入れることができた。
現在の価格コムでの最安価は13万ちょいなので割りとお得にゲットできたことになる。
箱の中身はシンプルだがNEX-6のようにボディキャップとレンズキャップすら付属していないようなコストカットは見受けられず安心した。
販売から約1年半が経つモデルだがその間に多くのα7のモデルが販売している。
標準モデルのα7、α7の高画素モデルのα7R、α7の高感度モデルα7S。
そしてα7の後継機であり本体のレイアウトを見直しボディ内手ブレ補正機能を搭載したα7Ⅱ。
正直、ボディ内手ぶれ補正機構搭載のα7Ⅱはかなり魅力的だった。
あらゆるレンズを使った時でも手ブレ補正機能が使用できるのだ。
これほどオールドレンズ遊びに使える機能はない。
しかし、今年発売のα7Ⅱはボディ価格だけで16万円、レンズキットで19万円近い。
この前買ったレンズを諦めるなら買えた価格ではあるが、別にメイン機材にする気もないのでしばらくしてα7Ⅲ辺りが出て安くなった頃に中古ででも手に入れよう。
NEX-6よりも深く握りやすくなったグリップに全面、背面に搭載されたダイヤル。
ボディやや中央に搭載された電子ファインダーなどより一眼レフスタイルでカメラ好きにとっては惹かれるものがある。
レンズはボディに比べて結構大きい印象だが、インナーズームでズームしてもレンズの全長が変わらないので使ってる最中もスタイルが変わらないのがいい。
ダイヤルなどの操作性は悪くない
が、完璧とは言いがたい箇所がいくつもある。
まずシャッターボタンの位置が悪く押すためには人差し指が少々無茶な動きを強いられる。
グリップも普通のミラーレスより大きいが、ボディサイズに対しまだ浅い。
背面ボタンのメニューやC2ボタンも液晶の厚みのせいで非常に押しにくい。
しかし、α7Ⅱではそれらの不満点がすべて解消されてるのだ。
より大きくなったグリップに最適な位置に配置された全面ダイヤルとシャッターボタン。
背面ダイヤルもより回しやすいデザインになっており、液晶と干渉し押しにくかったメニュー及びC2ボタンは液晶上部のボディデザインを斜めに傾斜させることによった押しやすくしている。
ぶっちゃけそれができるなら初めからやっとけと良いたいがそれができないのがSONYの悪いところ・・・。
一発目でとても先進的で目を引くものを出すのだが荒が目立つのがソニー製品なのだ。
ただ全体的には使いやすいデザインである。
背面のデザインはNEX-6とそう変わりはないが、ファンクションボタンやカスタムボタン増えている。
これでもかと配置されたカスタムボタンに各機能を割り当てられる。
操作性?そんなのあんたらに任せるから自由に設定しろというある意味投げっぱなしな設定だが、これで自分の好きな設定が可能で使い勝手は言うまでもない。
電子ビューファインダーは見ての通り大変見やすい。
NEX-6の時点でほぼ完璧と言ってよかったがより広くなったファインダーは覗くだけでワクワクする。
MF操作もしやすくオールドレンズ使用時でもカスタムキーに拡大機能を割り当てとけば楽にピント合わせができる。
ストラップは付属のものを使用せず前にNEX-6につけていたニコン製のミラーレス用のストラップを装着した。
黒と赤のこのストラップは丈夫で結構お気に入りである。
α7を買ったことでこれでオールドレンズを100%楽しむことができる。
さっそく今週末にはオールドレンズを付けて撮影テストに出かけたい。
NEX-6はよく出来たおもちゃという印象が抜けなかったソニーのミラーレス一眼だったがこのα7はガシガシ持ち出したい魅力あふれるカメラとなっている。
新しい相棒を手に今年はどんなとこに撮影に行こうか。
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