ですが、レンズを変えてみるとデジ一の描写力の違いに気づけるかもしれません。
特に明るい単焦点レンズなどを使うとその美しいボケを楽しむことができます。
ちなみに外国の方はあまりボケが好きではないみたいですね。
どちらかというとクッキリハッキリとした写真を好むらしいです。
なんと”Bokeh”(ボケ)という英語もあるそうなのでいかにボケが日本人的表現であるかが分かるでしょう。
なんで日本人はボケが好きなんでしょうか?
やはり主題を引き立たせると同時に背景をボカすことで、見えないとこも想像を掻き立てられるそんな侘び寂びがあるからでしょうか。
ちなみに写真のボケはそのレンズの明るさ、つまりはF値の変化によってコントロールすることができます。
F値が小さいと被写界深度も狭くなり、背景をボカスことができます。
逆にF値を大きくすると被写界深度が広くなり、ピントの合う範囲も広くなるので全体的にくっきり写せるわけですね。
では、今回はNikon 50mm F1.4でボケの変化をチェックしてみましょう。
50mmの単焦点レンズは比較的安く手に入ります。
そして明るい!!
いいですねぇ。
ではF値を変化させればボケがどう変化していくのか順に見て行きましょう。
F1.4
F4.0
F5.6
F8.0
F11
F16
どうでしょうか?
F1.4から最大F16まで比べて見ました。
開放のF1.4はピントも甘く描写もどこかフワフワしてますね。
大体どのレンズも開放での解像度はちょっと低めになっております。
どうしてもってときやその描写自体を楽しむとき以外は1段くらい絞ってF2.8やF4くらいで使うのがいいかもしれませんね。
スナップとかはF8とかF11とかで撮ればシャッキリして良い感じです。
もうひとつおまけにSIGMA 24-70mm F2.8のレンズで撮った写真とも比べてみましょう。
ズームレンズの中でもF2.8通しでつかえるレンズは使い勝手もよく旅のお供にもちょうどいいレンズですね。
これはF2.8開放で撮った写真です。
そしてもう一度、Nikon 50mm F1.4をF2.8で撮った写真を
どうです?
ボケに違いがあるのが分かりますか?
同じF2.8でもシグマのボケはなんだか騒がしい感じがします。
サードレンズではシグマは解像度と色味が定評がありますが、ボケはタムロンの方が定評がありますね。
なんでも溶けるような淡い色味とボケでポートレートを撮るときに最適だとか。
まぁ、そんな感じでボケ1つとってもレンズによって結構差が出たりします。
みなさんもぜひ自分の好みの1本を探してみては?
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