2019/02/24

これぞホントのパワーストーン?! ~生石神社の石の宝殿~

水に浮かぶ神秘の巨石


昼食後に訪れたのは高砂市にあるちょっと不思議な神社”生石神社(おうしこじんじゃ)”。
辺りは平たい地形なんですが、この場所だけ宝殿山という山になっており、神社はその山の山頂付近にあります。



正式な参道は神社の東側から長い階段を上がっていくのですが、車で訪れる場合は西側から車道を登っていくことになります。



神社の付近は切り立った崖があちらこちらに見受けられます。
なんでもこの山付近は宝殿石(竜山石)と呼ばれる流紋岩質溶結凝灰岩と呼ばれる岩石で、加工が容易なため昔から石材として重宝されてきたんだとか。



古代は石棺として、中世にはあの姫路城や明石城の建築にも多く使われたらしいです。
近世では国会議事堂や帝国ホテルなんかにも石材として活用されていたそうですよ。
これらの建物は栃木県の大谷石の使用が有名ですが、この山の石材も使われていたんですねぇ。



さてそんな石の神社ですが、この神社もっと凄いものも祀っているんですよ。



入り口の鳥居付近には石の宝殿という記載がありますが、この石の宝殿こそこの神社の御神体。
一度見たかったんですよね、なんせ「日本三奇」の一つとされているとっても摩訶不思議な御神体なんです。



とはいえ、「日本三奇」と言っても
・宮城御釡神社の神竈
・兵庫県生石神社の石の宝殿
・宮崎県霧島東神社の天逆鉾
とサラサラ出てくる人はほぼいないんじゃないかと・・・。

いたとしたら…相当マニアックな方ですね!



とはいえ地元兵庫県にその三奇の一つがあるなら見とかない理由はありませんよね。



拝殿の前にはこのように下にずーっと伸びた階段が。
この階段を登ってくるのが正規ルートです。



拝観料はもちろん無料。
お賽銭だけ用意して奥へ進みましょう。



拝殿の入り口をくぐると横に霊岩があります。
なんでもお参りをする際、岩を力いっぱい押して、押した手で自分の病部分を撫でると、治癒するんだとか。



そして奥に進むと石の宝殿があります。



ではいよいよご対面。
日本三奇、石の宝殿です。



でーん!!
これは大きい。

ぶっちゃけ超広角レンズじゃないと入り切らないほどの大きさです。
そして下には水面があり、確かに浮いているように見えます(実際は浮いてないんですけどね)。



石の宝殿の周りはぐるっと一周できます。
裏側には祠が鎮座しています。



しかし確かに不思議な場所ですねぇ。
一体誰が何のためにどうやって作ったんでしょう?

実際に今でも誰が何の目的で作ったかは謎とされています。



ちなみに拝殿横には岩を削って作った階段があり、宝殿山の山頂まで行くことが出来ます。



登っていくと石の宝殿の上部を見ることが出来ます。
石の上にも木々が茂っており、作られてから相当な年月が経っていることが分かります。



生石神社の向かい側には大きく切り立った崖があります。
崖の麓には重機があるので、石切場なのかもしれません。



ちょっとの登ると周りの街が一望できます。
周りが平地なことがよく分かると思います。



ほんの3分くらい歩けば山頂につけます。
あっという間ですね。



そしてこちらが山頂。
なんだか不思議な感じ。



山頂付近には休めるところがあり、小学生くらいの子どもたちがおやつを広げて食べてました。
今日はほんと気持ちいくら位のピクニック日和でしたね。



というわけでこのへんで帰ることにしますか。



帰りは別の方から。
どっちから行っても距離は同じくらいです。

あっという間に下に到着します。



生石神社結構面白い神社ですね。
ただパワースポットと言われるとうーん・・・。

午前中に寄った舟木石上神社の方がよっぽどスピリチュアルな雰囲気でしたけどね。
ただ不思議感は十分感じれました。

さて、今日の遠出はこの辺にして帰路につきますか。
ただ家に帰る前にどっかでお茶でもしていきたいなぁ。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

1 件のコメント:

  1. 2021年10月に拝観しました。

    石乃宝殿(浮石)を拝観するには、割拝殿の中央にある入り口から入るのですが、「拝観料100円お納めください」と書かれた小さなお賽銭箱のようなものが置いてあります。
    人が立っているわけでもなく、チェックされるわけでもありませんが、実質拝観料100円必要ということになります。

    文中には「拝観は無料」と書かれていますが、ご注意ください。

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