2016/04/13

TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USDレビュー②

TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USDとNikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8を撮り比べる

今回はこれまで使用していた「Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8」と新たに買った「TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD」を撮り比べどのくらい描写に違いがあるのか確認したいと思います。
使用するカメラはD700。
設定は全てオートにし、三脚にセットし約2m先の被写体を絞りを変えながら撮影していきます。
ほんとはもうちょっと撮影環境にこだわればいいと思うが面倒くさいのである程度簡単な試験にしました。
これがこれらのレンズの絶対の評価ではなくあくまでも参考の一つとしてとどめていただけたら幸いです。

TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD ワイド端とテレ端比較


70mm側も200mm側も開放では周辺減光量落ちが見られますね。
評価では顕著など書いてましたが個人的にはそこまで目立たないなという印象。
青空とか撮影した時は割りと目立つかもしれません。
F5.6以上に絞ればある程度目立たなくなりF8以上は特に問題ない様子。
解像感はどちらも開放から申し分ない感じ。
等倍で見たら多少は甘いのかもしれませんが個人的には満足ですね。


Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8とTAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD ワイド端比較


続いて「Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8」「TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD」をぞれぞれワイド端である80mmと70mmで撮影しそれを等倍したもので比較してみました。
これを見ると意外や意外。
開放では「Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8」の方がハッキリしてる!?
撮影距離が短いことが関係してるのかはたまたピンずれが起こっているのか分かりませんが、20年以上前のレンズと最新レンズを比較してみてすべての性能において最新レンズである「TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD」の方が解像力があると思っていたのですがこの結果はちょっとショックでしたね。
また、それと同時にニコンの本気を垣間見ることができました。


Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8とTAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD テレ端比較


これはもうパット見でも結果が明らかですね。
開放から「TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD」の方が圧倒的に解像しています。
というより、「Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8」の方が甘すぎか。
ニコンの方は1段絞ってもまだ甘くF5.6で多少マシになりF8以上でようやくタムロンと同等といったところでしょうか。
タムロンはF2.8では多少甘さが見えますがそれもF5.6以上絞ればしっかり解像しています。
まぁ、全域でニコンよりはいい感じ。
また、最大撮影倍率がニコンのほうが大きいため等距離で撮影してもニコンの方が大きく写るのは面白いですね。
こうやって比べたら結構その差が分かるっていう。


今回のテストでは20年以上前のニコン純正レンズと最新のタムロンレンズの比較でしたが、すべての性能においてタムロンが上回っているという結果出ないことに少々驚きました。
タムロンはボディサイズや最短撮影距離は他のレンズに比べ秀でていますが、その分無理もあるのかなと。
逆にNIKKORは腐ってもNIKKORなんだなということが改めて分かりました。
ちょっと「Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8」を手放すのが惜しい結果です。
ただ、このレンズは流石にボディ内モーターでAFを合わせるため遅いしうるさいし。
AFモードではフォーカスリングがスカスカ動いてホールド性も落ちるし。
その辺の不満が全て解消されてるDレンズの80-200mm F2.8ならまた買ってみようかなと思えます。
前から欲しいと思っているライトグレーのレンズもありますしね。
というわけで、今回のテストはここまで。
こうやって撮り比べると新たな発見があって面白いですね。
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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