祐徳稲荷神社から高速と下道を使い約3時間。
途中、前の震災の影響で通行止めになった道を迂回したり倒壊した家屋を横目に見ながら目的地に到着した。
まだまだ震災の傷跡は消えずに残っているようである。
ネットでも話題になっていることもあり、人も多いと思ったが到着した14時頃には我々の他に2組くらいしか車は止まっていなかった。
さてそれでは境内に入っていこう。
神秘すぎるとネットでも話題 上色見熊野座神社
道から見る分には普通の雰囲気だったのだが、階段を登りきって見ればもうそこには別世界への入り口の用に感じられる。
上色見熊野座神社は「かみしきみくまのいますじんじゃ」と読む。
熊野神社はよく聞く名前だがここのは「くまのいますじんじゃ」。
なるほど、確かにこの雰囲気なら神様も「います」だろう。
前から一組家族がやってきたが、話を聞いているとどうやら子どもたちの方がここに来ることをせがんだ様子。
そうこの神社は「ホタルの杜へ」というアニメに出てくる神社の元ネタにもなったらしく、若い子たちにも人気になってきているという。
アニメのワンシーンより
私はまだそのアニメは見たこと無いが、同じ作者が書いている「夏目友人帳」は知っている。
かなり有名な漫画で何度もアニメ化されているくらいの人気作品だ。
大学時代の友人も好きだった作品だが、ある種この神社も聖地になっているのだろう。
光指す参道
着いたのが午後のちょうど日が傾きだした頃と言うこともあり、参道では鬱蒼とした木々の隙間から太陽の光が差し込む情景に出会えた。
いいタイミングで来れたと思う。。
この後、15時頃になれば日が傾きすぎてこのような木漏れ日は見られなくなっていた。
この時期ではこのタイミングで更に晴れた日だからこそ見れた風景だろう。
普段は薄暗く重苦しいだろう境内がどこか神秘的で暖かい雰囲気に感じられた。
いいえも撮れたことだし先へ急ぐ。
参道の石段は段も高く、ガタガタしており登りにくい。
ここに来る時はちゃんとした靴を履いてきたほうがよさそうだ。
参道にはいくつもの石灯籠が並び不思議な雰囲気を醸し出している。
この石灯籠もいくつかは前の震災のときに倒れたそうだが、そこまで深刻な被害は出なかったようだ。
しかし、この神社の山上には穿戸岩(ほげといわ)というおおきな穴があるのだが、底に行くための階段が今は流されているらしい。
事前に調べたところでは階段が流され登れないとなっていたがどうだろうか?
緑の世界
さていよいよ神社の前の鳥居が見えてきた。
如何だろうか。
少し画をいじって入るが草に覆われた地面に苔むした石段に石灯籠、そして木漏れ日溢れる鎮守の森はまさに神秘的な空間と言える。
来るかどうかためらっていたのだが今回の旅で最後に寄ることができて本当に良かった。
到着したタイミングもバッチリ。
完璧なロケーションだ。
最後に本当にいい風景をカメラに収めることができたと思う。
また、あまり人が写っていないがちょうど我々が参拝してる最中は全くと行っていいほど人が来なかったのだ。
しかし、この鳥居をくぐり本殿へ向かってる途中辺りから次々と引っ切り無しに人が訪れた。
写真を撮るタイミング的にも完璧だったに違いない。
ここで何枚シャッターを切ったか分からない。
様々な角度から撮影したものだ。
さて最後はこの石段を登りきり本殿へと向かう。
拝殿はそこまで立派なものではない。
こぢんまりとした落ち着きのある建物だ。
その裏にあるのが本殿だろうか?
こちらもひっそりと佇んでいる。
天に空く穴、「穿戸岩(ほげといわ)」
最後はこちら。
先程上でも書いたが、大きな岩に大きな穴が空いている「穿戸岩(ほげといわ)」だ。
木で組まれた階段は確かにボロボロになっていたが、皆気にせず登っていたので私もカメラ両手に登っていった。
ただし、ここはかなり急な坂になるため決してサンダルやハイヒールなどの歩きにくい靴で来ることはしないほうがいいだろう。
誰かが事故って立入禁止になれば皆に迷惑がかかる。
正しく安全に参拝し、この神秘的な雰囲気を目一杯楽しんでいただきたい。
これで今回の九州旅行のスケジュールは全て終了した。
後は大分港に向かい、その途中で夕食を食べるだけである。
本当に楽しい旅行にだった。
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