マツダ ロータリーエンジン復活!!
ちなみにロータリーエンジンというのは上の画像のように三角形のおにぎりが楕円のエンジンルーム内でコロコロ回るエンジンのこと。
普通の車のエンジンは上図のように縦型のシリンダーの中で気化した燃料を爆発させることで、上下のピストン運動を起こし、それで回転エネルギーを生み出す機構のことです。
上下運動が回転運動へと変換される。
改めて見てもすごい機構です。
ちなみに上の図は直列6気筒エンジンです。
一方、ロータリーエンジンは楕円の空間をおにぎりがくるくる回ることで、「吸気」→「圧縮」→「爆発」→「排気」を行います。
おにぎりの回転運動が直接タイヤへの回転運動として取り出せること、とてもコンパクトに作れることがメリットです。
また、機構が単純なので分解、組み立てが容易に行えること、高回転まで回せることなど魅力が溢れるエンジンなんですけど、ぶっちゃけ燃費が悪い。
もう、みるみるうちにガソリンメーターのメモリが減っていきます。
3ローターを搭載したユーノスコスモはメモリの減りが見てわかるなんて言われてましたからね。
その特性を生かし、今回はロータリーエンジンで発電し、そこで発生した電気でモーターを駆動させるレンジエクステンダーという機構で復活したというわけです。
日産のe-powerなんかがその機構です。
エンジンは発電するだけ、駆動はモーターによって行います。
マツダの先進的な試みで誕生した車種に与えられる「MX」を冠する車です。
元々この車はEV車もあり、そのバリエーションみたいな位置付けになるでしょう。
電気自動車は航続距離が256kmと大変低かったのですが、レンジエクステンダーなら700km以上走れるとあるので、モーターの走りで長距離走りたい人からしたら嬉しい一報になるでしょうね。
これからのマツダはどうなる?CX-60を試乗してみて
この時代に3.3L 直列6気筒のディーゼルエンジンを搭載し、FR(フロントエンジン、リア駆動)という機構はその辺のスポーツカーも顔負けのスペックです。
直列6気筒エンジンは理論上は上下運動の振動を打ち消し合う理想的なエンジンなんですが、上の動画にもありますようにシリンダが6本縦に並びますので、とても大きくなっちゃうんですよね・・・。
ですが、このCX-60はそんな直6エンジンを縦に置き、後輪駆動ベースというまさに走るための車なんですよ。
これはマツダファン、スポーツカーファンの私からしても期待大でした。
タンレザーの内装もとても上質で、ワンランク上のインテリアという感じです。
外車を常に意識してるマツダらしい品質です。
もう最高!!
ディーゼルエンジンなのでトルクフルな走りで、ちょっとアクセルを踏み込むだけでぐいぐい走ってくれます。
また、加速が速い車がいい!って人向けにはPHEVも用意してます。
これなら0-100km/h加速が5.8秒と、ロードスターよりも速い加速が楽しめます。
本当にスポーツカーですね。
そんな楽しみ満載での試乗でしたが、そういえば後部座席の乗り心地を忘れてた〜ということで、もう一度乗りに行きました。
そして連れに運転してもらいながら後部座席の乗り心地を試してみましたが・・・。
跳ねる、超跳ねる!!
なんか揺れがすごい気持ち悪いです。
えーこの重い車でここまで揺れちゃうの?という感じ。
確かにネットでは足回りについてはかなり酷評されてたんです。
ただ、運転席や全席に乗った限りでは足回り全然問題ないじゃんとネット情報は当てにならないなと思っていたんですが・・・。
これかーって感じ。
この後席の質ではまだ買いたくないですね。
ただ、マツダは年次改良でこういうネガティブな点もクリアしてくるので、今後の進化に期待です。
これからのマツダはどうなるか。
今年度も夢のある発表をたくさんして欲しいものです。
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