オーブンレンジとの出会い
私が初めて一人暮らしをしたとき。
それは大学に入った2008年頃になるわけですが、つい最近のようでもう7年も前になるのかと歳月の進みの早さに改めて驚きます。
そんな人生初の一人暮らしを始めようとしたとき。
初めての一人暮らしの住居を決め、ベッドや本棚やPCデスクなどの家具を買い、そして冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの家電も全部一から揃えました。
そうやって自分の使う新しい家電を見繕っていくなかで、どうせならオーブンレンジがほしいなぁという気持ちがあったわけです。
一人二役ってお得じゃない?
大学生の一人暮らしと言うものは往々にして狭いワンルームが居室となる場合が多いと思います。キッチン周りも家具など置くスペースもなく、いかに無駄をなくすか格闘していかなければいけないのではないでしょうか?
広々としたキッチンなんて夢のまた夢です。
普通、一人暮らしだと電子レンジは最低機能のみを持つ1万円程度の安いものを買うと思います
そしてパンやグラタンとか焼くためにトースターも別に買います。
そしてそれをまるで鏡餅のように三段に重ねて使用するのが一人暮らしのあるある風景だと思います。
しかし私はこれって余り好きじゃないんです。
家電の上に家電を置いて使用するのもなんか危なそうだし、一応阪神淡路大震災を関西で経験している自分からしたらこんな不安定な状態で電気を使用するものを常時使用するというのがもう我慢ならない。
しかし、スペースを活用するためにはこれが一番合理的!
なのですが、そんなものに終止符を打つべく生まれた製品こそオーブンレンジなのです(ちょっと大げさか…)。
当時の大学生協の一人暮らし案内パンフレットなどでも、オーブンレンジは新生活をする上ではかかせない便利アイテムとして紹介されていました。
電子レンジとオーブントースターを2つ置くスペースがない狭いワンルームでもコレ1台で問題解決!みたいな紹介です。
当時のオーブンレンジといえば電子レンジの性能もオーブンの性能もどっちつかずな物が多く、結局別々に買ったほうが安上がりでかえって得だという声も多く、実際私の親も別々に買ったらいいんじゃない?とアドバイスはしてくれました。
専用品って大事!!
ですが!!
私は初めてのものにトライしたい!というアホな考えのもと(初めての一人暮らしで舞い上がっていたのです)、安い中国製のオーブンレンジを買ったわけで、その結果たるや電子レンジの機能すらまともに使えないという惨状・・・。
オーブンの機能はほんとおまけみたいなもんで、電気は立派に食うけど全然焦げ目とかはつかず、電子レンジ機能なんて冷凍物の解凍ですら真ん中だけ温かくなり周りは凍ってるという素晴らしい性能を見せてくれました(泣)。
そんな大失敗を元に、次の長野での一人暮らしのときは素直にシンプルな電子レンジを買ったわけで、やっぱ電子レンジは電子レンジでいいやと結論を出していたわけですが・・・。
リベンジを果たす!!
そして今回、また再び一人暮らしを始めることになったわけですが、時代は進みもうオーブンレンジなんて当たり前の時代になっていました。
といいますか、ただのオーブンではなく何やら水蒸気を使って調理するスチームオーブンレンジなるものが市場を賑わしているではありませんか。
家電屋に行っても、ただの電子レンジやトースターよりもオーブンレンジなどの展示スペースの方が広々と取られています。
そんな今日のスチームオーブンレンジの走りとなったのが2004年にシャープから販売された「ヘルシオ」です。
ある意味スチームオーブンレンジの代名詞みたいになっていますが、大学で一人暮らしをするときも結構気になっていました。
しかし、当時はアホみたいに値段が高くそのくせ出来た料理はベチャベチャだの、電子レンジ機能はおまけだの(初代ヘルシオには電子レンジ機能すらついてなかった)、あまりいい話題を聞かなかった思い出があります
親の知り合いも実際に購入して思ったより使いにくかったという話を聞き、大学時代は私にオーブンレンジはやめとけという助言をくれたわけですから。
また、大学生であった当時はシャープに追従して多くのメーカーがスチームオーブンを作っていたが、どれもパッとするものはなかった気がします。
ですが、技術進歩というのは凄いもので大学1年生で新生活を始めようって頃から卒業するまでの間でも、スチームオーブンレンジは結構な進化を遂げていました。
そして長野で一人暮らしを始めた2013年頃にはだいぶ性能も上がってきており、そろそろ買ってもいいんじゃないかなと思ってはいたんですが、懐が寂しい私にとってオーブンレンジはまだ高嶺の花で諦めるしかなかったのです。
しかし、そんな頃とは打って変わって今はそこそこ余裕があります。
新たに一人暮らしを始めるときの初期投資もこれまで以上にかけれる状態でありました。
ですので、今回の一人暮らしでは念願のオーブンレンジをとうとう導入してみようということになりました。
それも昔あったオーブンレンジみたいなものではなく、スチームオーブンレンジをです!!
いやー長かった。
大学の新生活の頃から数えてもう7年ですもんね。
そりゃオーブンレンジも進化するわ。
それで今回、新しく買うスチームオーブンレンジをどれにしようかと色々調べました。
私が調べた各メーカーの商品と特徴を見ていき、最終的にどれを決定したのかその理由を話していこうと思います。
パナソニック スチームオーブンレンジ 3つ星ビストロ
パ
ナソニックが販売しているスチームオーブン「3つ星ビストロ」。
最大の特徴は食品の温度を検知するセンサーが優れていること。
最新機種では赤外線を感知する64眼スピードセンサーを装備しており、調理する食材の温度や質量をより正確に見分け、加熱ムラや無駄の少ない適切な自動調理が可能。
それにより、時短と省エネにも繋がっているという。
また、料理初心者にも簡単に本格調理ができるオートメニューも上位機種なら300種以上揃えており、ノンフライ調理はもちろん水を使わず煮物が作れる機能も搭載。
各種センサーのおかげで電子レンジの性能も高く、またオーブン機能は「こんがり」焼くことを重視した性能らしいです。
日立 ベーカリーレンジ ヘルシーシェフ
日立のスチームオーブンレンジ、ベーカリーレンジ「ヘルシーシェフ」。
これは名前の通り、ベーカリー機能とスチームグリル機能を持っており、オートメニューは上位機種で500種を超えます。
生地の練りから焼きまでを自動でできるベーカリー機能は他社では見られない特徴。
また、電子レンジは温度センサーに加え質量センサーも備えており、他社のどちらかしか備えていない電子レンジに比べ基本性能に優れているそうです。
その他上位機種では「焼き蒸し料理」といった他社の機種には無いタイプの調理法が可能で、付属の蓋付きグリルを使用し「擬似的な炒め物」のような調理をすることで油を使わない炒め物を作ることが可能となっています。
東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム
東芝過熱蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」は他社と比べ高温調理にこだわっています。
350℃の超高温熱風で食材を焼き上げるオーブン機能と、熱風の向きを変えつつ循環させる石窯ドーム構造が特徴で、オーブン加熱と過熱水蒸気を組み合わせたハイブリッド調理のメニューも搭載しているそうです。
石窯ドーム構造により食材の旨味と水分を封じ込めたヘルシー調理をすることができ、ファンの熱風を左右交互に反転させ焼き上げるオーブンでは、料理の焼き色の仕上がりもバッチリ。
他社と比べ、ムラがない焼き加減を実現しています。
シャープ ウォーターオーブン ヘルシオ
スチームオーブンの先駆けであり、この機種のみスチームオーブンではなく『ウォーターオーブン』と命名しているほどのこだわりを見せているのがシャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」。
最初から最後まで過熱水蒸気のみで調理出来ることが最大の特徴であり、他社のオーブンレンジのスチーム機能が過熱水蒸気+オーブンで調理するのに対し、ヘルシオは過熱水蒸気のみで調理ができます。
そのため、食材の脱油、脱塩、ビタミンC保存のヘルシー調理ができ、名前もヘルシー+減る塩なので「ヘルシオ」というわけです。
基本的に過熱水蒸気での調理を前提としており、普通の電子レンジやオーブン機能はおまけと考えておいたほうがいいほどの一点豪華主義。
ただし、最近の機種は電子レンジ機能などもだいぶマシにはなってきているそうな。
先にも書きましたが、初代ヘルシオには電子レンジ機能すらなかったですからね。
はやり最初に選ぶなら元祖を選びたい
とまぁ、ざっと4メーカーの各機種の特徴を見てきたわけですが、これらの機種は大きく分けて2つに分けられます。つまり、ヘルシオとそれ以外です。
オーブン機能+おまけのスチームか過熱水蒸気調理専門かそこは根本的に違うということをまず理解しておかなければいけません。
個人的にオーブン機能を取るならパナソニックか東芝がオススメです。
賢さならパナソニックだろうし、高温調理なら東芝といったところでしょうか。
電子レンジ機能ならどれを選んでも、おそらく初期のヘルシオみたいに全然温まらない!?といったこともないでしょう。
そのヘルシオすら消費者の声を聞いてか、最近の電子レンジ機能はだいぶマシになっており、600Wと1000Wを選べるので普通に使えるはずです。
そして、過熱水蒸気調理がしたいならヘルシオ一択。
ここまで見てきて私はいろいろ考えました。
確かにオーブン調理の方が汎用性は高いです。
ヘルシオも凄いのだろうが過熱水蒸気調理はヘルシーには作れるが逆に、ジューシーでサクッとした料理は出来ない調理法です。
ある意味ヘルシーかもしれないが、旨味に欠ける部分があるかもしれません。
なんせ塩分と油なんて旨味の元みたいなものなのだから。
ですが、あえて私は今回ヘルシオを選びました。
なぜなら、自分にとって未知なるものに興味があったから。
オーブンなんてものは家電じゃなくても堪能できます。
それこそ薪ガマでもガスオーブンでもいいわけです。
実家のシステムキッチンはガスオーブンが入っており、個人的にはオーブン機能だけならガスに絶対的な信頼をもっていますから。
しかし、ヘルシオの調理法はヘルシオにしかできません。
なら私はヘルシオを試してみたくなったのです。
7年前、大学生になったときに感じた新しいものを買うときのドキドキ感。
それを思い出し、また感じてみたくなったのです。
とまぁ、あれこれ理由を付けていますが、決定した理由の最も大きなポイントは型落ち最上位機種が一番安かったからです。
シャープの家電ってなんでこうバーゲンプライスになるんだろ?
いや好きなんですがそんなこと繰り返して会社は大丈夫かといらぬ心配をしてしまいます。
今回狙うのは最上位機種!!
元々10数万の機種が5万円ほどで購入できそうです。
これは嬉しい。
さて、次回は実際購入したヘルシオの使い勝手を色々伝えていこうと思います。
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