北陸長野旅行 １日目 ～魚津 海風亭のかき揚げ丼～

そんなわけで魚津までやってきた。
当初富山市内で海鮮丼を食べる予定だったのだが、結構人気店らしくその日は予約だけで売り切れていた。
う～む、平日だからといって舐めてかかってはいけない。
急いで別の食事処を探し、ここだと見つけた場所がこの魚津の駅前だったわけだ。

「日本料理　海風亭」。
公式HPでは創業100年だとかあの美味しんぼでも取り上げられたとか書いてあったが想像していたのとはちょっと違う店構え。
ホテルの1階にあると書いてあったのでもうちょっと立派なイメージだったのだが、まぁこの魚津駅前のホテルならこんな感じなのだろうか。

今日は団体客が来るということで予約の電話をした時も席はあと少ししか開いてないと言っていた。
入ってすぐテーブル席に通されたが、座敷の方は全て予約で埋まっている。
サービスランチの海鮮丼は920円。
リーズナブルとは決して言えなくはないが、物が良ければこの値段でも納得できる。

しかし、私の興味を引いたのは海鮮丼ではなく、白えびかき揚げ天丼の方だ。
ここ富山湾では白えびというのがなんでも名物らしい。
やはり、せっかくの旅行なんだしその土地ならではのものを食べてみたい。

その土地ならではといえば、このゲンゲの竜田揚げが美味しんぼにも載ったくらい名物らしい。
見た目はアレな魚だが美味しいのだろう。
しかし、この7月、8月は禁漁のためご提供できないとか。
う～む、タイミングが悪い。
ホントはこのゲンゲの竜田揚げを食べれたら私も海鮮丼を注文しこの竜田揚げを追加するつもりだった。

そして出てきましたよかき揚げ天丼。
このボリューム感は素晴らしい。

写真からもこのサクサク感は伝わるだろう。
ご飯にあまからのタレがかかっているが足りない場合は、お盆中央のタレをかけてくれとのこと。

そしてこちらが海鮮丼。

これも随分と丁寧に作ってるじゃないか。
創業100年は伊達じゃない？

かき揚げ半分でこのサイズ。
食べるときは取り皿があるので半分はこっちにとったほうが食べやすいかもしれない。
私は半分かき揚げを連れにあげ、その代わり海鮮丼を半分いただいた。

それぞれの味についてだが、かき揚げは具も多くサクサクして美味しい。
ただ、白えびらしさはいまいち感じれなかったかな？
別の店で白えびのみのかき揚げが食べれる店があったがそちらのほうが白えびを堪能できるかもしれない。
また、ボリュームがボリュームなだけあってあまからのタレを付けて食べてもその油っこさから飽きてくる。

海鮮丼の方もあまからのタレがかかっていたが、そこは素直にわさび醤油でも良かったと思う。
北陸も長野と同じ甘い系の味付けなのだろうか。
かき揚げを半分ずつにしてよかったと思う。

また、見ての通り味噌汁とサラダが至って普通。
そこらのホテルにある格安朝食に出てくるレベルなのはもうちょっとひねって欲しかった。
味噌汁をあら汁とまではいかないがもうちょっと海鮮系にするとか、サラダも海鮮サラダや季節ものにするとか。
牛丼屋じゃないのだからただの味噌汁にキャベツとコーンのサラダはちょっと・・・。

とはいえ適当に入った店としては割りと良かった。
店員の方も急な予約にちゃんと対応してくれたし、女性の店員さんが1人で子どもをあやしながら接客していたが気配りもきちんと出来ていた様に思う。

魚津、今度来るときはゲンゲを是非食べてみよう。