2015/07/20
今回の旅で最後にやってきたのがここ、ヒガシマル醤油の”うすくち龍野醤油資料館”である。
龍野(旧龍野市。現在は龍野市、揖保群新宮町、御津町と合併したつの市となる)は、播磨の小京都とも呼ばれ、今もなお城下町の面影が残る。
昔から揖保川の豊富な伏流水、播磨平野の豊かな小麦、山間部の良質の大豆、赤穂の塩などを使い醤油づくりが盛んに行われてきた。
関西といえばうすくち醤油だが、この龍野こそうすくち醤油の名産地。
うすくち醤油の代名詞とも呼べるヒガシマル醤油株式会社は1580年頃から醤油づくりを行ってきた老舗なのだ。
そんなヒガシマル醤油の元本社の建物が今は資料館として一般公開されている。
醤油の作り方や実際に使っていた道具などを見ることが出来る。
入館料は10円。
ただでもいいんだろうが気持ちだけ頂いておくということだろうか。
見学はだいたい15~20分くらいで終わる。
こちらは旧醤油蔵。
このような古い建物が今でもこの城下町周辺には残っている。
どこかに車を止めてぐるっと見て回るのも楽しいかもしれない。
左側の白塗りの建物もヒガシマルの建物だ。
東マークが壁についている。
そんなわけで最後にうすくち醤油も購入し龍野の旅は終わった。
これは余談だが、たつの市に属する旧揖保群新宮町はあの夏になると欠かせないそうめんの銘柄”揖保乃糸”の生産地である。
ちょっと高価なそうめんだがその味は絶品。
今年の夏はもし揖保乃糸を買う機会があれば、同時にヒガシマル醤油のつゆを購入し、たつの市の味を思う存分楽しんでみてはどうだろうか。
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