出石には城下町があり、皿そばなどが有名だ。
とりあえず、その町についたら最初は観光センターに行くのがベストだろう。
外に出ると今にも降り出しそうな曇天とむせ返るような空気が漂っている。
暑い。
観光センター前で案内図を取り、それから周辺の散策に向かった。
ここの観光センターの周りだけでもいろんな建物を見ることができる。
あちらの方には「辰鼓楼」と呼ばれる時計台が見える。
そしてその時計台の横には立派な市役所がある。
そして観光センターの正面が「出石城」である。
観光センターの隣には武家屋敷があり、この駐車場からもいくつもの施設にアクセスできるようになっている。
では早速出石城の方に向かって行こう。
と、画面左端の方に何かあるのが見えるだろうか?
いくつもの風鈴が紐で釣られ、風に揺らめいでいる。
多くの風鈴の鳴る音が当たりに響き、少し涼し気な感じになった。
そして城門をくぐる。
さぁ、城内はどんな感じかとワクワクして一歩を踏み出してみたら・・・
突然、雨が降り出してきた!
それも小雨ではなく結構大粒のものが。
さぁどうする?
【選択】
・引き返す
・このまま進む
そりゃもちろん、
・引き返す
・このまま進む ←
に決まってるでしょ。
カメラをバッグに入れ、城の方へと向かっていった。
スコールのような土砂降りならともかく多少の雨にあたった程度で人は死なない。
カメラバッグの性能を信じて今は足を進めるのみである。
前に話したことがあるが、私の持ってるカメラバッグは基本的に撥水性である。
今回持ってきたのは特にその中でも防水が期待できるビリンガムのハドレープロ。
生地と生地の間にゴムが挟んである狩猟カバンをモチーフとしたカメラバッグである。
ちなみにカメラの方は防滴防塵加工がしっかりされてるD700をメインとして使っていこうと思う。
しかし、レンズは安いシグマ製なので油断は禁物。
さっと撮ってさっとカバンにしまうことを繰り返す。
城内は適度に木々が茂っており、直接雨が当たることを防げる。
できるだけ、カメラに雨粒がかからないようにしながら、城の隣にある稲荷神社を目指す。
この赤い鳥居が連続して立ち並ぶ重圧感は稲荷神社でしか味わえない。
画面奥に見えるのは観光客で決して見えてはいけない何かではないので安心してほしい。
緑に茂る木々に赤い鳥居、そして白い城壁。
なかなかいい色合いだ。
とは青空が写っていれば最高なのだが・・・。
ちなみにこれらを撮ってる間ももちろん雨は降り続いている。
鳥居周りは上の木々も多く、多少はマシだがそれでも冷たい雨粒が頭に当たることを感じる。
そしてバッグについた丸い雨跡がどんどん増えていくのを感じる。
そして頂上に到着。
これ以上近づくと雨がきついのでかんべんしてほしい。
今日はズームレンズは持ってきていないのだ。
さて、見るもんみたし帰ることとする。
流石にこれで風邪をひいたら目も当てられない。
そして下りようと一つ目の鳥居をくぐった時に、セミの抜け殻を見つけた。
これも夏の風物詩。
そらが晴れ上がったらまた騒がしくコーラスを聞かしてくれるだろう。
そして先ほど城の方に向かった橋と逆の橋を渡って観光センターまでダッシュした。
これで出石観光は終わり。
そろそろ豊岡の方に向かおうと思う。
そして豊岡に向かって行ったら青空も見えてきた。
そして円山川沿いを車で走っている途中に何やら奇妙な鳥を発見。
飛んでいいる白い鳥はサギだとすぐに分かる。
キレイな白色なので多分シロサギだろう。
ちなみに個人的にはサギなんてアオサギとシロサギの区別しかしてないが、シロサギといってもシロサギという種はない。
コサギ・チュウサギ・ダイサギをまとめてシロサギと呼んでいるのだ。
普通田んぼとかで見られるのはコサギであることが多いと思う。
しかし、そのコサギとくらべてもずいぶんとでかい体。
そして羽の後部が黒いのが見える。
こいつをトリミングして拡大してみると・・・
おお!
これぞまさしく豊岡の鳥。
コウノトリである。
白いボディに後部が黒い羽、そして目の周りの赤い模様。
どこからどう見てもコウノトリ。
そしてこの近くにはもう1羽いており、続いて河川沿いを走っている途中にもう2羽見つけた。
なんだ、意外とそのへんで見えるんだなぁ。
流石は豊岡だなあとか思っていたわけだが。
親と豊岡で合流した後、コウノトリを見たことを話し、いまどの程度増えたのかと話をふったのだが、親曰く「80羽くらいらしいねぇ」だそうだ。
・・・少ない。
すっごく少ない。
なんかそのへんでホイホイ見かけたので(この前篠山に行った時にもそれっぽいのがいた)、200~300羽くらいいるんじゃね?とか思っていたのだが。
あとでHPでコウノトリ情報をみてみると
・飼育されてるもの 99羽
・野外にいるもの 82羽
だそうだ。
昔はそのへんで見ることができたらしいが、豊岡の方々にはぜひとも頑張ってもらいたいと思う。
そして豊岡観光、最後の締めはここである。
豊岡といえば「豊岡カバン」。
そう、豊岡はカバンが有名な市でもあるのだ。
とはいえ、ここは観光向けで特に目新しくもなく普通のカバンがちょっと安い価格からあるって感じの店。
ちょうど手頃なビジネス鞄が欲しかったので、2000円でよさげなのがあったのでそれを買って今日は帰ることにした。
いきなり飛び込んできた旅行計画だったが、十分堪能できたのではないだろうか。
今度行くときは誰かと一緒に天橋立でも歩こうか。
しかし、その時は真夏に行くことだけはやめておこう・・・。
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