というわけで前に「SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM」の写りを見てみようと思います。
105mmのマクロレンズの強みはなんといってもワーキングディスタンスの長さ。
要は等倍撮影する際に被写体から離れて撮れるということです。
60mmなどのマクロレンズはもう被写体にほぼくっつくかくらい近づかないといけませんが105mmならまだちょっと余裕があります。
とりあえず室内で適当なものでも。
ISO:100 105mm F3.3 SS1/30秒 撮影距離0.75m 1/5倍撮影
F値がF3.3ですがこれでも開放です。
前回の記事で書いた通りニコンは実効F値が記録されるため、F2.8のレンズで開放で撮っても無限望に合わさない限りF2.8より大きい数値になります。
描写は悪くないですよね。
背景のボケも自然ですし、昔のシグマレンズのボケよりまろやかになった感じ。
ISO:100 105mm F5.6 SS1/15秒 撮影距離0.31m 等倍撮影
等倍撮影ならここまででかく写せます。
撮影距離が0.31mが最短撮影距離になるわけですが、別にこれはレンズの先端から30cm離して撮ってるわけではありません。
一眼レフで言う撮影距離はフィルム面からの距離になり、このマクロレンズでいうと長さが16cm程度ありますから、レンズ先端から被写体まで15cmくらいしかないわけです。
更にフードを付けるとフード先端から被写体まで10cmの距離。
大きなデジイチをそこまで近づけるわけですからかなり近寄って撮ってる感じなりますね。
これが焦点距離60mmのレンズとかになりますと、もっと寄って撮らないといけませんね。
まぁ、レンズの全長は短くなるんでレンズ先端からの距離はそこまで変わりませんがカメラ本体は10cm分くらい近寄ります。
続いてボケを見ていこうと思います。
いずれも等倍撮影です。
F5.6 開放
F8.0
F11
F16
F22
F45
とまぁこんな感じです。
どんどん被写界深度が深くなっていっているのが分かっていただけると思います。
しかし、撮ってから気づいたんですがなぜ針の動く時計を撮っちゃたんだろ。
最後のF45とかシャッタースピード遅過ぎで秒針が見えなくなっちゃってますね。
あと時計にゴミついてるし・・・。
ボケてる時は気付けないことも絞れば発見できるんですねぇ・・・。
ちなみに都会で人混みを消して撮る方法にND(減光)フィルターなどを使い、シャッタースピードを遅くして撮影するというものがあります。
そうすると動いてる人は撮った写真に写らなくなる、つまりは上の写真の秒針状態になるわけです。
とまぁ、そんな感じで今回はSIGMA MACRO 105mm F2.8のレビューでした。
次回はいよいよ外に撮影に行った時の写真を貼って行きたいと思います。
シグマのマクロレンズがどんな写りをしてくれるのか楽しみです。
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