竹中工務店 大工道具館とジブリの立体建造物展

5月 03, 2018

都会に佇む落ち着いた空間


今日は突然呼び出しがあり、急遽「竹中工務店 竹中大工道具館」までやってきました。
竹中工務店と言えば日本を代表するスーパーゼネコンの中の一つですが、よく知らない方もおられると思うので、ここで少しゼネコンについてお話しておきますか。



ゼネコンとは

ゼネコンという言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、一体どんなことをする会社なのか漠然としてるかたも多いかもしれません。
建設業的な何か?とかフワッとしたイメージくらいは想像できるでしょうか。

本来、建物を建設するときには様々な業種の方が携わります。
土を掘り返して土台を作ったりする土木工事からいわゆる上モノを建築する建築工事。
そしてそれらの工事を発注する業者や請け負う業者がおり、さらに工事を取りまとめる現場責任の業者なども含めて様々な業者が携わり、現場は動いていくわけですが。

それらの土木・建設工事のすべてを一社で賄える建設業者のことを総合建設業と良い、それを英語にすると”General contractor(ゼネラル・コントラクター)”つまり、「ゼネラル(総合的な)」「コントラクター(請負者)」略してゼネコンと呼ぶわけですね。

そしてそんなゼネコンの中で売上高が1兆円を超える超大手をスーパーゼネコンなどと呼んだりします。

  • 鹿島建設
  • 清水建設
  • 大成建設
  • 大林組
  • 竹中工務店(非上場企業)

の5つが今の所日本のスーパーゼネコンにあたりますね。
最近だとリニアモーターカーの建設で色々世間を賑わしてる会社が入っていますが、これらのスーパーゼネコンは歴史も古くどこも1800年代から続く超老舗。

そして各会社には設計部門・エンジニアリング部門・研究開発部門を抱えており、さらに建設工事の施工まで行えるので幅広い知識と技術を持ち合わしている会社なわけです。

国家プロジェクトだとまず間違いなく出てくる会社ですが、逆に言うとスーパーゼネコンレベルじゃないと受注できないってことなんで、個人的には談合云々もなんだかなぁと思ったり。

ちなみにそんな中でも「竹中工務店」はちょっと異質ですよね。
名前だって一人だけ工務店ですし一人だけ非上場企業ですし。

ですが、この竹中工務店が一番すごいんですよ(個人的に)。
なんせ創業は1600年代、あの織田信長の元家臣が尾張で創業したのが始まりですからね。
とんでもなく歴史がある!!

更に今でこそ一般的な「工務店」という言葉も、この竹中工務店が初めて名乗ったんですよ。
なるほど、それなら他のスーパーゼネコンが工務店を名乗らないのも分かります。
二番煎じになっちゃいますもんね。

「設計と施工は切り離せない」という考えから「工務」を掲げ、お客様ありきの仕事という考えから「店」を用いている。
いや~素晴らしい理念です。

ああ

今回はそんなスーパーゼネコンの中の一つ「竹中工務店」が運営する「大工道具館」にやってまいりました。

場所は新幹線の止まる新神戸駅の直ぐ側。
北側には六甲山が佇む山麓になりますが、周りは高いマンションやビルが立ち並ぶ地域です。



ですが、そんな地域なのに来てみてびっくり!
全然周りの高い建物が気になりません。



建物の配置や周りの植栽を旨く利用してるんでしょうね。
都会の中なのにここまで落ち着いた雰囲気の空間ができるんだと感心するばかりです。



上にも書きましたがスーパーゼネコンクラスだと国家プロジェクト級のものから、多くの歴史的建造物や公共施設を作ってるわけですが。
皆さんも知ってる代表的なものを上げると、公共施設では「神戸市役所」「東京タワー」、空港では「成田国際空港」「関西国際空港」、駅としては「阪急梅田駅」、オフィスビルでは「あべのハルカス」「朝日新聞東京本社」、ドームでは「東京ドーム」「大阪ドーム」「札幌ドーム」などなど。

あとは国立劇場やら私が前に行った大塚国際美術館やら関西学院大学の各キャンパスも作ってたり。
いやー、ほんと日本を代表する建造物ラッシュですな。



ここはそんな竹中工務店のこれまで職人が使ってきた大工道具や建築に関する展示を行っている私設博物館です。



今回はそんな大工道具館でジブリの企画展があるということで、多くの客で賑わっていました。
まぁ我々もそのうちの一人なわけですが。

ジブリの企画展は写真が撮れなかったので紹介しにくいですが面白かったですよ。
やはりアニメにするときもただ漠然と建物を描くのでなく、必ず必然性を求めて描くんだなと言うことが分かりました。

というより、宮崎さん的には意味のないものを描くなと若手スタッフにも色々言い聞かせていたということが紹介されていました。
街を歩きちゃんと物を見て描けと、想像や空想だけで描くなと。

なるほど、ジブリの持つリアリティはそうした創作へのこだわりから生まれているということが、嫌という程分かりましたね。
ようは宮崎さんってオタクなんですよ。
本人はオタクの事嫌いですけど嫌というほどオタクです(笑。

じゃないとあんな細かい描写できませんって。
実際に紅の豚なんかは自分のミリタリーオタク趣味全開で書いたので、御本人的にはあまり好きじゃないそうですが、そういう色んな物(者)へのこだわりがにじみ出ているのが、宮崎駿の描くジブリ作品なんでしょうねぇ。



そんなジブリの企画展以外にも大工道具が数多く展示されている常設展も面白かったですよ。



様々な大工職人エピソードなんかあったりして楽しませてもらいました。
道具に拘る人ってやっぱいいですよね。

道具を作る人、それを使う人。
それぞれに想いがあるんだなと。
ものづくりってやっぱいいですねぇ。



あとはこんな伝統的な木細工の障子なんかも展示されてました。
離れてみると風景に見えるということですが、



近くで見たら目がクラクラするくらい細かい細工。
うーん・・・素晴らしい!

ほんと究極の美を見ている気がしますよ。



建物のつくりもこだわってますし、ここは必見ですね。



駐車場台数は少ないですが、少量ならあるので車で来ることも可能です。
もし神戸に立ち寄る機会があるのなら、ぜひ行ってみてくださいね。

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