2016/10/09
さて九州旅行も最後の1日となった。
昨日は宗像大社を巡った後、博多で夕食を食べ福岡県の朝倉市の甘木インター店のホテルに泊まった。
なぜ、朝倉市のホテルにしたかというとホテルを予約した時はまだ予定が未定だったからだ。
ただ、本日19時には大分港のフェリーに乗らなくてはいけないので概ね大分方面を観光するイメージは合った。
なので博多からそこまで遠くなく、少しでも大分に近くホテルを取りやすかった朝倉市に泊まることにしたのだ。
しかし、今回はそんな思惑とは裏腹にまずは大分から真反対の方に向かい、佐賀県にある祐徳稲荷神社を観光しようと思う。
九州についてからずっと3日目の観光地をどこにしようか考えていたのだが、佐賀方面に行こうかとなったとき、真っ先に思い至ったのが吉野ヶ里遺跡。
そして調べていくうちに目についたのがこの祐徳稲荷神社だ。
吉野ヶ里遺跡よりも更に西に車を走らせ、佐賀県の鹿嶋市という市に祐徳稲荷神社はある。
なんでも日本三大稲荷に数えられるそうだが、そもそも日本三大稲荷と言われても皆さんはどこが日本三大稲荷かご存知だろうか?
まずは誰もが稲荷神社と言われればイメージするであろう京都の伏見稲荷大社。
言わずもがな稲荷神社の総本山である。
しかしならあと2つは?
これは様々な諸説があり、正直一概には言えないのが現状らしい。
伏見稲荷大社は伏見稲荷以外は様々な諸説があるので特定できないとしているらしいが、これが王者の余裕というものだろうか・・・。
ちなみに『大日本史』等の歴史書や稲荷信仰事典では、伏見稲荷大社(京都伏見区)、祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)、豊川稲荷(愛知県豊川市)としているらしい。
また、その他の文献では笠間稲荷神社(茨城県笠間市)、竹駒神社(宮城県岩沼市)、最上稲荷(岡山県岡山市)などなど。
何にせよ、祐徳稲荷神社は日本三大稲荷にも数えられるくらい有名な稲荷神社らしいということだ。
実際、年間300万人の参拝客が訪れこれは九州の神社では太宰府天満宮に次ぐ参拝客数というからその人気っぷりは本物だろう。
関西人でこんな稲荷神社があることすら全く知らなかったが、せっかく九州の地まできたのだからせっかくなので寄っていこうと思ったわけだ。
朝、ホテルで朝食をしっかり食べまだ人が少ないうちに現地に行こうと高速道路を飛ばしやってきました祐徳稲荷神社。
駐車場からもその目が痛くなりそうな真っ赤な本殿が目に入る。
9時過ぎ頃に現地についたのだがもう結構な人で賑わっている。
ちょうど外国人観光客らしきグループが前にいた。
観光で来ているのだろうか?
神社の前には川が流れている。
橋を渡って写真を撮ろうとカメラをカバンから出しているときにさっき前にいた外国人グループに話しかけられた。
橋で神社をバックに写真を撮ってくれと。
伏見稲荷大社でもあったが、稲荷神社に行けば外国人に話しかけられる運命なのか。
もちろん快く承諾し、スマホを受取撮影することにした。
しかし、時間帯的にちょっと逆光気味になってしまう。
スマホでは空が白飛びするか神社が黒つぶれ気味になるので、「せっかくだからそのカメラでも撮ろうか?」と外国人グループの一人が持ってる一眼レフを指差し提案した。
相手は快くOKしせっかく何でもうちょっと神社が見える位置に行こうと先に進みこの鳥居の手前辺りから一眼レフで撮影。
移動中に彼らにどこから来たのか聞いたが、なんでも皆別々の場所から来たらしい。
いずれも日本に滞在中らしいが、出身国はアメリカとカナダ。
何の集まりかは知らないが私も兵庫県から旅行に来てることを話し、これも何かの縁だねぇと言って別れた。
改めて祐徳稲荷神社を見てみる。
見るというより見上げるというべきか。
縦と横に走る柱が格子状になりそれに支えられるように本殿がある。
とても見ごたえのある社だ。
こんな造り始めてみた。
清水の舞台をもっとド派手にした感じだろうか。
ある意味稲荷神社だからこそ許されるような赤々しい建物である。
さてそれでは中にはいっていこうか。
今日は昨日の雨もどこへやら。
いい天気だ。
建物の赤に緑の木々、そして真っ青な空がとてもよく映える。
ちょっと彩度をいじって鮮やかにしているが、この神社を観光するには最高のロケーションだったと思う。
まだ朝方だからか人も少ない。
太宰府天満宮に並ぶ参拝客がくるのだ。
今日は休日だし恐らく昼に近づくに連れ観光客もどんどん増えていくはずである。
拝殿近くでもこのくらい人がまばら。
いいタイミングで来れたと思う。
結構高いね。
ちなみに階段の右側から登り左側から降りるのだが、足の不自由な人は横についているエレベーター(有料)も使えるので安心だ。
ちなみに降りる側の階段近くには逆に登りの階段もある。
どうやらここからずっと登っていき奥の院までいけるらしい。
今回は時間がなくパスしたが次来る機会があればぜひ上の奥の院まで登ってみたい。
本日最初の観光地、祐徳稲荷神社はまさに来て大正解だったといえる。
さてこの調子のまま今日の本命、熊本県南阿蘇の高森町にある「上色見熊野座神社」を見ることができるだろうか。
今日が良い日であるようにお参りし、いざ熊本へと車を走らせた。
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