2014/01/30

現代美術とは ~県立美術館 ポンピドゥー・センター・コレクション展~

今日は天気が良かった。
雲ひとつ無い快晴。


こんな日は何処かに行きたい。
そういう気分にさせてくれる天気だ。


そんな訳でちょっと気になるところに行ってみた。


兵庫県立美術館。
今はポンピドゥー・センター・コレクション展をやっているらしい。


しかし、ポンピドゥー・センター・コレクションと言われてもピンと来ない。
ポンピドゥー・センターはフランスのパリにある総合文化施設らしいが、そこの現代美術を展示しているらしい。
現代美術、ぱっと見スゴイかどうか、というより作品かどうか一般人にはそれすら理解できなさそうなそんなイメージ。


ちなみに兵庫県立美術館は建築家安藤忠雄氏によって設計された建物で、それ自身がひとつの作品といってもいいだろう。
中もなかなか面白い作りで、使い勝手や機能性というよりデザイン性を重視した建物である。


(写真はWikipediaより)

時間がアレばこの建物もくまなく見学してみたいもんだ。
ちなみに今日ここに行くことを選んでみたのはちょっと見てみたいものがあったから。
別にポンピドゥー・センター・コレクションがメインではない。


それは一昨日くらいのテレビの特集でやっていたのだが、なんでもこの美術館の屋根にいるらしい。
建物が近づいてくるとそいつの姿が見えてきた。

ばばん!
一体何かお分かりだろうか?
まぁ、こいつのことは後で触れるとしてまずは美術館の中身から話していこう。



地下駐車場に入ってこの螺旋階段を上ると受付のある1階にいける。
ちなみにこの横の通路奥にはエレベーターもある。



中はこんな感じ。
これの右側が展示室となる。
左側が受付だ。

駐車券はここのインフォメーションセンターに渡すと処理してもらえる。



展示室に入れば写真は撮れないので内部の写真はこれで最後だろうか。
こんな感じで面白いデザインの建物である。


この奥が展示室。
受付でチケットを渡し中に入る。


この美術館の独特の空気、香りは嫌いじゃない。
展示品にとって最適な環境は人間にとっても居心地のいい環境である。


そしてグルっと展示品を見て回るが・・・。



うん、分からん。
上のHP案内にあったものに限らずこの現代美術ないし現代アートというものはどうもこう感性を刺激しないというかふ~ん・・・と言った感じ。


そもそも現代アートとはなんぞや?という疑問もあるが、コレ自体従来の「美術」や「芸術」の作品概念に囚われない前衛的で新しい芸術表現ということだが。
そりゃ枠に囚われないことは大切かも知れんが、一般人的には何がどうすごいのか伝わりにくいしかといって逐一説明されても唸る他無い。


個人的に芸術というものはある種の人の限界であり、一般人にとってはとても真似できないような創造(想像)をいくもので、何も知らずに見てもそれ自身が大変な魅力を秘めているそんなものだと思う。
しかし、この現代アートというのはそういった一般的な感覚を如何にねじ曲げて奇をてらうかが重要という感じで。


ただ、でかいキャンバスに灰色の絵の具を塗って作品名「グレー No.360」とかされてもこれを塗るのにどれだけの絵の具が必要だったのかなぁとかしか思えないのである。


もちろん、こっちは芸術の勉強をしてるわけではないし、センスがあるとは思わない。
ただ、そういった人間にもひと目で惹きつけられる作品もあるのが事実で、現代アートの多くは分かる人は分かるけどお前は分かるか?ん?と向こうから問いかけられてるような。
そういうものが多いと感じてしまうのだ。


今回見たのは、そんなただ塗り分けしたような絵やメモ書き、走り書きのようなスケッチ。
タイヤを積み上げただけ作品や写真のコラージュなど。

また映像作品もいくつかあり、暗闇の部屋の奥に積まれたブラウン管に写るだれかの部屋や年明けのお祝いの花火映像に音楽をつけたもの、集めた玩具の影絵などなど。


ちょっと私にはよくわからない作品であったが、それらが世界で評価されてることも事実で芸術の世界のある意味面白さというか興味深さを感じ取ることが出来た。


あとすべての展示室を見終えてお土産コーナーに行った時、ふと外をみるとビルに映ったマンションがこんな感じになっていた。



なんか真四角のマンションがズレて歪んで悪魔城っぽくなってる!
恐らくガラス張りのビルの窓のガラスが適度に角度が付いているからだと思うが。


偶然なのか狙ってやったのかは分からないが、こちらのほうが自分にとってはよっぽど分かりやすい現代アートだと感じた。


最後に最初に見せた美術館屋根にある謎の物体について。

実はコレ



カエルである。
緑と黄色の縞柄模様で腹は橙と赤。
頭に白と赤のとんがりボウシを乗っけている。


このカエルは「美カエル」といい、何でもラバーダックの作者とも知られるオランダのアーティスト、フロレンティン・ホフマンが手がけたものなんだそうな。
名前は公募し、この近辺のミュージアムロード活性化のためのシンボルなんだそうな。


下から見ても結構な迫力。
今、この街周辺はこの美かえるカラフルプロジェクトが進行しており、駅周辺や飲食店にもコラボ商品があるらしいので、また気になった方は色々見てみると面白いかもしれない。




ゆう
ゆう

旅行とカメラが趣味のゆうが撮影した写真をただただ紹介するだけのブログです。頑張って更新していきます。

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