2013/10/17

ハッセルブラッドマウント→ニコンFマウントアダプター

~無限の可能性 マウントアダプター~


カメラを使う上でどうしても避けられない問題があります。
それは各カメラ会社ごとにレンズのマウントが違うということです。

基本的にはニコンのカメラならニコンのレンズ、キヤノンのカメラならキヤノンのレンズしか原則使えません。
つまり、各カメラごとにマウントが決まっているということです。


各社共通のマウントを使ってくれていれば、いちいち違う会社のカメラを買う度にレンズも買い揃える必要がありませんが、そうは問屋が卸さないのが現状のカメラ業界というものです。


例えば、ニコンは一眼レフカメラは「ニコンFマウント」というマウント規格です。
また、同じニコンでもミラーレスカメラNikon 1」では「ニコン1マウント」というマウント規格で一眼レフ用のレンズは使えなくなっています。


なぜこのような自体が起こるかというとカメラの大きさが違う場合、やはりマウントの大きさも変えた方がいいからでしょうね。
コンパクトなカメラボディにはコンパクトなマウントの方がもちろんいいに決まってます。
ですから、同じ会社でもカメラの規格が変わればマウントの規格も変わるというわけです。


レンズを一から買い直すのは面倒臭いですけどね。



しかし!
そんな別々のマウントのレンズとカメラボディを繋ぐ魔法のパーツがあるのです!!

それこそ今回紹介する「マウントアダプター」というもの。
これを使えばなんと違うマウントのレンズを違うマウントのカメラボディに付けることができます。


とはいってもマウントアダプターを使えばどんなレンズでも使えるようになるかというとそうではありません。
ここで「フランジバック」という問題が出てくるのです。

フランジバックというのは簡単に言うと「レンズマウントとフィルム(画素素子)との距離」のことです。




上の絵に例があります。
上のカメラは一眼レフカメラ、下のカメラはミラーレスカメラです。
一眼レフカメラはボディも大きいですがレンズのマウントとフィルムの距離が長めなのが分かります。
一方、ミラーレスカメラはマウントとフィルムの距離が一眼レフに比べて短いのです。



ここで重要なのがマウントアダプターを使用する場合、フランジバックの長いカメラ用のレンズをフランジバックの短いカメラにアダプターを噛ませて付けることは可能です。


つまり下の図のようになるわけですね。




このようにマウントアダプターをかませてフランジバックを同じ距離にすることでレンズを共用することが可能となるわけです。

最近ミラーレス一眼が販売されてからオールドレンズ遊びというものが流行っています。
これは昔のレンズをマウントアダプターを使用することでミラーレス一眼で使うというものですが、これはミラーレス一眼のフランジバックがとても短いので他のカメラのレンズもアダプタをかませて調整すると使えるということですね。



しかし、私の持っているニコンの一眼レフは他社の一眼レフと違うある種の欠点を持っています。
それはフランジバックが他者の一眼レフに比べて長いこと。

つまり、他者のカメラではニコンのレンズが使用できるのですが、ニコンのカメラで他者のレンズは使えないんですよね。(厳密に言えば、使うことはできますが無限望遠がでません。)


まさに孤高の存在。
・・・ちょっと損した気分です。



しかし、私は持っていました!
ニコンのカメラでも問題なく使えるレンズを!!


それこそ今回紹介していきたいハッセルブラッドマウント→ニコンFマウントアダプターです。
中判カメラはフランジバックが長いので、ニコンのレンズでも問題なく使えると言うわけです。


なので早速アマゾンで注文しました。
でも中国からの発想らしいのでかなり時間がかかりました。


そして今日はるばる中国から日本の私のうちまで届きました!







ごくごく普通の郵便パック。






そして中には潰れた箱が。
・・・値段の高いものならちょっと怒るレベルでしょうか。
まぁ、箱はどうでもいいですし中身が無事ならって感じ。


色んな意味で中国クオリティ。







そしてこれがマウントアダプター。
手前の口径がハッセルブラッドのマウントで奥の口径がニコンFレンズですが、こうして見るとニコンFマウントは小さいですねぇ。

いや、ハッセルブラッドマウントがでかいだけでしょうか。








これがマウントアダプター本体です。
こっちのほうがハッセルブラッドマウント側。






そしてこちらがニコンFマウント側です。
値段はそこまで高くなかったのですが結構いい作りです。
といっても5000円くらいしましたが・・・。


他のマウントアダプターは安めであったりするのですが、需要の問題でしょうか。
ハッセルブラッドマウントのアダプターは1万円~2万円くらいするのもあります。








この半円のつまみみたいなのがハッセルブラッドレンズを外すときのボタンです。
このマウントは三脚座も着いてますが、デカイカメラを使うんでこの三脚座を使うことはないでしょう。







この前買ったSonnar 150mm F4にマウントアダプターを付けてみました。
マウントアダプターは黒いので黒いレンズがあいますね。









そしてカメラに装着!!
う~ん、でかいカメラにはでかいレンズが良くあいます。

部屋の中で試しただけですが、問題なく使用出来ます。
無限望遠もちゃんと出ますし。


これでハッセルブラッドレンズをデジタルでも使用できるというわけです。
今度時間があるときに試し撮りしてみたいと思います。







ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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