2017/09/16

北陸旅行⑦ in小松 ~大迫力 日本自動車博物館~

レトロな車が盛り沢山 日本最大級の自動車博物館



というわけで輪島の朝市をたっぷり堪能した後は、北陸道を少し南下し小松市までやってきました。
実は朝のニュースを見てる最中に、たまたま小松市にある小松製作所のことが話題になり、そこにある「コマツの杜」が紹介されていました。

コマツという会社、皆さんはご存知ですか?
そう、建設機械の大手企業で日本のシェアは1位、世界シェアも2位という世界的な企業です。
ショベルカーやアホみたいにでかいダンプなんかも作っており、最近はGPSと連動して自動運転したりする大型重機もあったりします。

現在本社は東京にあるのですが、創業はこちら石川県小松市で銅山を経営していた竹内鉱業が自家用機械生産をするために小松駅近郊に小松鉄工所を開設したのが始まりなんだとか。
上でTVで話題に出てた「こまつの杜」は小松駅近くにある小松工場跡地にオープンした広報資料館です。
ここには世界最大級のダンプカーなんかがあります。

それで面白そうだなとスマホ片手にいろいろ調べていたんですが・・・。
小松市には他に何やら興味深いものがあるじゃないですか!!

というわけで我々は小松市にある日本自動車博物館に車を走らせたのでした。




空はもうぐずついた天気になっていましたが、何とか雨は降っていない様子。
小松市の駅から結構車を走らせ郊外まで着たのですが、いきなり見えてきたのは赤レンガ調のオシャレは建物。

そうここが日本自動車博物館です。




建物の前には早速スーパーカーのオンパレード。
まずはこちらアストンマーチン V8。
イギリスの名門アストンマーチン・ラゴンダが1972年~1989年に製造したスポーツカーであります。




スポーツカーというよりスーパーカーと言ったほうが正しいのでしょうが、ほんと美しいシルエット。
アストンマーチンと言えば歴代ボンドの愛車ボンドカーとしても使われてきましたが、このV8も映画007シリーズ「リビング・デイライツ」でボンドカーとして使用されています。

いい車はフロントよりリアを見ろというのは個人的な格言なのですが。
フロントがいくら良くてもそのフロントを受け止め支えるリアがイマイチだと体全体のバランスが破綻すると思うんですよね。

竜頭蛇尾ということわざがあると思いますが、いい車ほどリアで魅せてくるんですよ。
V8もフロントの丸目顔から伸びやかな曲線を描く屋根に直線的なドアラインがリアでピシッとまとまって気持ちがいいです。
良い造形は見てるだけでホント心が洗われます。




続いてはリンカーン・コンチネンタル。
アメリカの大統領の名前を冠したこの車はまさにアメ車を象徴するような車ですよね。
もうひたすら長い!デカイ!

ちなみに奥に見えるのはロールスロイスなんですが、ロールスロイスですらリンカーン・コンチネンタルと比べるとコンパクトカーに見えるレベル。
ほんとアメリカはビッグですねぇ。




入り口でチケットを購入し中に入るといきなり私の大好きな車が陳列されていました!




トヨタ2000GT。
個人的に世界で一番美しい車を選べと言われたら私はこれかマツダ RX-7 FDを選びますね。
ほんとこの曲線ラインが美しい!
コスト度外視で作られたこの車は、生産しても赤字と言われていますが戦後日本が焼け野原から高度経済成長を経て、高速道路を作り、東京オリンピックも開催し、そしてスーパーカーまで作れるようになったことを世に知らしめてくれた車です。




そして3階に上がってエレベーターの近くにドン!と置いてあるのが故・ダイアナ妃が来日したときに実際に乗られていたロールスロイスです。




これもまた長い!
日本の道路事情ではどう考えても使いにくそうなすたいるです。




その他様々な車が1~3階に所狭しと並んでおります。
ご年配の方が行けば懐かしの車に出会えること間違いなしですね。




最後にこれもまた私が大好きな車「メルセデス・ベンツ 300SL」を紹介して今回の記事は終了としましょう。
300SLは1954年に販売された2シーターのスポーツカーです。




波打つような曲線ボディに大きなスリーポインテッドスターが付いたグリル。
そして何と言ってもガルウイングドア!!
1957年以降はオープンのロードスターに変更されましたが、私はこのガルウイングドアが大好きなんですよね。
もうそれだけで普通じゃない感を演出してくれます。
ちなみにこのガルウイングドアは別にカッコイイから付けてたわけじゃなく、ちゃんと実用性を考えてこのデザインになってるんです。




残念ながら背面からは撮影できなかったので、Wikipediaの画像を転載しますが、この車はもともと実用目的、レーシングカーとして開発されたんです。
ですので、ボディーの軽量化と強度確保を両立させたフレームを作ると、上の写真のようにサイドシル(ドアの開口部の敷居に当たる部分)が高く分厚くなってしまい、普通のドアだと乗り降りが困難になったんですね。

なので手前に開くドアでなく上に跳ね上がるドアにして、ガバッと足を上げて滑り込むように乗り込むわけですよ。
屋根があると頭が当たるので屋根部分まで跳ね上がるガルウイングドアなのはそういう理由からです。
まぁ、それでも乗り降りはしにくいでしょうが・・・。

一度でいいからガルウイングドアの車に乗ってみたいですねぇ。
個人的にはこの300SLの正統後継とも言えるメルセデス・ベンツ SLS AMGに乗ってみたい!!
ロングノーズショートデッキなプロポーションにガルウイングドアはまさに現代の300SLですね。
まぁ、その後継であるメルセデスAMG GTでは普通のドアになっちゃいましたが…。

とまあ車好きなら絶対楽しめる日本自動車博物館。
言ったことがない人は必見ですよ。




さて最後にもう一つネタを。
実はこの博物館、集めてるのは車だけじゃないんです。
なーんと世界中の便器を集めているんですよね。

男性用なら世界中の小便器がトイレにズラッと並んでおります。
そんな遊び心満載の博物館、機会があればぜひ行ってみてくださいね。


ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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