2018/12/01

調理器具を見直す ~鍋編~

ティファールを4年間使ってみて

さて、12月も始まりましたが12月といえば「師走」、師走と言えば「大掃除」ですよね!
私も家の中のものを見渡して、平成最後の年末にもういらないものは捨てておくかと思っているわけですが・・・。
そこで目に止まったのが「調理器具」なんです。
これまで私は鍋やフライパンはティファールのこういう奴。



取っ手が取れるよ-!重ねて収納できるよ-!こびりつかない素材だよ-!
って宣伝してる「インジニオ・ネオ」シリーズの古いやつなのですが。

これがまぁもの的にはそこまで否定するものでもないんですが、とにかくワタシ的にはそこまで気に入ってないんですよ。

取っ手が取れると言っても逆に複数一気に料理したいときは一つしかない取っ手であたふたすることになりますし、

重ねて収納できると言っても鍋とか重ねると内側が傷つくので結局別々にしたほうがいいや・・・ってなるし、

コーティングだって硬いものが当たったらすぐ剥がれるわ、強火で使えないわで。

正直私の使い方にはそこまでマッチングしてないんですよね。
そもそも、私は実家に居たとき小学生の頃から鉄のフライパンとステンレス鍋でガシガシ料理してたもんですから「料理なんて強火でガッと炒めてステンレスのお玉やフライ返しでガシガシ使ってなんぼじゃい!」というのに慣れちゃったんでやっぱなぁと言う気持ちが拭えなかったわけです。

そんなもんで新しく一人暮らししてから約4年使ったティファールは、


鍋はバーミックスによって底が傷ついたり、重ねて直してたので傷がついたりしています。



フライパンも調味料をスプーンで入れた後、かき混ぜるときに傷がついたり、裏面側面は油汚れでドロドロです。

そもそも熱ムラが結構激しいし、鍋とか落としただけで変形するし、蓋に隙間があるので密閉できないしと、色々文句つけたいところもあるわけですよ。

個人的には鍋を片付けてる最中、クッションフロアの床に落として変形したのには目が点になりました。
結構軽い一番小さな小鍋だったのに、こんな簡単に変形しちゃうの?って感じ。
今のは私が持ってるやつより結構頑丈そうなので、改善されてるかもですが。

というわけで、今年の年末は調理器具を丸ごと入れ替えちゃいましょう!!


どの素材を選ぶか?

というわけで、買い換える調理器具は鍋とフライパンになりますが、ひとまず鍋をどれに買い換えるか考えていきましょう。
鍋と一言で言っても素材や形状、用途によって様々な種類に別れますよね。

まず気になる素材ですが、「銅」、「アルミ」、「鉄」、「ステンレス」、「ガラス」、「土」や珍しいもので言うとチタンとか石とか金なんかもあるかも。

今回は日常使いをメインにしますので、その中でも主流な金属製鍋「銅」、「アルミ」、「鉄」、「ステンレス」をそれぞれ特徴ごとにまとめてみますと、

素材熱伝導率比重長所短所得意な料理
4018.9熱伝導率が最も良い重い・手入れが大変・高価
酸・アルカリ性に弱い
料理全般
煮込み料理
アルミ2372.7熱伝導率が良く、軽い酸・アルカリ性に弱い料理全般
煮込み料理
茹でもの
807.8油なじみが良い
高熱に強い・頑丈
錆びやすい・重い油を使う料理
全般
ステンレス157.9手入れがしやすい
酸、アルカリ性に強い
熱伝導率が低い塩分濃度が
高いもの

こんな感じになります。
熱伝導率で選ぶと理想的な素材は「銅」、「アルミ」なんですよね。

ですが、こいつらはとにかく手入れが大変。
また、酸・アルカリ性に弱いので作る料理も選びます。

また、そういう意味では「鉄」も重いし錆びやすい。
私が使ってるSTAUBは鉄の鋳造鍋ですが、外側はホーロー加工しており、内側も特殊加工によりそこまで手入れは難しくありません。
まぁ気を抜いたら錆びますが・・・。

というわけで、日常使いに最適なのは個人的に「ステンレス」鍋だと思うんですよ。

ただ、このステンレス鍋。
あまり好きじゃない人も多いんじゃないですかね。
「とにかく焦げ付く!もうカレーを作るたびに底が大変なことになるの!」って。

そう、「ステンレス」は熱効率がとことん悪いので、コンロの火の当たった部分だけ熱くなり、他に熱が伝達しにくいんです。
そのせいで、その部分だけ熱がこもり焦げ付いてしまうってわけ。

ですが、もしそんな「ステンレス」の鍋で熱伝導率がよく、焦げ付きにくく、むら無く温められるものがあるとしたら?
それって最強の鍋じゃありません?


ステンレス鍋は全面多層構造を選べ!!

というわけで、結論まで行くまで長々書きましたが、個人的な日常生活において最良の鍋は「ステンレス鍋」なわけです。
錆びないし、酸だアルカリだと関係ないですし、焦げ付いてもガシガシ擦ってとればいいですし。

ですが、問題は適当なの買っちゃうと、熱ムラは酷いわ、すぐ焦げるわで大変。
そこでオススメするのが「全面多層構造」です。


多層構造とは


熱伝導率悪いですが、頑丈な素材のステンレス。
そいつに熱伝導率がいいアルミニウムを挟み込んで鍋全体の熱効率を上げた鍋、それが「多層構造」ステンレス鍋です。

上の図はステンレス鍋では名高いビタクラフトのプロモデルの9層構造ですが、基本的に多層構造のステンレス鍋は「3層」、「5層」、「7層」と奇数で層が増えていきます。


VitaCraft/ビタクラフト ウルトラカパーシリーズ

層が多けりゃ偉いのかってわけではないのですが、個人的には「5層」くらいは欲しいところ。


全面多層構造、底面多層構造



また、多層構造でも「全面」と「底面」モデルがあるので注意が必要です。
上の図はビタクラフトからの引用ですが、ビタクラフトは全面多層構造を採用していますが、逆にクリステルやフィスラーなんかは底面のみ多層構造を採用しています。



鍋全体が温まりやすいのはやはり全面多層構造のようです。
底面多層のメリットを色々調べてみたのですが、特に出てきませんでした。
値段も別に安いってわけじゃないですしね。

保温力とかは鍋の厚みとかによって変わると思いますし。


どこの鍋がいいのか?

さてステンレス鍋を選ぶなら「全面多層構造」を選ぶべし!ってことはご理解いただけたと思いますが、実際にどこのメーカーのを買えばいいの?ってことです。

やはり一番の鉄板は(ステンレスですけど)、ビタクラフトでしょう。


VitaCraft ビタクラフト




アメリカの調理器具メーカーで百貨店でもおなじみのメーカーだと思います。
ラインナップは幅広く、一般向けからプロ向けまで様々なシリーズがあります。

個人的にはオールステンレスのものが好みなんですが、それもちゃんとありますね。
シリーズによって「全面5層」「全面6層」「全面9層」がラインナップされています。

値段は標準的な20~24cm級の両手鍋で1万円ちょいから一番高いプロモデルで4万円後半といったところでしょうか。

別にプロ向けはいらないので、オールステンレスのものでデザインがいいと思う、上の画像の「ビタクラフト プロ」モデルだと片手鍋で、




こんな感じになっています。

ネットレビューとか見ていても、さすがはステンレス鍋の大御所。
ネガティブな意見があまりありません。

性能に関しては期待できるでしょうね。
ある意味一生モノの鍋なのですから、多少値が張っても1~2万円とかだとそこまで高いとは思えませんね。

まぁ、プロモデルの4万5000円とかで揃えるか!って思うと何年がかりになるやろ・・・ってなりますけど(笑


ジオ・プロダクト



やっぱり、ビタクラフトが無難なのかしら?と思いつつ、他にも色々探してみたら、メイド・イン・ジャパンで全面多層構造ステンレス鍋を出してるメーカーがあるではないですか!

それがここ、宮崎製作所が作る「ジオ・プロダクト」。

鍋のデザインは特に美しいとは思いませんが、シンプルで使い勝手の良さそうなデザイン。


また、ビタクラフトは安いものは「全面5層」の「ベトナム製」(高いモデルはアメリカ製です)。
しかし、ここ「ジオ・プロダクト」は「全面7層」ですべて「日本製」なんです!!




しかも、日本製でいてお値段が、



かなり安い!
これは定価なんで、ネット通販で買うときはさらに2割くらい引かれてますのでビタクラフトの3~4割引くらいの値段で買えちゃうんじゃないかしら?

てか、定価で考えるとビタクラフトの半値ですからね。

これはお得!?


更に更に!!


ふるさと納税でジオ・プロダクトが貰える!?
これはもう行くしか無いっしょ!!

というわけで、今回手に入れるステンレス鍋は「ジオ・プロダクト」に決定しました。
片手鍋+両手鍋のセットです。

ホントはこれに行平鍋がプラスされるセットもあったんですが、それだと片手鍋が小さくなってしまうんですよ。
なので今回はこれでOK。

届くまで少々時間がかかるみたいですが楽しみです。

次回はフライパンを選んでいきますのでどうぞよろしく。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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