2017/09/04

LEICA SUMMILUX-M 50 mm f/1.4 ASPH 実写レビュー



ISO3200 SS 1/25 F/1.4


ISO3200でもそこまでノイズが目立たない。
デジタルライカも随分進化したものだ。

前回、開封レビューをお届けしたLEICA SUMMILUX-M 50 mm f/1.4 ASPHの実写レビューを今回はお届けしようと思う。
届いたのが夜だったため、夜の写真が多くなるが開放で撮影するにはちょうど良いといえる。
ライカ Mはシャッタースピードが1/4000までしかなく、日中開放F1.4で撮影するにはなかなか難しいからだ。


ISO3200 SS 1/12 F/2.4


流石に50mmのレンズを手持ちで1/12秒とかで撮ると手ブレも目立つ。
しかし、普段使っているボディだけで1kgを超える一眼レフと比べて、ボディの大きさもそうだがミラーショックもない分、まだ見れる絵が撮れてる印象だ。

ピクチャースタイルをビビットにしているとかなり特徴的な絵が撮れて面白い。
実際、撮って出しはかなりあっさりした絵だ。


ISO3200 SS 1/12 F/2.4


こちらがRAW撮って出しである。
ピクチャースタイルをビビットにするとコントラスト強めで明暗差がハッキリした締りのある絵になるが、撮って出しは結構明るめの絵だ。
逆にフルサイズらしいダイナミックレンジの広さが感じさせられる絵になる。
また、写真中央下部にはレモン状のゴーストが写り込んでいる。
最新レンズと言っても2004年発売なので逆光性能はそこまで良くないのかもしれない。


ISO3200 SS 1/30 F/4.0


随分ダークな路地だが、私の近所は別にここまで漆黒の世界ではないので安心して欲しい。
ライカのJPEG現像はあまり役に立たず基本はRAWで撮影し、あとで現像する必要があると聞いていたが個人的にはこの個性的な画作りは嫌いじゃない。
多少個性があったほうが撮ってて楽しめると思うのは私だけだろうか?
それにRAWも同時保存しとけばあとで好きなようにいじることもできるし。


ISO200 SS 1/4000 F/1.4


日中での開放は露出オーバーとの戦いになる。
これも机の白いところが飛んでるか飛んでないか微妙な感じ。
それならISOを下げればいいじゃないかと思う方もおられるかもしれないが、ライカ MはISO200が最低感度の標準なのだ。
ISO100も使えるが、あくまでも拡張感度になるためコントラストなど低下するらしくカメラの性能を限界まで引き出したい私はいつもISO200で撮影している。


ISO200 SS 1/500 F/4.0


マイカーもライカで撮ったらなんだかよりかっこいい気がする。
ライカ Mの測光は「アドヴァンスド」と「クラシック」の2種が存在する。
従来のM型フィルムライカと同じシャッター幕反射測光が「クラシック」、CMOSセンサーによる測光が「アドヴァンスド」である。

正確性は圧倒的にCMOSセンサーによる測光である。
これは一般的なコンデジやミラーレス一眼などと同じ画素センサーによる測光で、「アドヴァンスド」測光を選択時は更に「スポット」、「中央重点」、「マルチ測光」など測光の切り替えもできる。


ISO2500 SS 1/90 F/1.4


シャッター幕反射測光は被写体によってかなり露出が暴れるのだが、アドヴァンスドモードはより安定した測光が可能でそのモードも3種から選べ、もはや普通のデジタルカメラと同じように扱える。

ただ、アドヴァンスドモードはCMOSセンサーを使用するため消費電力が高いということが注意が必要。
ミラーレス一眼やコンデジなどはAFも測光をするのもすべて画素センサーで行うので、消費電力が高く必然的に撮影可能枚数が少なくなるのがデメリットなのだ。
一眼レフはAFも測光も専用センサーで行っているため連続撮影枚数が段違いに多くなる。

私が一眼レフが好きな理由もこの連続撮影枚数の多さゆえ。
やはり持ち出す時は電池持ちなど気にせず撮影がしたいものだ。
ライカ Mもクラシックの測光を使用している限りは連続撮影枚数は600枚程度とエントリー一眼レフ機並に撮影が可能。
この信頼性があるからこそ、私はライカが好きなのかもしれない。

ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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