少量の荷物なら大きめの車を使って自分でやることもできるだろうが、基本的には引越し業者に頼むことになるだろう。
しかし、この引越し料金は様々な要因によってかなり値段に差が出てくる。
なので初期投資を出来るだけ抑えたい!と言う方はこの引越し業者選びも丁寧に選んでいかないといけない。
比較サイトを利用しよう!
最近は物を買うときにでも価格コムなどの比較サイトを利用するようになってきたが、引越し業者を決めるのもそういった比較サイトを利用していったほうがコストは抑えられる。
SUUMOやHOME’Sなどの賃貸ポータルサイトでも引越し業者の見積もりは行っている。
ただこういうのは各データを入力したら各業者からの見積もりが電話でかかってくることになる。
まだ、予定段階であればザックリした相場を確認できるサイトもあるのでそれらを活用してみるといい。
だが、もう引越す場所や日程、荷物の量などが決まっているなら迷わずこれらの引越し業者比較サイトに登録し各社の見積もりを取ろう。
休日前に登録すれば日中様々な業者から電話連絡がかかってきても安心である。
また、業者は「今だけ」などと言い早急に契約を結ぼうとしてくる。
こういうとき即座に判断せずワンクッション置くのが引越し費用を抑えるコツ。
交渉の仕方は後ほど話すが絶対に向こうからの1度目の電話で即決するのはやめておいたほうがいい。
引越し日を選ぼう!
引越しというものは面白いもので、やるタイミングによってその費用が大きく変わってくる。
所謂時価が平然とまかり通る業界なのだ。
特に避けたいのは1年の中で引っ越し需要が多い1月~4月。
新年度前は新生活に向けて引っ越し需要もあがり需要が上がれば当然業者もその費用を上げてくる。
ある意味市場原理といえばその通りだが、かかる手間は変わらないはずなのに費用が変わってくるのはユーザーからしたら納得しにくい部分もあるかもしれない。
もし、引越し日程がある程度自由に選べるのならまず1月~4月は避けるべきである。
1月~4月以外であれば引越し料金はそこまで変わらない。
年末の12月は少し高いかもしれないがそれでも新年度前に比べるとまだ安い。
また、月の中でも高い日、安い日がある。
それは土日祝日などの休みの日や大安などの縁起のいい日である。
連休なども割高になる可能性が高い。
また、月末も費用が上がるらしい。
私が聞いてきた業者によると20日以降は少し割増になるのでするならその前までにやったほうがいいらしい。
荷物を選ぼう!
仮に安い引越し日に決定したとしても、持っていく荷物が多ければ多いほど当然費用は上がる。
基本的には引越しにかかる人員数、運送用のトラックの大きさにより費用が変わってくる。
単身者パックなどは軽トラで運送し手伝いも運転手の一人のみなので引越し料金もかなり安い。
ただし、大型家財などは運べない。
単身者パックを覗いた最小単位であればスタッフ二人に1.5tトラックのプランだろう。
ただ、これもちょっとでも大きい家財があればすぐに埋まってしまうサイズである。
ある程度の生活用品が揃っている人が引っ越しする場合は2tトラックサイズがベースになると思う。
ちなみに私も2tトラックのプランで引越しをした。
運んだ荷物の内訳は
・すのこベッド(分解可)
・本棚(幅60×高さ180)
・ダイニングテーブル(分解可)
・ダイニングチェア3脚
・一人用こたつ(分解可)
・布団+毛布一組
・冷蔵庫(350L)
・洗濯機(8kgサイズ)
・掃除機
・扇風機
・パソコン(デスクトップ+モニタ)
・オーディオコンポ
・自転車2台
・中サイズダンボール15箱
・小サイズダンボール5箱
である。
これでもうキツキツのサイズで自転車なんかは最後トラックの後ろにくくる勢いだった。
人によってはTVやタンスなども必要になってくるかもしれないが、そう多くの量は2tでは運べない。
まぁ、私が引越したのは3LDKという単身にしては大きすぎる部屋で家の私物をほとんど持っていくことになったので上記の荷物になったが1Kで身の回りのものしか持って行かない人にとっては2tあれば十分だろう。
取捨選択をしよう!
引越しする際にある意味一番重要なのはこの取捨選択かもしれない。
いらないものを処分するというのは、引越し費用を抑えられるだけでなく引越し先のスペースの無駄も省け後で捨てる手間すらいらない。
もういらないだろうと思えるものは思い切って引越しの機会に捨てるべきである。
私もこれまで色々引越ししてきたが、その都度自分の荷物を見なおす機会ができた。
これまでの引越しは自分の身一つで現地に入り、必要な物は現地で揃えるというスタイルだったので自分の身の回りに無駄なものはできにくかったが、逆に実家の私物を触る機会が持てなかった。
今回の引越しでは実家の私物も厳選し、いらないものは迷わず処分することにした。
特に大きかったのが漫画などの書籍である。
最初はダンボール5箱程度で済むかと思ったら、5箱詰めたところでも全然足りない事実に気づき、急遽5箱に収まらないものは全て処分するという方向にシフトした。
結局、ダンボール2箱ちょいの書籍やDVDなどを売りに行くことになりその費用も引越しの足しになった。
また、これまでずっと置いてきたものももう一度イチから考えなおしいらないものは捨てた。
皆さんも引越すことがあればぜひ取捨選択をしてもらいたい。
引越しとは過去と未来を見つめ直すいい機会なのだ。
交渉をしよう!
引越す日程と物がある程度決まれば業者も見積もりを出しやすい。
特に最近は荷物の量でどの程度のトラックが必要か見積もり、その金額を伝えてくるスタイルが大半である。
比較サイトに登録すればメールか電話で連絡が来るようなる。
メールならただ見るだけで終わるのだが、電話の場合自分の手が空いている時に話を聞く必要があるので少し手間だ。
ただ、金額や荷物の運送について交渉する場合は電話が圧倒的に有利である。
というより、メールでは交渉なんてできないだろう。
よって、私がおすすめしたい方法がメールできた見積もりを参考にしつつ電話をかけてきた業者には「今は比較サイトを使用し様々な業者から見積もりをとっているので今は決められないんですよ」と断り、ある程度見積もりが出揃ったらどこの業者にするか決めることである。
私の例を上げるとまずメールにて各社から届いた見積もりはこのような感じだった。
どこも大手なので全部会社名を挙げさせていただく。
とまぁこんな感じ。
値段はまちまちだがプランによっては25,000円前後から3万円程度が相場なのだろう。
2万円前半の業者もあるが、ある意味これは見積もりが甘い可能性があるので逆に候補から省いた。
そしてこれらの値段を参考に電話での交渉も進めていく。
電話で主にかけてきたのは
・人力引越社
・中央引越しセンター
・アート引越しセンター
・サカイ引越しセンター
・アリさんマークの引越社
である。
この中でまずアリさんマークはここ最近色々あったので候補から省いた。
留守電に何度か電話があったが返信せずごめんなさい。
続いて他の4社だが、人力引越社はメール通り3万円のフリープランを勧めてきた。
フリープランとは引越し当日の二日前ほどでしか引越し時間帯が分からないプランである。
つまり、引越し当日は他に引越しがあればそちらを優先し、余った時間でこちらの引越しを行うといったプランだ。
続いて中央引越センターだが、最初に提示したプランは時間帯指定の54,800円のプランだ。
正直言ってその値段なら箸にも棒にもかからない。
「他にも見積もってもらってますが、ちょっと中央引越センターさんでは値段が…」みたいなことを言うと担当の人も慌てて安くなるプランを探しだしてくれた。
結局、中央引越センターも引越し予定日であれば引越し予定地までの便に空きがあるらしく時間帯フリープランら3万円まで下げれるとのこと。
他もそのくらいの値段なんであとは考えされてもらいますねと言い一旦保留にした。
そしてサカイ引越しセンターだが、ここの担当者は良く言えば懇切丁寧。
悪く言えば商売下手としか言いようのないプラン提示だった。
最初に言われたプランは2t車に作業員2人のプランで74,000円ほど。
恐らくコレは時間帯指定やら色々な特典もついてのプランなんだろうが正直言って高すぎる。
さすが大手といった感じ。
まぁこの時点でほとんど決める気はなかったのだが後学のためにいくつか質問もしてみた。
私「実は引越し先は結構細い道もあるんですが大丈夫ですかね?」
担当者『どの程度細いのかは調べてみないとわかりませんが、もし2tが厳しい場合なら1.5t車2台を用意するプランもできます。その場合ですと・・・11万4千円程度になりますが如何でしょうか?』
ははは・・・。
如何もクソもあるか。
単身の引越し、しかも県内30km未満の引越しでなんで10万以上もかけねばならんのだ。
というわけでサカイ引越しセンターはなし。
最後にアート引越しセンターである。
先のサカイ引越しセンターの件もあってか同じ大手であるアート引越しセンターもあまり期待はしていなかった。
向こうがまず提示した値段は7万円ちょい。
ここはサカイ引越しセンターと変わらない。
担当者『如何でしょうか?』
私「ちょっと高いですねぇ。他の業者さんの見積もりはもう少し安いので…」
担当者『それではフリープランなどはどうでしょうか?時間帯が未定となりますがこれなら55,500円になります。また、未定と言っても当日2日前にはご連絡します。』
私「う~ん・・・」
担当者『あの他の業者様はいくら位のお見積りを出してきているのでしょうか?』
私「そうですねぇ、色々ありますが相場で言うと3万前後って感じでしょうねぇ。」
担当者『・・・そうですか。ちょっとお待ちください。』
担当者『分かりました。今回、ゆう様はアート引越しセンターを初めてご利用ということでここは一つアート引越しセンターを試してもらうためにもお値段3万円+税の32,400円でということで一つ如何でしょうか?』
私「3万円+税ですか。それはまた安くなりますね。それでも他の業者と同程度というわけなのですがアートさんの強みとかアートさんに任せた場合の利点などあれば教えていただきたいのですが。」
担当者『そうですね、やはり我々は大手ということもありましてサービスが充実しております。最低限の荷詰めさえしていただければ運び出しから設置まで全てこちらのスタッフがしますし、万が一何か合っても保険により保証がされます。それにアフターケアとして1年以内で1度限りですが家具の再設置なのも行っております。また、ダンボールなどの荷造り材は全て無料で送らせてもらいます。』
私「私の次の家は4階でエレベーターが無いのですが問題無いですか?」
担当者『アート引越しセンターでは4階まではエレベーターの有無に関係なく同料金でやらせてもらっています。』
私「今度のマンションの前の道が少し狭いのですが。」
担当者『最終的にはどの程度か調べさせてもらいますが、近くに車が止めれる大通りがあれば問題ありません。』
私「今は予定段階で荷物も確定ではないのです。今後、本棚やこたつなどが増えるかもしれませんが。(この時は最小限の荷物で見積もりをとっていた)」
担当者『今回は余裕を持たせて2t車でのプランですので多少荷物が増えても問題ありません。ダンボールが最初に提示させていただいた20箱以内で収まるのであれば問題ないです。ただし、荷物が増える場合は2日前までにはご連絡を頂きたいです。』
などなど。
アート引越しセンターの担当者さんは私の疑問や不安についても速やかに的確に対応してくれた。
結局、ここなんだろうなぁと思う。
短い間だが、引越しの手続きはこの担当者が間に入ってするわけで私的には今回のように急な引越しになるとあれこれ後で発生する問題についてもある程度柔軟に体操してもらいたいわけだ。
この電話は一時保留ということで切ったが、この日の16時までなら今の値段でやらしてもらいますと約束してくれた。
実はこの時、まだ部屋の契約すらしていなかったわけだが(部屋の契約に行くまでの間に色々電話があった)、その日のうちに部屋の契約を済ませ家に帰るまで色々考えたが最終的に私は今回の引越しはこのアート引越センターに決めることにした。
大手であり、担当者が信頼のおける人物だったからだ。
その日の16時ピッタシにアート引越センターに決める旨の電話をすると後日、見積もり書と注意書きが届いた。
その中には-25,500円され30,000円+税にちゃんとなっている見積もり書があった。
もちろん、今回の説明の中でも分かってもらえたかと思うが引越し費用なんてもんは基本的には業者の言い値なのだ。
この日は○○なんで割高なんですよとか言われたってそれがほんとに適正価格かどうかなんて客は分からんし。
ただ、ある程度自分が納得できる金額で信頼のおける引越し業者が選べたらそれでいいと思う。
実際この後、引越しまでに洗濯機や本棚、こたつが荷物に追加の件を連絡したが担当者は快く了承してくれた。
また、引越しにきてくれたスタッフも丁寧で(一部トラブルがあったが…)、新品で買った洗濯機の梱包を解いて配置し梱包材まで持って返ってくれた。
急な要求だったが何も言わずやってくれて大変助かった。
そういうわけで私の引越しは大変うまく言ったわけだが、次回からは部屋のレイアウト、引越しする際に買い足した用品などを紹介していきたいと思う。
ではでは。
0 件のコメント:
コメントを投稿