2018/09/24

信州旅行記三日目 その3 ~お宮は遥か山の上 穂高神社~


大王わさび農場を見学した後はそこから車で8分ほど走ったところにある穂高神社に行きました。
雨も上がってよかったです。




大王わさび農場から西にまっすぐ行ったところに穂高神社はあります。
ただこの社は本宮と呼ばれる社で、他に上高地に奥宮、奥穂高岳山頂に嶺宮があります。



境内はこんな感じ。
結構広いですよね。
駐車場も結構広いのですが、行ったときはそこまで人はいませんでしたね。



そして入ってすぐ目に止まったのがこの「健康長寿道祖神」。
古くから信仰される「道祖神」の像。



こ、これは・・・。



どう見ても中盤あたりに出てきて主人公を苦しめつつ、最後まで倒されずにいる強キャラのように見える・・・。
とか言ったら怒られるかしら?

でもこの像、存在感ありすぎです。



そんな存在感のある像を横目に境内を進んでいきます。



こちらには小さな祠がいくつも並んでいますが、なんとその間を野生(?)の鶏が地面をつんばんでおります。
1羽だけなんでこんなところに?!

子どもが追いかけ回していましたが、たくましく生きているんですねぇ。




こちらが拝殿。
中々立派な作りですねぇ。



そして拝殿などがある広場から隣の広場へと移動すると、そこには船が建造中でした!
ちょうど3日後に穂高神社 御船祭りがあるそうでそのための山車のようです。

こんな山々に囲まれたところで御船祭りっていうのも面白いですよね。



祭りでは上の2つの御船の山車が穂高人形で飾られ、神前で激しくぶつかりあうそうです。
なぜこんな山奥でこのような祭りが?と思う方もいるかもしれませんが、なんでも穂高神社の主神と言える穂高見神は綿津見神(海神:ワダツミ)の子どもで海を司る神さまなんだそうです。

そんな穂高見神が現在の奥穂高岳に当たる場所にご降臨されて、未開の地であっった安曇野周辺を開拓されたといいます。




また、その穂高見神の子孫で「阿曇氏」という、筑前国糟屋郡阿曇郷(現在の福岡市東部)を拠点に置く豪族いたのですが、彼らは海人族で大陸との交流もある大きな部族でした。
そして九州から日本各地に移住し、彼らが移住した先には「阿曇」「安曇」「厚見」「泉」「熱海」などの地名が付けられたんだとか。

多くは海岸沿いの地名ですが、この内陸部である安曇野の地名も「阿曇氏」が移住した地として付けられた名前です。
そして移住してきた「阿曇氏」は自らの祖先である穂高見神を祀るための神社を設けたわけですね。

長野県ってホント面白いですよね!
遥か西の九州から移住してきた「阿曇氏」が居たり、島根県からはるばる逃げてきた神「建御名方神」がいたり。

こうやってみると日本って昔から地続きで日本だったんだなって思えます。



さて、今日の見学ルートはこれにて終了。
ここからは宿泊先の松本市に向かうことにします。

ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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