最近はアベノミクスの効果か知りませんが円安になってきています。
つい2年前ほどは円高もいいとこで1ドル78円とか信じられないくらい円高でしたよね。
私が小学校くらいのころから大体1ドル=100円前後で計算できていたので、それと比べると幾分と計算しにくくなったものです。
とはいえ、その効果は絶大で国内の各メーカーは赤字を出し、倒産寸前のとこもあれば消費者側からすれば海外製品がとても安いといった状況が続きました。
確かウチの親が2年前くらいにPCを買ったのですがそのときは5万ちょいで結構良い性能のが買えたのですが今は軒並み値上がりしてますね。
例えば海外メーカーAcerやHPのノートPCが向こうで580ドルだとしますと、1ドル=78円のときは45,240円です。
しかし、1ドル=100円58,000円ですからね。
その差は12,760円です。
コレはでかい!!
またロードバイクとかも向こうで1,200ドルしていたものがあるとすると、1ドル=78円だと93,600円。
1ドル=100円だと120,000円ですからその差は26,400円。
このように元値の高いものほど価格差はでかくなっていきます。
ですから、国内の外車産業もさぞかし売上が伸びたことでしょう。
そういう感じなので昔の円高が良かったとかいう人もいますが、日本は大輸出国。
日本産業を支えるほとんどが輸出なので円高が続けば大企業の業績も悪化し、そうなるとその末端まで被害が出ますからね。
1ドル=360円まで戻れとは言いませんが、適度な円安は必要ですよね。
その証拠に自動車メーカーも円高脱却した瞬間に嘘みたいに各社黒字を出してますし。
ほんとあの時期は一体何だったのかと言わざるを得ません。
そういえば、円高中に倒産し更生手続が入ったメモリメーカー「エルピーダ」。
あそこも円安になったら黒字になったらしいです。
エルピーダは日本で唯一のPCのメモリを開発販売してるメーカーでその性能は海外産のと比べても引けをとらないといいますかそれより高性能なんですよね。
日本はPC産業はあまり活発じゃなく、昔あったPCメーカーもどんどん潰れて合併していく始末。
今も海外の安いPCに押されていますが、国内産というのははやり強みですので、こういう地場産業は国に守って貰いたいものです。
エルピーダも結局台湾のメーカーに吸収されちゃいましたので、こういうとこで日本の技術が流出していくわけです。
そうなると海外で高性能なメモリなどが開発され、結局日本のクビを絞めることになるののどうにかならないのかなぁ。
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