みなさんも昔、偏光板とか使って実験したことはないですか?
2枚の半透明のフィルムの重ね方を変えると黒くなったり透明になったりするアレです。
大学時代は岩石の薄片標本を観察するのに使ったりしてました。
まぁ詳しい原理はここでは書きませんが、簡単に言うと光は波であり、普通はいろんな方向に振動してるんですが、それをある一定方向の振動の光しか通さなくする働きをするもの、それが偏光板です。
え?よく分からない?
まぁ、原理なんて知らなくても使えばどうなるか知ってれば問題ありません。
PLフィルターを使用すると反射光を軽減することができます。
つまり
・ガラスの反射をなくして水槽の中が撮れたり
・水面の反射をなしくして水中の様子がしっかり撮れたり
・青空とかがより鮮やかに撮れたり
そんな効果があります。
今回買ったものは結構安物で(1000円ちょいくらい?)その効果がちゃんとあるのか疑問でした。
なんせ純正やちゃんとしたメーカーのものはフィルターの大きさにもよりますが、ウン千円するものもありますからね。
ちなみにPLフィルターには2種類あってデジタル用はサーキュラーPL(C-PL/円偏光)フィルターというものです。
最近はどのカメラもデジタルなんでただのPLフィルターと書かれたものも、C-PLフィルターであることもありますが、安物とかちょっと古いのはただのPLフィルターなので、万が一買ってしまった場合、デジタルカメラでは使えないんであしからず。
買うときは要注意!です。
まぁ、ものは試し。
実際にレンズに付けて撮り比べてみましょう。
PLフィルターなし
PLフィルターあり
どうでしょうか?
差が分かりましたか?
PLフィルターを使用したものは水面の反射が抑えられ、水底が見えますね。
水族館で仕様したりすると水槽の表面の反射が抑えられ、中の魚がクッキリ撮れたりできるので結構オススメです。
ただし、注意としてPLフィルターは上の写真で見ての通り、ちょっと暗い色がついてます。
よってこれをレンズにつけるとちょっと薄暗くなるので、暗所には弱くなりますね。
また、物によっては解像度の低下や色味が変わったりします。
そのへんは何度も使って癖を確かめていくのがいいでしょうね。
続いては青空です。
PLフィルターなし
どうですか?
下のPLフィルターを使用したレンズの方が空の青が鮮やかに出ています。
また、雲もより立体的に見えるかも。
とこんな感じでPLフィルターを使うと一風変わった写真が撮れます。
よく、広告とかで鮮やかな青空とかの写真がありますが、それらはPLフィルターを使用して撮っているのかもしれませんね。
また、PLフィルターは光源から90℃の角度を撮影するのが一番効果的らしいです。
日中の太陽がてっぺんにあるときでなく午前か午後、太陽が傾いてる時に太陽に対し90℃の方角を撮影するときっと鮮やかな空が写せると思いますよ。
ちなみに逆光ではほとんど効果がないそうです。
またいろいろ試してみたいですね。
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