2013/10/02

神様のいない月

あっという間に10月になってしまいました。
10月、旧暦ではこの月を「神無月」と呼びます。

この月になると全国の神々が出雲大社に集まり、そこで来年の様々な縁を結ぶ相談をするんだとか。
そのため全国各地から神様がいなくなるので、神無月というわけですね。


しかし、当然ながら神様は出雲大社に集まるのだから出雲の地には神がいます。
よってこの地方では「神在月」と呼んだりしますね。

またこの出雲の地以外にも「神在月」と呼んでいる地域はあるらしいです。
つまり、すべての神が出雲大社まで行くわけでなく、お留守番をする神も当然いるわけです。


私が前までいた長野県の諏訪の地域も実は「神在月」です。
それは諏訪明神があまりに大きい体のため、それに驚いた出雲に集まった神々が諏訪明神を遣って「諏訪明神は別に出雲大社に出向かなくてもいい」となったらしいです。


う~ん、しかし私の記憶が正しけければ諏訪明神は出雲大社に祀られている大国主命の息子である「建御名方命」とその妻「八坂刀売命」だったはず。
つまり、建御名方命にとっては出雲大社に帰るということは里帰り的なノリだと思うのですが。


しかし、この建御名方命。
大国主命が国譲りを命じられた時、上の兄は素直に従ったのに一人だけ反抗して建御雷神とドンパチして諏訪の地方まで追いやらられもとい逃げてきて、もうこの地から出ないことを誓かわされた神様です。


もしかして、昔に親に反抗して家を飛び出しやんちゃして痛い目にあい、今更実家に帰るのが小恥ずかしいのかもしれません。
だから、周りの神様に口裏合わせてもらってるとか考えると面白いですがどうなんでしょうね。



まぁ、そんな日本三大引きこもりのいる諏訪の地方も懐かしい。
え?あと2人は誰か?

とりあえず死んで黄泉の国から出られずひたすら嫌がらせをする宣言をしたイザナミ、弟の暴君ぶりに嫌気が差して天岩戸に引きこもった元祖引きこもり天照大御神でいいんじゃないですかねぇ。
まぁ、この2人に比べたら建御名方命はインパクトが低いですが。



まぁ、そんな感じで今年もあと3ヶ月。
悔いのないように生きていこう!



ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿