超望遠レンズを比較する

2月 03, 2018

持ち出すのが大変な超望遠レンズ

真ん中が超望遠レンズSIGMA APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM

私は以前超望遠レンズを使っていた。
「SIGMA APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM」は当時としては大変リーズナブルで使い勝手のいいレンズだった。


シグマは超望遠レンズの世界では昔から安価な商品をいくつも出してきていたが、そのレンズ群に超音波モーターと手ぶれ補正を装備した新型レンズが2008年から次々ラインナップしていった。

・APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM
・APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM
・APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM

などなど。
同じサードメーカーのタムロンはここまでのラインナップを揃えることはなく、また純正レンズも長らく更新していなかったので、手軽でリーズナブルな超望遠レンズはすっかりシグマのお家芸となっていた。

そして時代は500mmズームから600mmの時代へ。
2014年にシグマが2本の150-600mmズームをそれに続く形でタムロンも150-600mmのズームを販売した。

だが、これらのレンズに言えることはデカくて重い!
私が使っていた[APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM」もレンズ自体は全長20cm程度だが重さは1.7kgを超える。

とてもじゃないが気軽に持ち出せるものとは呼べなかった。

キャノン純正の100-400mmもようやく2014年に新型が出て、性能はかなりいいと話題になった。


ただこれも加減を知らないというか、Lレンズの名に恥じないようにというか。
1.5kgを超えるボディはかなり大きくそして重い。


私が持っているEOS-1D Xに装備するとこんな感じになるらしい。
流石は超望遠レンズ・・・でかい・・・。
上に書いた「APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM」」よりは軽いのだろうが、これも普段持ち運ぶというレベルではなかった。


ライトバズーカ爆誕!?

そんなユーザーの嘆きを聞いてか、とうとうサードメーカーであるシグマとタムロンが動いた。
ライトバズーカと呼ばれる、軽量かつコンパクトなレンズの誕生である。




どちらも100-400mmの超望遠。
大きさを20cm未満に抑え、重さも約1100gとこれもまた超軽量。

1kgのレンズのどこが軽量?と思う方もいるかもしれないが、先に書いたがキャノン純正の「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」なら1.5kg以上の重量になる。
また、シグマの先代の400mmズームである「APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM」は1.7kgだ。
30%以上の軽量化を果たしているのだから、まさにライトバズーカの名前通りだ。




ボディに付けたら流石にデカイが、70-200mm F2.8もこのくらいのサイズ感かつ重さはそちらの方が上。
70-200mm F2.8は持ち出そうと思えばまだ持ち出せるサイズと重さなので、それと同等のサイズにそれより軽量なら持ち出せないわけがない。

今回の旅行に備えて、超望遠レンズを新調しようとしたがこの2本なら買っても十分持ち出して使用できる。
さて問題はどちらを買うかだ。


TAMRONがいいか、SIGMAがいいか

さて、純正が高すぎて買えないカメラ趣味の人たちの最大の悩みとはタムロンとシグマどちらのレンズを買うかだろう。
実際、最近はどちらもレンズのクオリティにこだわり純正と比較しても引けを取らないレベルまで性能は上がっている。

今回は純正で言えば「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」が比較対象になるが、やはり純正はデカくて重い。




タムロンやシグマのライトバズーカの方が一回り小さく、そして軽い。
また、値段の差が一番大きいだろう。
ライトバズーカは定価が10万円、実売価格が7万円を切るというまさにバーゲンプライスなレンズだ。

一方、純正の「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」は実売20万円オーバー。
発売日が近いこともあってか中古も18万円を下回らないレベルなので、ポンと買うには財布にキツすぎる。

ただ、気にはなるので実際ヨドバシカメラでそれぞれのレンズを触りその使い勝手を比べてみた。
サードメーカーのライトバズーカたちは純正に比べどの程度使えるのか。


AF速度 Canon>SIGMA≧TAMRON

これはもう純正が一番早い。
爆速言っていいレベルで、AFボタンを押した瞬間スッとピントがあう。
この辺は流石高いだけあるなと感心した。

一方、サードメーカーだが別にこれもそこまで遅くはない。
十分実用レベルでスーッと合ってくれる。
動体にどれだけAFが追従するかはカメラ側の設定を細かくいじれなかったが、純正の1/3程度の値段にしてはよくやってると思う。
シグマとタムロンだが使った機種が違うので、正確に確認できなかったがよりスムーズなのはシグマに感じた。
だが、タムロンとシグマの差はほぼないと言ってもいいだろう。


手ぶれ補正 Canon>TAMRON>SIGMA

手ぶれ補正機能についても、これらのレンズで頭一つ秀でてるのがキヤノン純正である。
ピタッと止まるファインダー像は素晴らしい。
昔使っていたシグマの超望遠レンズはスーッとファインダー像が流れていきフレーミングがなかなか決められなかったのと比べると雲泥の差だ。

その次に優れているのがタムロンだ。
タムロンの手ぶれ補正は純正と比べても遜色はないレベル。
こちらもAFを開始すればピタッとファインダー像が止まってくれる。

一方、シグマはこれ本当に手ぶれ補正が聞いてるのか?っていいたくなるレベル。
ファインダーを覗いても手ブレでフラフラしている。
撮影する瞬間にピタッと効くのかもしれないが使ってて気持ちよかったのはキヤノンとタムロンだ。


部品精度 Canon>TAMRON>SIGMA

ピントリングやズームリングのスムーズさははやり値段の差があってかキヤノン純正が一番スムーズだ。
どのパーツも高クオリティなレベルでスッと気持ちよく動く。

タムロンのレンズも十分なトルクとスムーズさでリングは回る。
どこかで引っかかることもなく、また各スイッチも指がかかりやすく操作しやすい。

一方、シグマはズームお行う際「キュルキュル」といった嫌な引っ掛かりがある。
仕様上問題ないのだろうが、スムーズさに関して言えばシグマは他の2機種と比べ劣っている。


写り Canon≧SIGMA>TAMRON

流石にヨドバシカメラでは写りまではチェックできなかったが、ネットを調べているとこのような記事があった。

シグマ100-400mm F5-6.3 DG OS HSM は純正と同等以上の解像力
http://digicame-info.com/2017/05/100-400mm-f5-63-dg-os-hsm-1.html

どうやらシグマのライトバズーカは純正と同等以上の解像力らしい。
一方、タムロンはまだ比較サイトが少ないため描写の質は分からないが、シグマより解像力があることはないだろう。
ただ、最近のタムロンレンズを見ているとそこまで悪くない描写だと思う。


その他

結局キヤノン純正は値段が高い分、性能もそれなりだということがわかった。
ただ無い袖は振れないため買うのはシグマかタムロンになるだろう。

シグマとタムロンのライトバズーカで上に書いたもの以外の差として
・タムロンのレンズは三脚座が付く
・タムロンのレンズのほうがワイド端は明るい
などがある。

写りでシグマをとるか、それとも使い勝手でタムロンをとるか・・・。
ただとある記事にシグマはAPS-C機で使用する分には問題ないが、フルサイズで使用するとなると周辺が微妙だという書き込みを見かけた。
タムロンのレンズは問題ないらしいが、そうなるとフルサイズを持ってる私はタムロン一択じゃないか!?

う~ん、まだまだ情報が欲しいが今回はタムロンのライトバズーカを買い足すことにするかな。
実際、ネットでも安いしいざとなれば売って資金を回収することも出来る。
5年ぶりの御神渡りを撮影するレンズはタムロンの100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD (Model A035)に決定だ。

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