FAXを選ぶ その１

うちのFAXの調子が悪い。
いつから置いてあるものか分からないが最近調子が悪いらしいのだ。
ちょっと前から送信するとき紙がなかなか入ってくれないのは知っていたが、受診の方もちょくちょくミスったりするらしい。


正直、21世紀にもなってFAXなんて前時代的ではないかと思うのだが日本は世界的に見てもネット後進国だ。
メールですべてやり取りできるならいいが、未だにFAXの需要はそう少なくない。
なのでうちもFAXをなくすという選択肢はまだない。
ではどうすればいいか。


そして話し合った結果出た案が

１）FAXを買い換える
２）古いFAXを知り合いからもらう
３）FAX受信メールサービスを利用する

の３つだ。
まず、２）の「古いFAXを知り合いからもらう」に関してだが今も古いFAXを使ってるのにまたお古のFAXを貰うのがベストかということ。
前にも1度古いFAXを借りてきてそれに変えようとしたことがあるらしい。
だが、古すぎて上手く行かなかったそうだ。
今回の借りてこれるFAXはそこまで古くなくても、結局は型落ちの中古品である。
どれだけ摩耗してるかわからないし、問題の解決というよりは問題の先延ばしの気がしてならない。



次に３）の「FAX受信メールサービス」を利用すると言う方法。
前からこのようなものがあるのは知っていたが、詳しく調べてみるのは初めて。
うちはNTTのフレッツ光を利用しており、その中にもFAXメール受信サービスがあった。
HPを読み、センターの人にも色々聞いてみると以下のことが分かった。

①サービスを受けるには今使用している電話番号とは別のものが必要。
②工事費＋月額300円ほど余分にかかる。
③FAXの送信は不可。

①、②に関して言えば新しいFAXを購入するのにも金はかかるのでさほど問題ではない。
もちろん、トータルコストを考えればどちらがどうかという問題になってくるが。
ただし、③は致命的である。

やはり、使用頻度は少ないがうちからFAXを送信する機会ももちろんある。
だが、FAX受信メールサービスは文字通り送られてきたFAXをメールを介して知らせるサービスだ。
送信には対応してない。
受信だけこのサービスに任せて、送信は古いFAXを使うという案も上がったが正直面倒だ。
それに送信にも不具合が出てるのに、その機器を使い続けたら結局これも問題の先送りと言わざるを得ない。



ということで、必然的に１）の「FAXを買い換える」が最有力候補に上がってきたわけだ。
あとは何のFAXを買うかだ。

個人的には感熱紙式の古いタイプよりどうせなら複合機（スキャン＋プリンタ）にFAXの付いているモデルにしたらどうかと提案した。
なぜなら、そういうモデルの最新機種なら恐らく受信したFAXを印刷せずに見る方法がいくつもあると思ったからだ。


複合機で印刷すると恐らく印刷コストは感熱紙より高い。
紙代＋インク代がかかりこの維持費がバカにならない。
だが、いちいち着たFAXを印刷しないでもその内容がわかればかなりのコストカットになる。
まぁ、そんなに頻繁にFAXが来るかと言われればNOだが。
個人的にはFAX付き複合機の最新機種が見てみたいと思ったのが大きな理由だがそれはもちろん口には出さない。


さて、FAX付き複合機と言われると真っ先に浮かぶメーカーはやはり「brother（ブラザー）」だろう。
業務用コピー機から民間向けには安価で安く低コストな複合機を出してる会社だ。
え？意味が全部同じかって？


ブラザーといえばなんといってもその値段。
他と比べて値段がとっても安いのだ。

複合機でデカイシェアを持っているのは恐らくキヤノン、エプソンの2強だろう。
私も複合機を買うならこの2社から選ぶ。
てか、うちにある複合機はキヤノンのものだし。
マニアックなところでHP（ヒューレット・パッカード）もあるが、インクの入手のしやすさや性能から考えてキヤノン、エプソンでまず間違いない。


というくらいブラザーと2社では性能に関しては差がある。
それはブラザーの中の人も言っている。
しかし、値段とコストに関し言えばブラザーに軍配が上がる。

本体価格も他と比べて安いし、キヤノン、エプソンがこだわり続けて今や5色や6色にもなったインクもブラザーは4色だ。

それに写真印刷の鮮やかさは劣るが機能的にはブラザーは2社より1歩飛び抜けている。
例えば、インクのセットを本体前部から簡単に行えるようにしたのはブラザーが最初だし、無線LANをかえさない直接無線接続アドホック通信を搭載したのもブラザーが最初。
確か用紙セットを前のカートリッジから補充できるようにしたのもブラザーが始めた気がする。

というように、新機能を付け他社より使い勝手を求めているのがブラザーというメーカーなのだ。
大学時代に実際会社の人と話す機会があり、その辺を力説してくれた。


そしてFAX付き複合機に力を入れてるのもブラザーというイメージなのだ。
というわけで、ネットで色々調べてブラザーのある機種に当たりを決めた。


そして実際、それがどんなものか家電量販店で見に行ったのである。


>>続く