2016/07/15

北陸・甲信越観光 1日目 その2 ~古い赤レンガ倉庫が展示室 石川県立歴史博物館~


昼食を食べたあとは金沢城周りをぐるぐるしながらどこか市内の観光案内をゲットできる場所を探しました。
その時、ふと目に止まったのがこちらの赤レンガの建物です。
地図上では石川県立歴史博物館となっています。

これは近くに行ってみてみたい!
というわけで金沢観光第一の目的地はこの石川県立歴史博物館になりました。



こんな感じの建物が全部で3つ並んでおります。
周りの雰囲気も最高ですね。

金沢城周りは城壁をぐるっと見てるだけでも楽しめますが、このように面白い建物がいくつもあります。
本当はここでドカッと腰を下ろして1泊2日くらいで観光するのも楽しんでしょうが、今回は今日の夜までが観光のタイムリミットとなります。


聞けばこの建物は戦時中兵器を格納しておく倉庫になってたんだとか。
なるほど、確かにそんな趣です。
鉄格子の窓や重そうな扉がなんか物々しいですしね。


この倉庫は3つのうち1つが「加賀本田博物館」。
残り2つが「石川県立歴史博物館」となっています。

加賀本田博物館は加賀藩の藩祖前田家に使えた本田氏についていろいろ展示物があります。
石川県立歴史博物館に比べすぐ横なのに(てか建物並びとしては渡り廊下を渡ってすぐなのに)こちらにはあまり人がいません。

なのでゆっくり展示品を見れました。
また、入り口で受付の人と少し話をしたあと展示室に向かって行ったら、後ろから受付にいた人が更に詳しく説明をしてくれました。

今回の展示の目玉は銀象嵌で装飾された鐙(あぶみ:馬に乗る時使う足置きですね)なんだとか。
金沢といえば数々の伝統工芸がありますが、その中の一つが銀象嵌らしく加賀象嵌と呼ばれていたらしいです。
銀象嵌とは金属などに溝を掘りその後銀を流し込んで模様を作る技法のことですが、通常の造顔は凹型に溝を掘ります。
しかし、展示室の人曰く加賀象嵌は溝の底部を広げて凸状の溝にしていたんだとか。
これだと中に流し込んだ銀が後で流れだすことなくしっかり嵌り込むわけです。
いやぁこれぞ匠の仕事ですねぇ。

ちなみにうちのフィルムカメラ、Leica DⅡとDⅢも銀象嵌で文字が彫られていますが、それを見ると文字部分が少し膨らんで凸状になってるんですね。
しかし、加賀象嵌は表面がフラットで見事なまでに土台の金属と一体化していました。
いや~あれは美しい。

とくに鐙なんてかなり荒っぽく使うことにもなるでしょう。
しかしあれなら使用していて模様が流れだして消えるなんてことはないんでしょうねぇ。
これぞ金沢のハイクオリティな伝統工芸品というわけです。

また、石川県立歴史博物館では金沢の街について様々な展示品で紹介がしてありました。
映像や展示品はかなり力を入れて作ってあり結構見応えありましたよ。
しかし、その映像を楽しんでいる時にかなり騒がしい団体さんが登場。

もう、他の客が見えないのか気にしないのかお構いなしに話し放題暴れ放題。
カメラであちこち撮るわ叫ぶわでもう展示に集中できませんでした。

映像が終わると同時に早々と出口に向かい今日の博物館見学はここまでとなりましたが、あれはなんでしょうね。
自治会や何かの会の団体だと思うんですが、いい年したおばちゃんたちがよくもまぁ半世紀以上も生きてきてここまで博物館で五月蝿く騒げるなと・・・。

正直、博物館の人あれは全員つまみ出してもいいと思います。
本来なら平日と合ってか他の客は少なかったですがおそらくいてもあの団体以外の客はみんな帰りますよ。
いや~たまりませんでした。

というわけで、気を取り直して続いては金沢城へと向かいます。
天気がちと気になりますが、降らないように祈りながら
ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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