日本西南限のミズバショウ 養父市加保坂湿地

4月 23, 2016

今日の目的であったフジの花見は見事なまでに裏切られる結果となりました。
朝来市の山陰随一の藤棚を誇るという大町藤公園のフジはまだまだ蕾もいいところ。
最近暖かかったと思っていたがここの見頃は来週以降といったといころ。
なんとも残念な結果だ。

せっかくここまで遠出したのにただランチをしただけというのは何とももったいない話。
なので他に何か見るものは無いかと向かったのが、「日本西南限のミズバショウ」が見られるという兵庫県養父市加保坂湿地である。
ミズバショウといえばあの夏の思い出の曲にも登場する白くてキレイな花。
しかしあれはもっと標高が高く寒い地方に咲くイメージ。
公園などに人の手で植えられているのは見かけるが兵庫県で自生地があるなんて聞いたこともなかった。
ネットで開花状況などを調べてみるとちょうど今が見頃なんだとか。
これは幸いと思い、朝来市からいざ養父市へ。


車でざっと50分。
途中まで高速を使いそこから田舎道を走り最後はつづら折りの連続カーブの山道を登った先に加保坂湿地の駐車場がありました。
ミズバショウのある湿地に入るためにはこのロッジで入園料を払わないといけません。
まぁ、貴重な場所の維持管理のためと思い心良く払いましょう。


湿地までは山道を少し歩きます。
これが舗装もされた無い普通の山道なので足の悪い人にはちと酷かもしれません。
咲いてるツツジを横目に見ながらちょっとした丘を登りその先にミズバショウの咲く湿地があります。



見えました!!
おお!たくさん咲いている。
何でも2000株ほどあるんだとか。



そもそもミズバショウは先に話した通り、もう少し標高が高く寒い地域に咲く植物です。
これまで日本の分布では西限は福井県勝山市の取立山の取立平、南限は岐阜県郡上市高鷲町の蛭ヶ野高原とされてきました。
しかし、ミズバショウが自生できる自然環境の限界はやはり福井県取立平から岐阜県蛭ヶ野高原とされており、なぜこの加保坂湿地にミズバショウが生息しているのか大きな問題となったそうです。

そりゃそうですよね。
福井県や岐阜県が生息限界なのになぜか兵庫県のこの場所だけに生えているんですから。
誰かが持ってきて植えたんじゃないの?と思われても仕方のない話。


市のHPによりますと、加保坂湿地の土壌に含まれる花粉分析調査を行った結果、深さ100cmの位置で8,000年ほど前という結果が出ており、その位置からもミズバショウと考えられる植物の花粉化石があったんだとか。
よって、この場所ではミズバショウが1万年前の氷河期から生き延びていた可能性が高いと判断されたそうな。
う~ん、自然って不思議!!


一見地面に見えるミズバショウが生えてる場所もちゃんと湿地ですからね。
保水性のある苔がガッツリ堆積しており、深いところではほんと1mほどあるのだとか。


ここのミズバショウは1970年に地元渋面が発見途ありましたが、多分それより前にも誰か見つけていたでしょう。
しかし、まさかこんなところにと言った感じで周知はされていなかったのかもしれませんねぇ。
道がなかったら立ち入ることも困難な山の奥のしかも踏み入れたらズブズブ1mも沈んでしまうような湿地なのですから。
そのため人の手が全く加えられることなく今日まで咲き続けられてきたんでしょうね。


今年は例年より咲くのが早いそうで、今がピークなんだとか。
来週のミズバショウ祭りのときには多分もうほとんどおわってるんじゃないかなぁと係の人が言ってました。
それはまたグッドタイミング。


こういう時は望遠レンズがほしいなぁと思いますね。
今回は前に買い試しに使おうと持ってきたTAMRON 70-200mm F2.8しかなかったですから。
もうちょっとアップ出とるなら最低でも300mm以上は欲しい。


ちなみに湿地にあるウッドデッキではフィールドスコープが備えられてあり自由に覗けました。
こういった心配りはありがたいですね。
地元の人も頑張ってる感じです。

これもまたいいところを見つけました。
来年以降も見に来たいです。

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