今日も新刊でも買おうかとフラフラしてたんですが、ふと目についた漫画を買ってきちゃいました。
二ノ宮和子さんの「87 CLOCKERS」。
二ノ宮和子さんといえば、前に超人気となった「のだめカンタービレ」の作者ですね。
のだめは私も大好きでした。
そんな二ノ宮さんが今度はジャンプ改にてPCのオーバークロックの最速を目指すというなんともニッチな漫画を書いたものです。
てか連載してるジャンプ改って聞いたことも見たこともないような・・・。
前にちょくちょくネットで話題に出てたんで気にはなっていましたが、今回新刊が出てたということでまとめて買っちゃいました。
PC関連の話しなら私も好きですし。
ただ、メインが自作PCでのオーバークロック勝負ということでちょっと内容的にアレかなとか普通にPCネタ通してくれるならそれでいいようなとか思ってましたが、そこはいい意味で期待を裏切られました。
うん、面白い。
この人の漫画はいちいちキャラが面白いですよね。
なんか魅力的というか個性豊かというか。
ただ、どうしようもなくダメな男を出すのがポリシーというか癖なんでしょうか。
前ののだめの千秋様も才能あるけど悪く言えば性格に難ありのDV男でしたが、今作にも才能はあるけど性格に難ありで警察レベルのDV野郎が出てきます。
同性の私からみても殴りたくなるような自己中ですが、それが話が進むに従って色々なんかあるんでしょう。
ってか、女性は多少いい加減で自己中の男の方が好きなんですかね?
え?そんなことない?
ともあれいい漫画をまた一つ見つけました。
とここまで漫画のレビューをしてきましたが、みなさんは”オーバークロック”というのが何なのか分かりますか?
簡単に言うと、マシンのスペックのその先の性能を引き出すことなんですが。
車に例えるとルパン三世とかがたまにやるニトロのようなものですね。
こう、車のトランクがガバっと開いてすんごい火が吹き出ながら超加速するアレです。
あれはエンジン内に燃焼性のガスを吹き付け、エンジン出力を一時的にアップさせるカスタムです。
ニトロといますがダイナマイトなどの原料であるニトログリセリンとは何の関係もないのであしからず。
エンジン出力をアップさせるには他にターボチャージャーやスーパーチャージャーと言われるものがありますが、それらもエンジンに空気を過給することでエンジンの出力をアップさせるシステムとなってます。
いずれにしてもエンジン本来の出力よりもより大きい出力を生み出すためのカスタマイズですね。
オーバークロックとはそれをPCでやるわけです。
本来のパーツのスペック以上のスペックを引き出すことをオーバークロックといいます。
一般的にはオーバークロックというとCPUの性能アップを指す場合が多いですね。
CPUはPCの脳味噌と呼べるパーツで性能が高ければ高いほどクロック数が高くなっております。
しかし、いくら良いパーツを組んでもパソコンの性能を向上させるためにはある大きな問題があるのです。
それが”熱”の問題です。
みなさんも激しい運動をすれば体から多くの熱が発散されますが、PCもそれは同じ。
激しい作業をすればするほど熱が放出されます。
そしてPCの温度が高くなればなるほど作業効率は落ちてくるわけです。
最終的にはオーバーヒートしてしまいPCが壊れちゃいます。
ですので、いかにPCを冷やすかがPCの性能アップの鍵となるわけですね。
この漫画でしてるCPUのオーバークロックも一番の問題は熱です。
CPUは普通ヒートシンクを通してファンによって冷却されております。
この熱伝導がうまく伝わってないと前の私のPCみたいに頻繁に電源が落ちることとなります。
今はCPUのクーラーを交換したのでだいたい30~45℃前後で安定しております。
他に持ってるMacBookとかはちょっと重い作業をやらせるとすぐ60~70℃前後まで上がるのでかなり危険ですね。
80℃近い温度で作業してるとPCにとってかなりの負担になりますからね。
ちなみに普通のPCはファンを回すことによって冷却する空冷ですが、他にも水冷やこの漫画では液体窒素を使った冷却なんてのも行ってます。
え!液体窒素!?
と思うかもしれませんが、こいつをCPUにかけて冷却してやるだけでCPUの性能はグンと上がりますので熱というものがいかにPCの性能を引き下げてるかがよく分かりますね。
というわけで今日はこの辺で説明を終わっておきましょうか。
この漫画の続きもどうなるのか気になるので早く新刊でてくれないかな~。
0 件のコメント:
コメントを投稿