去年のちょうどお盆の時期に祖父が亡くなった。
そして年末には後を追うように祖母が亡くなり、今思っても去年はかなりバタバタした1年になった。
そんな祖父の遺品を色々見ているといくつかカメラが見つかった。
祖父母は旅行が好きであちこち行っていたそうで、祖母の切り絵の素材にでも使うためなのか写真を撮るためにカメラが何台あったのだ。
その中の1台のフィルムカメラにまだフィルムが入っているのが見つかった。
一体何が写っているのか、どうせなら現像して墓前にでも供えるかなと思いネット現像に出してたフィルムが今日返ってきた。
私がいつも使っているネット現像の店では無料でフィルムのスキャンをしてくれる。
なのでネガフィルムもプリントしなくてもどんなのが写ってるか分かって結構嬉しい。
どうやら旅行中に撮った写真だったようだ。
これは一体どこでいつに撮った写真なのか。
もしかしたらかなり前に撮ったまま現像に出すのを忘れて仕舞いこんでたのかもしれない。
なんせデジタル一眼レフカメラも一緒にあったから、フィルムは多分使わなくなっていたのかもしれない。
やっぱり写真っていいものだ。
こうやって形に残るものというのはとても尊いものだと思う。
昔は逆に形に残すのはあまり好きではなく、学校の旅行に言った時写真に写るのも嫌いだった。
まぁ、今でも写るより写す方が好きですが。
だが今では写真は大好きだ。
刻一刻と変わりゆく風景を撮り、それをあとで見返すと自分は写っていなくても確かにその時その場所に自分は居たんだなぁということを感じることができるので。
何気ない風景写真もそうやって見ると自分の存在を示す大切な1枚に見えてくる。
そしてそれは誰かが撮った1枚も同じこと。
どこかいつか分からないが確かにこの写真の風景の反対側に祖父がいたということを感じることができる写真たちだった。
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